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環境問題と接着・粘着技術

コードNO0186
発 刊1993年11月
編集委員長
水町 浩 東京大学 農学部林産学科 教授
編集委員
福沢 敬司 福沢技術士事務所 所長
地畑 健吉 東洋インキ製造(株)技術開発本部事業開発部 部長
大串 征夫 藤森工業(株)研究所粘着材料研究室 室長
価 格本体35,000円+税
体 裁A4判上製 272頁
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環境問題と接着・粘着技術 接着・粘着業界のための唯一の環境対応実務資料集!初めて「環境」の視点から接着剤・粘着剤の製造技術を詳述し、現場の対策技術・応用製品の実際を広汎に集大成!

主要構成

第1部 接着・粘着剤をめぐる環境・安全性規制の動向
第2部 接着剤・粘着剤の製造技術と環境対策
第3部 環境に優しい接着・粘着製品の実際

【発刊にあたって】

 現在は複合材料の時代である。 さまざまな素材が組み合わされ、複合材料やそれらをアセンブルした多種多様な製品が次々と開発されており、これによって我々の生活は便利で、且つ豊かになってきた。 新しい材料の開発は新しい応用分野を生み出し、これがさらに新しい材料の開発を刺激する。 このようなサイクルは今後繰り返されていくことになろう。 このサイクルの中で接着剤・粘着剤あるいは接着技術・粘着技術の果たす役割は非常に大きい。
 ただ、材料や技術の発展がしばしば“公害”を引き起こしてきたことは事実である。 地球環境保全の願いは人類共通のものであり、便利さを追求するあまり多少の環境汚染に目をつぶるということはもう許されない。 現に、内外においてさまざまな法規制が行われているし、また、各方面において無公害化やリサイクリングに関する自主的努力も進行している。
 これからの技術は、環境に対する負荷が最小になる形で発展せざるを得ないのである。
 本書では、あらゆる産業を縁の下から支えている接着剤・粘着剤に関わる環境問題に焦点を絞って、材料開発に際して当然考慮にいれなければならない環境対策やその問題点を幅広く取り上げ、解説するとともに、環境にやさしい接着・粘着製品の実例を紹介した。 本書が第一線の材料技術者の座右の書となることを期待している。
水町 浩

内容目次

序文―21世紀を目指した接着・粘着技術の新しい視点を!<水町 浩>


第1部 接着・粘着剤をめぐる環境・安全性規制の動向

第1章 わが国における法規制の動向と留意点<内野 篤>
  1. 主な適用法規の概要
    1.1 消防法
    1.2 労働安全衛生法
    1.3 毒物及び劇物取締法
    1.4 化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律
    1.5 環境関連法律
    1.6 輸送関連法律
  2. 化学物質の総合管理
    2.1 レスポンシブル・ケア
    2.2 安全性の情報提供
  3. まとめ

第2章 欧米における環境規制とその影響<田口 定雄>
  1. 環境問題と化学工業
    1.1 地球規模に拡大した環境問題
    1.2 持続可能な開発(SD)への取り組み
    1.3 企業も「エコ産業革命」模索へ
    1.4 環境派に変身図る化学業界
  2. 大気汚染と化学工業
    2.1 地球環境保護の先例:フロン規制
    2.2 大気汚染に再挑戦する米国
    2.3 すべり出した排出権取引
  3. 廃棄物削減とリサイクル
    3.1 始まったリサイクル社会への実験
    3.2 廃棄物最小化への取り組み
  4. 化学工業と社会的責任―結びにかえて

第3章 環境規制と接着剤・粘着剤との係わり<永田 宏二>
  1. 環境問題の多様な側面
  2. 接着剤・粘着剤に関する規制
    2.1 改正「オゾン法」
    2.2 改正「麻薬法」
    2.3 改正「輸出貿易管理令」
    2.4 改正「廃掃法」
    2.5 労働省告示第60号
    2.6 改正「悪臭防止法」
    2.7 その他の規制強化など
  3. 接着剤・粘着剤の現状と規制への対応
    3.1 接着剤・粘着剤の使用実態
    3.2 規制への対応
  4. 関連法規制の動向
    4.1 水質環境規準
    4.2 石綿代替品の取扱い指針
    4.3 環境基本法
    4.4 PL法
  5. 限界を超えて
  6. 結びにかえて

第2部 接着剤・粘着剤の製造技術と環境対策

第1章 接着剤の製造技術と環境対策

第1節 水性形接着剤<鈴木 利郎>
  1. 接着剤製造の概略
  2. 接着剤の原料と作業環境
    2.1 水分散形接着剤
    2.2 水溶液形接着剤
    2.3 縮合反応形接着剤
  3. 接看剤製造の自然環境に対する影響
第2節 有機溶剤形接着剤<若菜 吉之>
  1. クロロプレンゴム系溶剤形接着剤
    1.1 原料の役割と保管上の環境対策
    1.2 製造工程と環境対策
  2. 酢酸ビニル樹脂系溶剤形接着剤
    2.1 原料の役割と保管上の環境対策
    2.2 製造工程と環境対策
  3. 今後の課題
  4. まとめ

第2章 粘着製品の加工技術と環境対策<諸石 裕>
  1. 粘着剤の分類
    1.1 ゴム系粘着剤
    1.2 アクリル系粘着剤
    1.3 その他の粘着剤
  2. 特許から見た粘着製品の動向
  3. 粘着製品製造における環境対策
    3.1 溶剤系粘着剤
    3.2 エマルジョン系粘着剤
    3.3 ホットメルト系粘着剤
    3.4 反応型粘着剤
    3.5 カレンダー塗工
  4. 離型処理および下塗り処理における環境対策
  5. その他

第3章 接着剤の高機能化と環境対応<若林 一民>
  1. 構造接着
  2. 機能接着
  3. 短時間接着
  4. 無公害接着
  5. シーリング接着
    5.1 液形変性ポリサルファイド系シーリング材
    5.2 ダイアボンドDTシール
  6. 粘接看
    6.1 粘接着、粘接着剤
    6.2 粘接着剤の種類
    6.3 反応性ホットメルト粘接着剤
  7. 弾性接着
    7.1 弾性接着とは
    7.2 弾性接着剤とは
    7.3 変成シリコーン系接着剤(ダイアボンドDX533)
第4章 無溶剤粘着剤の開発動向

第1節 反応及び重合型粘着剤<中賀 賀章>
  1. 反応及び重合型粘着剤技術の特徴の概要
  2. 各無溶剤技術の特徴評価
    2.1 ホットメルト方式
    2.2 エマルジョン方式
    2.3 放射線架橋方式
    2.4 放射線モノマー重合方式
    2.5 その他(押し出し重合等)
  3. 放射線架橋技術の動向
    3.1 アクリルポリマー
    3.2 アクリルオリゴマー
    3.3 ジエン系、その他の技術
  4. 放射線モノマー重合技術
    4.1 課題
    4.2 モノマー重合法の機能的特徴
    4.3 取り組みの動向
    4.4 技術報告
  5. 押出し重合
    5.1 押出し機安定重合
    5.2 粘着物性の向上
  6. 結論
第2節 アクリル系エマルジョン粘着剤<大山 康彦>
  1. 技術開発の概要
  2. 技術開発動向
    2.1 アクリル系エマルジョン粘着剤でのモノマー組成
    2.2 アクリル系エマルジョン粘着剤での乳化剤利用
    2.3 アクリル系エマルジョン粘着剤での重合技術
    2.4 アクリル系エマルジョン粘着剤でのブレンド技術
    2.5 アクリル系エマルジョン粘着剤での架橋技術

第3部 環境に優しい接着・粘着製品の実際

(1) 電気機器・部品<原賀 康介>
  1. 接着プロセスにおける環境上の問題点
    1.1 部品の脱脂
    1.2 プライマーの塗布
    1.3 接着剤の計量、混合
    1.4 接着剤の塗布
    1.5 接着剤の硬化
  2. 環境に優しい接着
    2.1 部品の脱脂
    2.2 プライマーの塗布
    2.3 接着剤の計量、混合
    2.4 接着剤の塗布
    2.5 接着剤の硬化
  3. 接着の利点の積極的活用
    3.1 軽量化による省資材、省エネルギー
    3.2 プレコート鋼板の採用による塗装工程の廃止
    3.3 3K作業の廃止
  4. 電気機器・部品における実施例
    4.1 エレベーターの壁・扉パネルの組み立て
    4.2 照明機具の組み立て
    4.3 産業用換気扇の羽根組み立て
    4.4 高解像度CRTの前面ガラス接着
  5. 今後の課題

(2) 情報電子機器の接着<元起 巌>
  1. 微粉体とバインダーの役割
    1.1 磁気テープ
    1.2 電磁波シールド用・帯電防止用塗料
    1.3 導電性接着剤
    1.4 プラスチックボンド磁石
  2. 封止・シーリング
    2.1 半導体素子の封止(パッケージ)
    2.2 光ディスク・液晶パネルのシーリング
    2.3 受光素子、LEDの封止
  3. 機能性薄膜
  4. 機構部品
  5. 回路形成、絶縁、固定、保護
(3) 自動車<北川 英夫>
  1. 自動車における接着剤利用の現状
  2. 接着剤の利用で地球環境にやさしい自動車を
    2.1 自動車と地球環境と接着剤の関係は?
    2.2 鋼構造の軽量化では?
    2.3 異材接合による軽量化では?
    2.4 材料リサイクルでは?
  3. 自動車の構造接着で求められる接着剤と技術課題
(4) レジャースポーツ<岩田 立男>
  1. 環境に優しい接着技術推移
  2. 楽器の実際例
  3. スポーツ用品の実際例
    3.1 素材の発展
    3.2 用具特性と接着
    3.3 各用具の環境対応の接着仕様
  4. 今後の環境対応接着について
(5) 合板<田村 靖夫>
  1. 合板の歴史と環境問題
    1.1 合板用原木の動向
    1.2 合板用接着剤の動向
    1.3 合板と環境問題
  2. 木材の有効利用に対する取り組み
    2.1 これまでの取り組み
    2.2 木質廃材の有効利用への努力
    2.3 アグロベース資源の利用
(6) 環境に優しい文具製品の実際<柳川 雅男>
  1. 環境問題に関する文具業界の現状
  2. 製品の現状
    2.1 粘着テープ関連
    2.2 接着剤関連
    2.3 接着剤・粘着剤を利用した筆記具、文具
  3. 製品のリサイクル、省資源対策の現状
  4. 今後求められる材料の機能と課題点
  5. 環境に優しい製品開発の方向性と展望
(7) 包装<高橋 亨>
  1. 複合包装材料
    1.1 無溶剤接着材
    1.2 水性接着剤
    1.3 電子線硬化型接着剤
    1.4 押出しコーティング型
    1.5 無接着剤型
  2. あとがき
(8) 再生紙<山本 保>
  1. 古紙中のホットメルト接着剤および粘着剤によるトラブル
    1.1 紙・板紙使用時のトラブル
    1.2 紙加工時(塗工、断裁、包装時)のトラブル
    1.3 抄紙上のトラブル
    1.4 古紙処理上の問題
  2. ホットメルト接着剤、粘着剤の古紙からの除去
    2.1 選別・選分
    2.2 難解処理
    2.3 スクリーン処理
    2.4 クリーナー処理
    2.5 ディスパーザー処理
    2.6 その他処理
  3. 再生紙の利用を高めるために紙・パルプ産業が望むホットメルト、粘着剤
(9) ラベル<柴野 富四>
  1. 剥離紙の環境対策
    1.1 古紙利用剥離紙
    1.2 再生紙化できる剥離紙
    1.3 古紙配合、再生可能剥離紙
    1.4 剥離紙製造の無溶剤化
  2. 粘着ラベルの環境対策
    2.1 古紙利用ラベル
    2.2 再生可能ラベル
    2.3 除去が容易なラベル
    2.4 ラベル製造の無溶剤化
    2.5 粘着ラベル打抜きかすの燃料化
  3. 自然環境適合ポリマーとしての紙
(10) ゴム<柳澤 誠一>
  1. ゴムの種類と接着要因
  2. ゴムの架橋接着
  3. ゴム製品における環報負荷の低減化
    3.1 外部環境と接着技術
    3.2 環境保全とゴム製品
    3.3 リサイクルとゴム製品
(11) 建築<本橋健司>
  1. 建築用接着剤の種類
  2. 建築用接着剤中の有機溶剤の低減
  3. 接着剤容器の省ゴミ化
  4. リサイクルプラスチックスを利用したポリマーコンクリートの開発研究
  5. 吹付けアスベスト飛散防止のための封じ込め剤
    5.1 建築におけるアスベストの問題
    5.2 封じ込め処理剤の性能評価の例
(12) 車両<鈴木 靖昭>
  1. 車両の構造
  2. 車両における接着物の使用例
    2.1 屋根布
    2.2 天井板
    2.3 仕切パネル
    2.4 断熱材
    2.5 パッキン材および化粧板
    2.6 床敷物
    2.7 点検ふた
    2.8 車内部品
    2.9 腰かけ
    2.10 タンク
    2.11 環境に優しい車両用接着剤について
  3. リニアモーターカーへの接着の適用例
    3.1 MLU002の前面窓ガラス
    3.2 ヘリウム冷凍機用積層型交換器
    3.3 吸引式浮上リニアモーターカーHSST−03
  4. 外国の車両における構造接着の適用例
    4.1 FRP車輪
    4.2 モジュール接合方式車両構体
    4.3 ユニット接合方式車両構体
  5. 車両における粘着剤の使用例
    5.1 パッキン材および化粧板
    5.2 銘板
    5.3 識別体(カラー帯)
  6. むすび


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■執筆者一覧(執筆順・敬称略、肩書等は発刊時のものです)
 
■ 編集委員長
水町 浩東京大学 農学部林産学科 教授
 
■ 編集委員
福沢 敬司福沢技術士事務所 所長
地畑 健吉東洋インキ製造(株)技術開発本部事業開発部 部長
大串 征夫藤森工業(株)研究所粘着材料研究室 室長
 
■ 執筆者
水町 浩東京大学 農学部林産学科 教授
内野 篤(社)日本化学工業協会 情報センター部長
田口 定雄経済評論家
永田 宏セメダイン(株)マーケティング部 担当部長
鈴木 利郎コニシ(株)基盤研究所 主任研究員
若菜 吉之コニシ(株)浦和研究所 研究開発第3部 副主席研究員
諸石 裕日東電工(株)生産技術開発センター生産技術開発部 第1グループ長
若林 一民ノガワケミカル(株)常務取締役 技術本部長
中賀 賀章積水化学工業(株)粘接着技術センター 主任技術員
大山 康彦積水化学工業(株)武蔵工場テープ製造部テープ技術課 課長
原賀 康介三菱電機(株)材料デバイス研究所材料分析・評価センター 主幹
元起 巌(株)富士電機総合研究所 材料基盤・分析研究所 主席研究員
北川 英夫東京大学 名誉教授/日本大学 元 教授・現 理工学研究所嘱託
岩田 立男ヤマハ(株)木材事業部技術開発部開発課 課長
田村 靖夫光洋産業(株)研究所 所長
柳川 雅男三菱鉛筆(株)技術企画室 担当課長
高橋 亨藤森工業(株)包装研究所 所長
山本 保山本紙パルプ技術相談所 コンサルタント
柴野 富四リンデック(株)研究開発本部開発部 第2開発室長
柳澤 誠一横浜ゴム(株)航空部品技術部 担当部長
本橋 健司建設省 建築研究所第2研究部 主任研究員
鈴木 靖昭日本車輌製造(株)開発本部研究部 主幹


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