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包装環境便覧

コードNO0194
発 刊1994年12月
編集委員
植田 和弘 京都大学 経済学部 教授
大須賀 弘ユニチカ(株)東京本社フィルム事業本部 本部長付
加納 謙一生活協同組合コープこうべ 桃山台店 店長
価 格本体32,000円+税
体 裁B5判上製 296頁
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包装環境便覧 いま、急展開しつつある環境・リサイクル法規制に対応―パッケージング改善を基軸とした事業革新・環境マーケティング戦略の必携指針!

◆変容する環境問題と企業の対応策

本書は消費者の価格・環境意識の先鋭化を視野に入れ、包装改善を軸とした製品政策再構築のための具体的手順書です

主要構成

第1部 環境負荷低減のための包装改善ガイドライン
第1章 包装廃棄物対策とリサイクルの方向
第2章 環境負荷の実態と評価モデル
第3章 包装の総合評価とLCAの実際
第2部 包装改善を軸とした事業再構築の実行手順
第1章 消費者の視点から見た包装の評価軸
第2章 企業としてのパッケージの評価軸
第3章 共生のマーケティング戦略と環境管理システムの実行手順
第3部 関係特別資料
・包装と環境に関わる行政・関係団体・消費者の動向
・包装と環境をめぐる欧米の動向
・環境対応パッケージ実例集

【発刊にあたって】

 地球環境問題や廃棄物問題が、容器・包装に問いかけていることは何か。 人間生活や産業活動に不可欠の容器・包装は、日本経済の発展とともに、変化・増大してきたが、今、たしかに転換点にさしかかっている。
 パッキングからパッケージへと「発展」してきた容器・包装は、今後、環境やごみ処理、さらにはリサイクルを考慮した、いわばエコロジカル・パッケージングへとすすまざるを得ない。
 19世紀末まで機能中心のパッキングであった容器・包装の理念は、20世紀にはマーケティングのためのパッケージングに変わってしまったのである。 技術革新や生活の高度化、さらにはライフスタイルの変化に対応して発展してきた容器・包装が、販売促進の重要な手段として位置づけられるようになったのである。 20世紀という世界的な経済成長の時代の産物だといってよいだろう。 パッケージングが経済成長に貢献したことは疑う余地はないが、実は、ごみを大量につくりだす産業構造や生活様式に支えられていた、あるいは逆に、パッケージングがそうした生活様式をつくりだしていたのである。
 では、21世紀における容器・包装の理念とはどのようなものであろうか。
 本書『包装環境便覧』は、エコロジカル・パッケージングへの途を21世紀における容器・包装がすすむべき理念として提示する。 そして、その実現に不可欠の技術開発と社会システム構築の課題をめぐって、第一線の研究者・技術者がこれまでのさまざまな試みを積極的に評価しつつ現状と問題点を分析・解明する。 さらに、容器や包装にかかわる技術革新や素材革命の動向、そして、マーケティング手段の開発動向をふまえつつ、エコロジカル・パッケージングをめぐる今後の動向や対策のあり方を明らかにするものである。
 その意味で、本書は、便覧というにふさわしい簡便さと体系性をあわせもつものであるが、同時に、環境問題と容器・包装の今後を考えるすべての人にとって座右の書となるものである。
編集代表 植田 和弘

内容目次

総説 環境と包装の新しい視座―エコロジカル・パッケージヘの途<植田 和弘>


第1部 環境負荷低減のための包装改善ガイドライン

第1章 包装廃棄物対策とリサイクルの方向

第1節 包装廃棄物問題の現状とその取組み<中杉 修身>
  1. 廃棄物問題の現状
    1.1 廃棄物の量的、質的変化
    1.2 廃棄物処理に伴う環境破壊
  2. 包装廃棄物の現状と問題
    2.1 包装資材の使用状況
    2.2 包装廃棄物の現状
    2.3 包装廃棄物処理の問題点
  3. 包装廃棄物対策の方向
    3.1 包装の適正化
    3.2 リサイクルの促進
    3.3 リサイクル促進のための課題
第2節 包装材料の適正廃棄処理とリサイクルの方向

(1) 概説:適正処理とリサイクルに対応した包装容器の動向<大須賀 弘>
  1. 適正処理について
  2. 適正包装について
  3. 包装業界の「適正包装」への具体的な対応
(2) 紙のリサイクル<広瀬 和彦>
  1. 紙の作り方の基本と製紙原料
  2. 古紙の回収方法と流通経路
  3. 紙の生産と古紙の利用
  4. 今後の課題
(3) プラスチック<飯島 林蔵>
  1. プラスチック包装材の現状
  2. 廃プラスチック処理の現状
  3. 今後のリサイクルの方向
(4) スチール缶<佐藤 亮>
  1. 廃棄物対策の現状
  2. 資源化に伴う問題と対応
  3. まとめ
(5) アルミ缶<矢野 一也>
  1. アルミ缶リサイクルの現状
  2. アルミ缶リサイクルの方向
  3. アルミ缶リサイクルによる環境負荷低減
(6) ガラス<松本 巌>
  1. ガラス瓶の生産出荷および流通状況
  2. ガラス瓶リサイクリングの現状
  3. LCA、ガラス瓶の事例研究
(7) 複合材料(1)―ラミネートフィルム<大須賀 弘>
  1. プラスチック複合材料のリサイクル
  2. 含塩素系樹脂問題
  3. リサイクル品の再利用の規制について
(8) 複合材料(2)―組み合わせ容器<古屋 良介>
  1. 組み合わせ容器の必要性
  2. 各種組み合わせ容器の環境適合への具体的対応
  3. 組み合わせ容器の今後の動向

第2章 環境負荷の実態と評価モデル

第1節 包装容器と環境負荷の実態<石川 雅紀>
  1. 容器・包材の発生量
  2. 直接環境負荷と間接環境負荷
  3. 環境負荷の研究例
第2節 包材の処理・再利用・リサイクルシステムとその評価(紙製飲料容器の例)<石川 雅紀>
  1. インベントリー分析の考え方
  2. システムモデルと各プロセス
    2.1 パルプ製造と古紙処理
    2.2 家庭内での処理
    2.3 焼却施設での電力回収
  3. 比較結果と考察
  4. まとめ

第3章 包装の総合評価とLCAの実際<森下 研>

第1節 包装の総合評価とは何か
  1. 環境にやさしい包装とは何か
  2. 環境負荷とLCA
  3. 企業の環境対策とLCA
第2節 LCAの手法と課題
  1. LCAの必要性
  2. LCA研究の現状
  3. LCAの基本フレーム
  4. 基本要件の設定
  5. データ調査
  6. 環境負荷影響評価
  7. 環境負荷改善評価
  8. LCAの今後の課題
第3節 総合評価の具体的進め方
  1. 包装そのものの必要性の再検討
  2. 削減可能性の検討
  3. リサイクル可能性の検討
  4. 適正処理困難性の検討
  5. 総合評価の留意点

第2部 包装改善を軸とした事業再構築の実行手順

第1章 消費者の視点から見た包装の評価軸<加納 謙一>

第1節 パッケージに対する消費者イメージの変遷
  1. 消費者イメージをつくるもの
  2. 消費者運動の変遷
  3. 環境問題に関わる消費者運動の動き
  4. 包装に対する消費者イメージの変遷
第2節 生活者、消費者の商品パッケージの評価軸
  1. 評価軸の認識領域
  2. 評価軸の実際

第2章 企業としてのパッケージの評価軸<加納 謙一>

第1節 企業としての評価軸設定の前提
  1. 消費社会における前提
  2. 一般社会における前提
第2節 企業としての評価軸設定の条件
  1. 事業活動構成要素の総合的な環境影響の評価軸が必要である
  2. 企業の環境対応における一要素としてのパッケージ、パッケージの適正化における-要素としての環境の双方認識が必要
  3. 科学的、論理的な評価軸と、消費者対応領域での社会合意的評価軸の統合が必要である
第3節 評価軸設定の具体的手法
  1. 環境問題全般に社総体として、どう関わっているかを把握する
  2. 包装適正化の視点を整理する
  3. 環境問題とパッケージの関係を明確にする
  4. パッケージの環境影響評価の必要性を明確にする
  5. パッケージの環境影響評価の目的を明確にする
  6. 環境影響の評価項目を明確にする
  7. 包装資材別、商品別に重点評価項目を設定する
  8. 評価ツールを検討する
  9. 評価軸設定のための組織体制づくり
第4節 評価の具体的手法
  1. 評価組織を確立させる
  2. 評価対象と評価方法を設定する
  3. 評価対象の優先順位を設定する
  4. 評価を実施する
  5. 評価結果に基づいて改善を実行する部隊を編成する
  6. 環境に配慮したマーケティング戦略を策定
  7. 一連の評価システムをマニュアル化する

第3章 共生のマーケティング戦略と環境管理システムの実行手順<加納 謙一>

第1節 環境に配慮したマーケティング戦略構築の前提条件
  1. 本質部分で動き始める「1ランク上の消費者」をキッチリ把握する必要がある
  2. 消費者ニーズに立脚しない戦略も必要
  3. 商品の価値低下戦略も必要
  4. 事業の縮小、撤退戦略も必要
  5. 環境対応経費を投資と位置付けることが必要
  6. 地球環境問題と事業の関係を明確にする
第2節 環境マーケティングの変遷
  1. 戦略的環境対応の歴史
  2. 戦略と背景
第3節 共生のマーケティング戦略の実際
  1. 従来のマーケティングを越えた「共生概念」
  2. コープこうべにおける実践事例
第4節 パッケージを基軸とする事業再構築への指針
  1. マネジメントとマーケティングのべースを「環境保全型」「共生べース」にシフトする
  2. 「共生」のマネジメントシステムとマーケティングシステム全体を管理、修正、評価する体制をつくる
  3. 中期の行動計画を策定する

第3部 関係特別資料

(1) 包装と環境に関わる行政・関係団体・消費者の動向<森下 研>
  1. 省庁
  2. 自治体
  3. 関係団体
  4. 消費者団体
(2) 包装と環境をめぐる欧米の動向

(2)−1節 米国<土屋 正春>
  1. パッケージと法
  2. パッケージと環境問題
  3. デポジット制度
  4. デポジット制度の実際
  5. 制度の新展開、スクラップ価格の保証へ
  6. デポジット制度の課題
  7. 包装素材の再検討―コネチカットの改正法
  8. おわりに
(2)−2節 欧州<大須賀 弘>
  1. 欧州の環境問題
  2. 包装廃棄物問題
  3. ECの廃棄物処理に関する考え方および問題点
  4. ドイツの廃棄物処理に関する考え方
  5. ヨーロッパ各国の現状
  6. おわりに
(3) 環境対応パッケージ実例集
  • アルミ缶350ml<アサヒビール(株)>
  • 通い段ボールシステム<(株)イトーヨーカ堂>
  • 中華ドレッシング瓶<キユーピー(株)>
  • ロニランドライフロアブルの包装容器・紙パック<三共(株)>
  • シェルTMO 1リットル紙パック<昭和シェル石油(株)>
  • ウォークマンの新パッケージ<ソニー(株)CAVカンパニー>
  • パブロンSの再生可能パッケージ<大正製薬(株)>
  • ニッカハイパック<ニッカウヰスキー(株)>
  • E-パック<ニッカウヰスキー(株)>
  • べニ花サラダ油紙パック<日清製油(株)>
  • Kマイルド<日本生活協同組合連合会>
  • 再生PETボトル<日本コカ・コーラ(株)>
  • セルピー<(株)日立物流>
  • マルチパックS<(株)保谷納豆>
  • (画王用)スピーカ<松下電子部品(株)>
  • 発泡スチロール包装材<松下電器産業(株)>
  • 植物物語ボディソープ詰替え紙容器<ライオン(株)>
  • ネオ202テープ<リンテック(株)>
  • スパイロフィル<リンテック(株)>


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執筆者一覧(執筆順・敬称略、肩書等は発刊時のものです)
 
■ 編集委員
植田 和弘京都大学 経済学部 教授
大須賀 弘ユニチカ(株)東京本社フイルム事業本部 本部長付
加納 謙一生活協同組合コープこうべ 桃山台店 店長/元 環境問題推進事務局
 
■ 執筆者
植田 和弘京都大学 経済学部 教授
中杉 修身国立環境研究所 地球環境研究グループ 上席研究官
大須賀 弘ユニチカ(株)東京本社フイルム事業本部 本部長付
広瀬 和彦(財)古紙再生促進センター
飯島 林蔵(社)プラスチック処理促進協会 技術開発部長
佐藤 亮あき缶処理対策協会 専務理事
矢野 一也アルミ缶リサイクル協会 事務局統括部長
松本 巌山村硝子(株)顧問
古屋 良介大日本印刷(株)PAC環境包材対策室 室長
石川 雅紀東京水産大学 水産学部食品生産学科 助教授
森下 研エコマネジメント研究所 代表
加納 謙一生活協同組合コープこうべ 桃山台店 店長/元 環境問題推進事務局
土屋 正春大阪学院大学 法学部 助教授/水資源・環境学会 事務局長


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