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分子設計技術

コードNo. 0111
発 刊 1989年4月15日
代表編集委員
(所属・役職は
発刊当時のものです)
岡田 正和
広島大学生物生産学部教授

菅野 卓雄
東京大学工学部電子工学科教授

米澤 貞次郎
京都大学名誉教授/近畿大学理工学総合研究所教授

山岸 俊一
岡崎国立共同研究機構生理学研究所教授

太田 隆久
東京大学農学部農芸化学科教授

価 格 本体55,500円+税
体 裁 A4判上製 432頁
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新構造・新機能・生体機能を生産する横断的超テクノロジー=「分子設計」を、設計・生産・評価・解析まで物質群・機能群でクロスカッティングした初めての集大成書!

■ 主要構成

第1部 分子の設計
第2部 分子性固体の構造設計
第3部 分子性固体の機能と評価
第4部 生体機能の分子設計
第5部 分子設計を利用したデバイスおよび機能素材
第6部 将来展望
付属資料 分子設計の理論

本書序文「分子設計への招待」 より一部抜粋

ひょっとした瞬間に「生物は不思議な働きをするものだな」と思うことがあろう。それは生物のもつ巧妙な機能に対する驚きなのだ。生物の機能を情報、エネルギー変換、運動、発生・分化などに分けることにしよう。これらのなかで、私たちが生命現象として特に感動するのは、発生・分化機能ではなかろうか。生命が芽生え、各細胞がみごとな統制のもとに機能分化していく過程をみれば、神さまのみがなせるわざといった感じをいだかずにはおれまい。
これまではバイオテクノロジーとは生物または生体を形成している分子・分子集合体の機能を人類文化のために有効利用する技術であるというカテゴリーでこと足りた。しかし、これだけでは、今のバイオテクノロジーの内容(本書第4章生体機能の分子設計など)が十分反映されているとはいえなくなってきている。現在、バイオテクノロジーとは、生物科学の研究成果を基調として、主に分子(たとえば酵素、タンパク質、脂質など)分子機械(生物は有機系分子のもつ機能を巧妙に使っているシステム)のレベルにおける総合化した機能を目的意識を持って利用する科学・技術(「分子設計技術」)であるといった方がよさそうである。遺伝子工学、タンパク工学、細胞工学などがその例である。
グローバルな視野から、従来たて割り方式の専門分野で、分散して研究が推進されている分子設計に関する成果をもちよって、「先端科学技術」というカテゴリーに位置づけられているタンパク工学、遺伝子工学、細胞工学、CADD(Computer Aided Drug Design)、分子・バイオエレクトロニクス、分子素子工学などの学問領域から横断的に「分子設計技術」という切り口を出して、見なおす方向で研究課題の整理を試みる必要があると思う。
しかし、それには文献、調査資料、研究報告などが散らばっていて、研究者の問題意識だけが先走ってしまい、なかなか研究の指導原理や課題の整理が困難な状況にある。それを打開するためには、学術的、横断的に「分子設計技術」に関する学問研究の方針を確立し、研究課題をクリアーするための指針となりうる新しい学問領域をうち立てなければならない。このような発想を骨子として企画したのが本書『分子設計技術』である。
本書は、第1部では設計理論、医薬品・農薬や生体分子などの設計について、第2部には有機・生体系の分子集合体の構造設計、なかでもLB膜や真空蒸着膜の作り方を具体的物質・材料を例に解説し、第3部では機能・構造に関する評価法を詳しく議論し、第4部では生体物質および生体適合物質の分子設計について述べ、第5部では分子設計を応用した機能素材の利用に触れ、第6部では将来展望をとりあげるという斬新な展開を試みている。
内容はわかりやすくし、生物系と非生物系の両分野の研究者、技術者に違和感のないように心したつもりである。
一方、「分子設計技術」をできるだけ広い意味に解釈して、分子1個の構造デザイン、分子集合体のデザイン、生体系における分子設計と機能の検証なども含め、引用文献を豊富にし、事例集として使うことが可能な便覧風モードとしてまとめあげた。
代表編集委員 岡田 正和

■ 内容目次

第1部 分子の設計

第1章 分子設計序論 [米澤貞次郎]
  1. はじめに
  2. 分子設計のケーススタディ
    2.1 染料中間体
    2.2 液晶物質
    2.3 医薬・農薬の分子設計
    2.4 合成金属(導電性物質)
    2.5 その他の問題
第2章 設計の理論

第1節 構造・物性指向
  1. 構造指向 [諸熊奎治]
    1.1 有機金属錯体のアゴスティック構造
    1.2 有機金属錯体の触媒サイクル
    1.3 ケイ素化合物の安定性の予測
    1.4 展望
  2. 物性 [山口兆/那須奎一郎/諸熊奎治]
    2.1 電子・光機能性物質の設計に向けて
    2.2 Ab initio計算と合性磁性体の設計
    2.3 Ab initio計算と高温超伝導
第2節 反応指向 [笛野高之]
  1. 反応経路
  2. 反応形式と反応機構
  3. 反応速度
第3節 設計理論の問題点 [米澤貞次郎]
  1. 分子設計と分子の性質
  2. 分子の性質と理論的な取り扱い
    2.1 サブ・モレキュラーな性質
    2.2 分子的(モレキュラー)な性質
    2.3 スーパーモレキュラーな性質
  3. 分子設計システムの構築
第3章 分子設計システム、医薬・農薬の分子設計 [植木康之/梅山秀明]
  1. タンパク質モデリング
    1.1 一次構造マッチング
    1.2 三次元モデリング
    1.3 全体構造の検査および最適化
    1.4 プロテインエンジニアリングへの応用
  2. 2. 薬物 - 受容体ドッキング
    2.1 モンテカルロダイナミックス法
    2.2 メソトレキセート(MTX)-ジヒドロ葉酸還元酵素(DHFR)系
    2.3 Benzyloxycarbonyl phenylalanyl alanylmethylene(ZFA) ─ パパイン系
  3. BIOCESによるモデリング
    3.1 ヒト組織プラスミノーゲンアクティベーター(t-PA)L鎖のモデリング
    3.2 ヒト腎レニンのモデリング
第4章 高分子設計の課題 [竹本喜一]
  1. 高分子の構造、分子量の規制
    1.1 リビング重合
    1.2 包接重合
    1.3 トポケミカル重合
  2. 高分子のモノマー序列規制
    2.1 交互共重合
    2.2 マトリックス重合の展開
    2.3 高分子支持台を用いるシーケンシャル重合
  3. 高分子集合体に関する技術
第5章 生体分子の設計  [森島 績]
  1. なぜヘム蛋白質か?
  2. ヘム蛋白質の構造と機能の相関を解明するための研究手法
  3. ヘム蛋白質の構造 ─ 機能相関の解明から分子設計へ
第2部 分子性固体の構造設計

第1章 分子性固体の選択配向制御 [齋藤嘉夫/岡田正和]
  1. 方位配列とエピキタシー
    1.1 方位配列とエピキタシーにかかわる因子
  2. 吸着エネルギー
  3. 真空蒸着法による分子薄膜の成長機構
    3.1 塩素化銅フタロシアニン
    3.2 ステアリン酸
第2章 分子性固体の設計プロセス
  1. 固体表面への分子の吸着[河津 璋]
  2. 分子膜形成の素過程[吉田泰彦/柏木邦宏/村山洋一]
    2.1 分子膜形成法
    2.2 有機高分子膜形成過程
    2.3 複合膜形成
第3章 LB膜の分子構築法
  1. 構築法(1):基礎 [入山啓治]
    1.1 単分子膜の構成法
    1.2 単分子膜に一定表面圧を与える手法
    1.3 LB膜の構成法
    1.4 LB膜のデザイン
  2. 構築法(2):合成分子系[川端康治郎]
    2.1 機能の設計
    2.2 単分子膜の面内での配列制御
    2.3 水面上での多層膜の構築
  3. 構築法(3):蛋白質、酵素など[雀部博之]
    3.1 ポリペプチドLB膜の構築
    3.2 紫膜LB膜の構築
    3.3 抗原膜、抗体膜の構築
  4. 構築法(4):非線形光学薄膜[岡田修司/中西八郎/加藤政雄]
    4.1 非線形光学効果とは
    4.2 有機化合物の特徴
    4.3 非線形光学用LB膜
第4章 PVDの構築法
  1. 真空蒸着法 [稲岡紀子生]
    1.1 真空蒸着法の概要
    1.2 分子設計の分子配向制御
  2. イオンプレーテイング [村山洋一]
    2.1 低温プラズマ
    2.2 イオンプレーテイング装置
    2.3 イオンプレーテイングの効果
    2.4 反応性イオンプレーテイングとプラズマ重合
  3. 2.5 イオンプレーテイングの将来
  4. クラスターイオンビーム [山田 公]
    3.1 低エネルギーイオンビームの照射効果
    3.2 クラスターイオンビーム蒸着法
    3.3 クラスターイオンビームによる薄膜形成
  5. OMBE法 [山田 瑛/原 正彦]
    4.1 OMBE法とは
    4.2 有機薄膜のエピタキシャル成長
    4.3 OMBE法による有機薄膜
  6. 超微粒子 [墻内千尋]
    5.1 ガス中蒸発法における対流、温度分布、接合成長
    5.2 実験法
    5.3 直接抵抗加熱法による銅フタロシアニン粒子の生成
    5.4 二段ボート法による超微粒子の生成
第5章 分子集合体の構築技術
  1. 分子を集合させているもの [井口洋夫]
    1.1 分子を集合させている van der Waals力
    1.2 分子間に加わる力
    1.3 分子集合体から分子素子へ
  2. 有機金属の設計 [安西弘行]
    2.1 電荷移動錯体としての有機金属
    2.2 構築法
    2.3 有機超電導体との関係
  3. 分子間強磁性的相互作用の導入 [木下 實]
  4. 巨大分子材料 [土田英俊]
    4.1 高分子化ハイブリド小胞体
    4.2 分子配向状態とラジカル電合
    4.3 重合挙動と分子充填状態の相関
第3部 分子性固体の機能と評価

第1章 構造評価法

第1節 螢光顕微鏡 [宮野健次郎]
  1. 螢光顕微鏡の必要性
  2. 原理と構造
  3. 応用例
第2節 透過電顕・電子線回折 [八瀬清志]
  1. 透過電顕の構造と機能
  2. 電子顕微鏡の分解能
  3. 応用例
  4. 分析電顕 ─ STEM,EDX&EELS ─
第3節 分子性固体のX線回折 [小林速男]


第4節 分子集合体のX線回折 [中桐孝志/酒井邦裕]
  1. X線定在波法
  2. X線表面回折法
第5節 低速電子回折(LEED)  [尾浦憲治郎]
  1. LEED装置
  2. 指数づけ
  3. 強度測定法
  4. 分子吸着構造の解析
第6節 ペニングイオン化電子分光 [原田義也]
  1. 測定法
  2. PIESの特色
  3. 固体表面のPIES
第7節 A─PとSTMの複合化と不均質表面の解析 [西川 治]
  1. A─Pの原理と構造
  2. A─P分析の特長と制約
  3. STMの原理と構造
  4. STMの問題点
  5. A─PとSTMの複合化
第8節 ラマン分光法 [三石明善]
  1. フーリエラマン(FT-Raman)分光法
  2. 顕微ラマン分光法
  3. LB膜・高分子薄膜の測定
  4. 全反射法
  5. 多チャンネル分光法
第9節 有機表面分子のstatic SIMS [黒崎和夫]
  1. dynamicSIMSとstaticSIMS
  2. 銀箔上の有機化合物薄膜
  3. 厚膜表面分子への適用
  4. 最近の進歩
    4.1 負2次イオンの検出
    4.2 高質量数イオンの検出
第10節 フーリエ変換赤外分光法 [竹中 亨]
  1. 透過法
  2. 反射吸収法(RAS)
  3. ATR法
  4. 表面電磁波法(SEWS)
第2章 電子的機能の評価法

第1節 電子的反応追跡のための分光測定 [守谷哲郎]
  1. 透過法
  2. 反射吸収法(RAS)
  3. ATR法
  4. 表面電磁波法(SEWS)
第2節 誘電特性 [金子双男]
  1. 誘電特性の基礎
    1.1 誘電率と分極
    1.2 内部電界
  2. 種々の誘電分極
    2.1 電子分極・イオン分極
    2.2 配向分極
    2.3 界面分極および空間電荷分極
  3. 誘電分散
    3.1 複素誘電率
    3.2 電子分極・イオン分極の誘電分散
    3.3 配向分極の誘電分散
    3.4 界面分極・空間電荷分極の誘電分散
  4. 熱刺激電流(TSC)
第3節 電気伝導 [菅原昌敬]
  1. 有機固体の導電性
  2. 導電機構
  3. イオン伝導
第4節 紫外光電子分光(UPS)・低速電子分光 [関 一彦]
  1. 紫外光電子分光(UPS)
  2. LEELS, SEES, LEETS
第5節 接触帯電、光電収量 [葛西昭成]
  1. 接触帯電
    1.1 金属同士の接触帯電
    1.2 絶縁体と金属との接触帯電
    1.3 Contact Charge Exchange Spectroscopy
  2. 光電収量
第6節 機能性有機薄膜の電気化学的評価法 [佐々木和夫]
  1. 電気量測定
  2. CV法
  3. 電気伝導度の in situ測定
  4. AC impedance
第7節 リソグラフィー [森田慎三]
  1. リソグラフィープロセス
  2. 素子加工の微細化
    2.1 X線リソグラフィー
    2.2 電子線リソグラフィー
    2.3 イオンビームリソグラフィー
    2.4 走査型トンネル顕微鏡を用いた微細加工
  3. レジストプロセス
    3.1 多層膜レジスト
    3.2 完全ドライ化レジストプロセス
第3章 光学的機能の評価法

第1節 水面上単分子膜の分光評価 [今関周治]
  1. 可視・紫外分光
  2. 赤外分光
第2節 高分子膜の複屈折精密測定 [白濱一郎/小林駿介]
  1. 複屈折の光学的説明
    1.1 電磁波と屈折率
    1.2 偏光と複屈折
    1.3 屈折率楕円体
  2. 複屈折の物理的意味
    2.1 分子分極と複屈折
    2.2 光弾性効果
  3. 複屈折の測定
    3.1 複屈折の観測装置
    3.2 高周波変調素子を用いた複屈折位相差の自動測定装置
第4部 生体機能の分子設計

第1節 生体物質の分子設計

第1節 合成遺伝子の設計 [大塚栄子/三浦一伸]
  1. 概要
    1.1 合成を計画した遺伝子のヌクレオチド配列
    1.2 合成遺伝子の5'-および3'-末端
    1.3 制限酵素認識部位の導入
    1.4 Direct repeatの消去
    1.5 化学合成すべきデオキシオリゴヌレクオチドの設計
  2. 遺伝子の構築
    2.1 c-Ha-ras遺伝子の構築
  3. カセット変換による合成遺伝子の変換
    3.1 c-Ha-ras遺伝子の変換
第2節 蛋白質の分子設計 [今中忠行]
  1. 酵素高次構造の維持に必要な各種結合
  2. 蛋白質機能の人工的改変
  3. 部位特異的突然変異
  4. 蛋白質工学の手法と応用
  5. 酵素耐熱化のための分子設計基準
  6. 酵素耐熱化に寄与する各種アミノ酸置換の役割
  7. 触媒脳と基質特異性の改変
第3節 糖質の分子設計 [宮城妙子/立木 蔚]
  1. 生体成分としての糖質
  2. 糖質の分子構築
  3. 糖質の機能
  4. 糖質の分子設計
第4節 脂質 [彼谷邦光]
  1. 脂質分子の特徴
    1.1 脂質の分類
    1.2 脂質成分としての脂肪酸
  2. 生理機能と脂質
  3. 2.1 血小板活性化因子(PAF)
    2.2 ガングリオシドの生理機能
    2.3 リポアミドの生理機能
    2.4 脂肪酸の生理機能
    2.5 オキシエイコサノイド
  4. リン脂質代謝と情報伝達
    3.1 イノシトールリン脂質RESPONSE
    3.2 マスト細胞におけるリン脂質のメチル化反応と化学伝達物質
第5節 生理活性ペプチド [矢内原 昇]
  1. 生理活性物質の分離、生成と構造決定
    1.1 化学的検索法
    1.2 RRAおよびRIAによる検索法
    1.3 生理活性を指標とする検索法
    1.4 精製法
    1.5 構造解析
  2. ペプチドの化学合成
  3. 遺伝子工学による合成
  4. 抗体
    4.1 抗血清(抗体)の特異性
    4.2 特異性の検討
    4.3 単クローン抗体
  5. 生理活性ペプチドの化学構造と特異抗体
    5.1 C末端アミド構造の生成
    5.2 動物種によるアミノ酸配列の相異
    5.3 部分的に共通もしくは類似構造をもつ調節ペプチドの場合
    5.4 前駆体のプロセシング産物の多様性
第6節 生物毒・生体結合物質とNaチャンネル [横山一正]
  1. 細胞外よりNaチャンネルを閉塞する生物毒
    1.1 TTXおよびSTXに関する構造─活性相関
  2. Naチャンネルを修飾し持続的開放状態を作る生物毒
    2.1 Na依存性興奮性膜への作用
    2.2 GTXによるNaチャンネル改変の機序
    2.3 GTXに関する構造 ─ 活性相関
    2.4 GTXの作用部位
    2.5 その他のNa-channel modifiers
  3. チャンネルを細胞内面より閉塞する物質
  4. サソリ毒とイソギンチャク毒
第7節 生体膜 [山登一郎]
  1. 生体膜の構造と機能
    1.1 生体膜
    1.2 生体膜の分離法
    1.3 生体膜の構造
  2. 生体膜機能の研究法
    2.1 精製法
    2.2 再構成法
    2.3 その他の研究法
  3. 生体膜機能の分子設計
    3.1 膜蛋白質の分子設計
    3.2 集合体としての生体膜の分子設計
  4. 問題点と展望
第8節 生体細胞組織 [江口吾朗]
  1. アクチン分子の細胞骨格機能
    1.1 細胞骨格とは
    1.2 ミクロフィラメント
  2. 形態形成とミクロフィラメント
    2.1 色素上皮を例とした単層上皮のミクロフィラメント
    2.2 単層上皮のパターン形成とミクロフィラメントの役割
  3. 細胞接着分子
    3.1 カドヘリン分子
    3.2 カドヘリンと形態形成
    3.3 カドヘリンとアクチン
    3.4 細胞接着の分子設計へ
第9節 個体機能
  1. 共生現象の分子的背景 [石川 統]
    1.1 共生系の進化と物質の授受
    1.2 代謝産物の授受
    1.3 根粒菌とマメ科植物の共生
    1.4 アブラムシにおける細胞内共生
    1.5 遺伝子の授受
  2. センチュウで何が分かるか? [三輪錠司]
    2.1 情報処理としての生物
    2.2 生体情報処理と方法論
    2.3 C.エレガンス
    2.4 神経回路網と行動
第2章 生体適合物質の分子設計

第1節 人工骨 [小久保 正]
  1. 骨の構造と機能
  2. 人工骨材料の条件
  3. 人工骨材料の展開
  4. 生物学的適合性を得るための分子設計
  5. 力学的適合性を得るための分子設計
第2節 歯科材料 [青木秀希]
  1. 歯の構造と機能
  2. 歯科材料と分子設計
  3. 2.1 歯科用セメント
    2.2 人工歯根
第3節 人工血液 [大柳治正/斉藤洋一/山内紘一]
  1. 修飾ヘモグロビン
    1.1 ヘモグロビンの酸素親和性の低減化
    1.2 高分子結合ヘモグロビン
    1.3 カプセル化Hb
  2. 合成ヘム
  3. パーフルオロケミカル酸素運搬体
    3.1 PFCの性状
    3.2 フルオゾールの開発と現状
    3.3 PFCの分子設計
  4. PFCエマルションの新用途
第4節 人工血管 [児玉 亮]
  1. 抗血栓性の必要性
  2. 材料表面での血栓形成のメカニズム
  3. 抗血栓性材料の表面設計
    3.1 表面の化学修飾による方式
    3.2 生体物質結合による方式
  4. 人工血管の表面の分子設計
第5節 人工心臓 [井街 宏/渥美和彦]
  1. 生体心臓と人工心臓
  2. 人工心臓の現状
  3. 血液ポンプ
    3.1 血液ポンプの設計
    3.2 血液ポンプの種類
    3.3 血液ポンプの構成
  4. 血液ポンプの材料とその成型方法
    4.1 現在用いられている材料
    4.2 血液ポンプの成形方法
  5. 人工心臓用材料の限界
    5.1 抗凝固療法
    5.2 血液適合性の限界
    5.3 耐久性
  6. 血液適合性材料の新しい評価方法

第5部 分子設計を利用したデバイスおよび機能素材

第1章 分子機能材料

第1節 光学材料(光学界面特性) [太田和三郎]
  1. 反射防止膜
  2. その他の光学薄膜
  3. ガラスの化学的表面改質
第2節 電子材料 [水島光一/東 実]
  1. 概要
  2. 導電材料
  3. 2.1 電荷移動錯体
    2.2 高分子導電体
  4. 電気光学材料
第3節 超伝導材料 [笛木和雄]
  1. 超伝導と超伝導特性
  2. 金属、合金、金属化合物の超伝導特性と加工法
  3. セラミックス超伝導体
    3.1 炭化物、 窒化物系
    3.2 Chevrel型酸化物化合物
    3.3 酸化物系
第4節 レジスト(マイクロリソグラフィのための) [津田 穣]
  1. 量子化学的方法
    1.1 なぜ、量子化学的方法を用いるのか?
    1.2 量子化学的方法による現実的限界
  2. 量子化学的方法による予測と実験との対応
    2.1 ABCレジストフィルムの吸収スペクトル
    2.2 量子化学的計算によって新しくわかった事実
    2.3 光照射によるABCの吸収スペクトルの変化と反応機構
  3. 分子設計への応用
第5節 物理材料 [大野清伍]
  1. 圧電・焦電材料
    1.1 圧電材料の種類
    1.2 応用
  2. 有機強磁性材料
  3. 加熱発色材料
    3.1 不可逆加熱発色材料
    3.2 可逆加熱発色材料
  4. その他の材料 (感熱転写材料)
第6節 化学材料 [水谷文雄/飯島誠一郎]
  1. 化学材料とは?
  2. 材料の光学的性質の変化
  3. 材料の電気的、電気化学的性質の変化
  4. 化学的性質などの変化
  5. 化学─化学変換の制御および化学増幅
  6. 5.1 化学─化学変換の制御
    5.2 化学増幅
  7. 薄膜形成に利用される材料
第2章 分子デバイス

第1節 メモリデバイス  [田村眞一郎/瀬戸順悦]
  1. 1ビット/レーザースポット型光メモリ
    1.1 追記型光メモリ
    1.2 書換え型光メモリ
第2節 論理デバイス [林 秀樹]
  1. 共鳴トンネル現象を用いたデバイス
  2. ソリトンの伝搬を用いたデバイス
第3節 分子膜センサ  [森泉豊榮/マーナ・シーユッタサック]
  1. 分子膜ガスセンサ
    1.1 LB膜ガスセンサ
    1.2 バイオミメテックガスセンサの試み
  2. バイオセンサ
    2.1 タンパク質LB膜の固定化法 ─ Fromherz法
    2.2 固定化状態の最適化
    2.3 グルコースセンサへの応用
第4節 液晶の応用 [秋山隆一]
  1. 液晶材料の分子構造
  2. 分子配向制御
    2.1 垂直配向
    2.2 並行配向
  3. 電気光学効果
    3.1 透電異方性による電気光学効果
    3.2 自発分極による電気光学効果
    3.3 その他の光学効果
  4. 液晶の物理的性質と異方性
第5節 LB膜構築法の応用 [杉 道夫]
  1. 超薄膜作製技術としてのLB法
  2. 分子組織化技術としてのLB法
  3. エレクトロニクス関連の応用例
  4. 3.1 超薄絶縁膜
    3.2 微細加工技術への応用
    3.3 導電性LB膜の開発
第6部 将来展望

第1章 生物系  [品川嘉也]
  1. 生体系の理論はできるか
  2. 分子計算のこれまで
  3. 医薬品分子設計の現状
  4. 機能性高分子の設計
  5. 生体情報の分子機構
第2章 非生物系の分子設計技術の将来  [米澤貞次郎]
  1. 分子設計技術の現状
  2. 分子設計技術の将来展望
付属資料

分子設計の理論
  1. 量子化学的方法 [諸熊奎治]
    1.1 判経験的方法
    1.2 Xα法
    1.3 ab initio法
    1.4 エネルギイ微分法
    1.5 有効内殻ポテンシャル法
  2. 分子力学の方法 [大澤映二]
    2.1 原理および力場の公正
    2.2 パラメータの最適化
    2.3 問題点と見通し
  3. 分子構造、分子の疎水性の推算に関するソフトウェア[西岡孝明/赤松美紀/藤田稔夫]

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執筆者一覧(役職・肩書等はは発刊時のものです)
 
■代表編集委員
岡田 正和 広島大学生物生産学部教授
菅野 卓雄 東京大学工学部電子工学科教授
米澤貞次郎 京都大学名誉教授/近畿大学理工学総合研究所教授
山岸 俊一 岡崎国立共同研究機構生理学研究所教授
太田 隆久 東京大学農学部農芸化学科教授
 
■編集委員
笛野 高之 大阪大学基礎工学部化学工学科教授 (第1部担当)
米澤貞次郎 京都大学名誉教授/近畿大学理工学総合研究所教授 (第1部担当)
山田  瑛 理化学研究所高分子化学研究室主任研究員 (第2・3部担当)
山田  公 京都大学工学部付属イオン工学実験施設教授 (第2部担当)
加藤 政雄 通商産業省工業技術院繊維高分子材料研究所第三部長・材料工学研究室長(併) (第3部担当)
山岸 俊一 岡崎国立共同研究機構生理学研究所教授 (第4部担当)
太田 隆久 東京大学農学部農芸化学科教授 (第4部担当)
津田  穣 千葉大学薬学部総合薬品科学科助教授 (第5部第1章担当)
森泉 豊榮 東京工業大学理工学国際交流センター教授 (第5部第2章担当)
 
■ 執筆者(執筆順)
米澤貞次郎 京都大学名誉教授/近畿大学理工学総合研究所教授
諸熊 奎治 分子科学研究所理論研究系教授
山口  兆 大阪大学基礎工学部科学工学系助手
那須奎一郎 分子科学研究所理論研究系助教授
笛野 高之 大阪大学基礎工学部化学工学科教授
梅山 秀明 北里大学薬学部教授
植木 靖之 住友製薬株式会社研究所合成第一研究室
竹本 喜一 大阪大学工学部応用精密化学科教授
森島  績 京都大学工学部分子工学専攻助教授
岡田 正和 広島大学生物生産学部教授
齋藤 嘉夫 京都工芸繊維大学工芸学部電子情報工学科助手
河津  璋 東京大学工学部物理工学科助教授
吉田 泰彦 東洋大学工学部応用化学科助教授
柏木 邦宏 東洋大学工学部電気工学科助教授
村山 洋一 東洋大学工学部電気工学科教授
入山 啓治 東京慈恵会医科大学医科学研究所助教授
川端康治郎 通商産業省工業技術院化学技術研究所基礎部集合系物性科科長
雀部 裕之 理化学研究所生体高分子物理研究室主任研究員
岡田 修司 通商産業省工業技術院繊維高分子材料研究所分子工学研究室研究員
中西 八郎 通商産業省工業技術院繊維高分子材料研究所分子工学研究室長
加藤 政雄 通商産業省工業技術院繊維高分子材料研究所第三部長・材料工学研究室長
稲岡紀子生 弓削商船高等専門学校教授
山田  公 京都大学工学部付属イオン工学実験施設教授
山田  瑛 理化学研究所高分子化学研究室主任研究員
原  正彦 理化学研究所高分子化学研究室研究員
墻内 千尋 京都工芸大学繊維大学工芸学部電子情報工学科助教授
井口 洋夫 分子科学研究所所長
安西 弘行 通商産業省工業技術院電子技術総合研究所材料科学部光材料研究室主任研究官
木下  實 東京大学物性研究所凝縮系物性部門教授
土田 英俊 早稲田大学理工学部応用化学科高分子化学研究室教授
宮野健次郎 東京大学工学部物理工学科助教授
八瀬 清志 広島大学生物生産学部助手
小林 速男 東邦大学理学部化学科教授
中桐 孝志 キヤノン株式会社中央研究所電子材料研究部部長
酒井 邦裕 キヤノン株式会社中央研究所電子材料研究部研究員
尾浦憲治郎 大阪大学工学部電子ビーム研究施設助教授
原田 義也 東京大学教養学部教授
西川  治 東京工業大学大学院総合理工学研究科教授
三石 明善 大阪大学工学部応用物理学科教授
黒崎 和夫 富士ゼロックス株式会社理事総合研究所分析センター長
竹中  亨 京都大学化学研究所教授
守谷 哲郎 通商産業省工業技術院電子技術総合研究所材料科学部光材料研究室主任研究官
金子 双男 新潟大学工学部電気電子工学科助教授
菅原 昌敬 横浜国立大学工学部電子情報工学科教授
関  一彦 広島大学理学部物性学科助教授
葛西 昭成 東京理科大学理学部第一部応用物理学科教授
佐々木和夫 広島大学工学部応用化学講座教授
森田 慎三 名古屋大学工学部電子機械工学科助教授
今関 周治 株式会社日立製作所基礎研究所研究員
小林 駿介 東京農工大学工学部電子工学科教授
白濱 一郎 株式会社オーク製作所計測器部課長代理
大塚 栄子 北海道大学薬学部薬品有機化学講座教授
三浦 一伸 株式会社関西新技術研究所(KRI)バイオテクノロジ研究部部長
今中 忠行 大阪大学工学部醗酵工学科教授
立木  蔚 東北大学抗酸菌病研究所教授
宮城 妙子 東北大学抗酸菌病研究所生化学部門助手
彼谷 邦光 環境庁国立公害研究所環境生理部環境病理研究室室長
矢内原 昇 静岡県立大学薬学部製薬学科教授
瀬山 一正 広島大学医学部第一生理学教授
山登 一郎 東京理科大学基礎工学部生物工学科助教授
江口 吾朗 基礎生物学研究所発生生物学研究系教授
石川  統 東京大学理学部動物学教室教授
三輪 錠司 日本電気株式会社基礎研究所主管研究員
小久保 正 京都大学化学研究所教授
青木 秀希 東京医科歯科大学医用器材研究所助教授
大柳 治正 神戸大学医学部外科学第一教室助教授
斉藤 洋一 神戸大学医学部外科学第一教室教授
山内 紘一 株式会社ミドリ十字中央研究所製剤研究部長
児玉  亮 通商産業省工業技術院繊維高分子材料研究所生体工学部生体適合材料研究室長
井街  宏 東京大学医学部付属医用電子研究施設助教授
渥美 和彦 東京大学医学部付属医用電子研究施設教授
太田和三郎 株式会社リコー中央研究所太田研究室室長
水島 公一 株式会社東芝総合研究所研究主幹
東   実 株式会社東芝総合研究所主任研究員
笛木 和雄 東京理科大学理工学部教授
津田  穣 千葉大学薬学部総合薬品科学科助教授
大野 清伍 沖電気工業株式会社研究開発本部半導体技術研究所所長
水谷 文雄 通商産業省工業技術院繊維高分子材料研究所生体工学部主任研究官
飯島誠一郎 通商産業省工業技術院繊維高分子材料研究所生体工学部主任研究官
田村眞一郎 ソニー株式会社中央研究所第3研究部主任研究員
瀬戸 順悦 ソニー株式会社中央研究所第3研究部部長
林  秀樹 住友電気工業株式会社横浜製作所オプトエレクトロニクス研究所半導体デバイス研究部主任研究員
森泉 豊榮 東京工業大学理工学国際交流センター教授
マーナ・シーユッタサック 東京工業大学工学研究科博士課程
秋山 隆一 京都工芸繊維大学繊維学部高分子学科教授
杉  道夫 通商産業省工業技術院電子技術総合研究所超分子部分子機能研究室室長
品川 嘉也 日本医科大学医学部生理学教室教授
大澤 映二 北海道大学理学部科学第二学科助教授
藤田 稔夫 京都大学農学部農芸化学科教授
西岡 孝明 京都大学化学研究所助教授
赤松 美紀 京都大学農学部農芸化学科文部技官


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