(株)サイエンスフォーラム 私たちはintelligenceを提供します。


ANDOR
図書案内 セミナー案内 オンデマンド版 食品産業戦略研究所 お問い合せ メールマガジン 会社案内 Home
包装のリスク対策と品質保証

コードNO0280
発刊日2003年1月31日
編 者 大須賀 弘  ニットーパック株式会社技術顧問・技術士
価 格本体25,000円+消費税
体 裁A4判並製横1段組 236頁
見 本
体裁見本(1)(405kb) 第2章-第1節 食品包装材料の規制・規格化動向,P48
体裁見本(2)(507kb) 第2章-第3節 包装ラインと流通における軟包装袋の危害と解決方法,P79
体裁見本(3)(405kb) 第3章-第2節 高分子フィルムのバリアー性発現のメカニズム,P122
但し、Adobe AcrobatReader(4.0以上)のインストールが必要です。
お持ちでない方は、ここからダウンロードできます。
試 読
 可  試読のお申込はこちらから
書籍の注文画面へ 執筆者一覧へ 詳細な内容を見る

包装のリスク対策と品質保証 コンプライアンス時代の食品包装関係者の必携実務指針

 本書は、コンバーターおよびフィルム包装に従事する食品メーカーの現場担当者が修得すべき以下の実務課題に明確に答えることを目指した、 企業防衛の必携指針です。
■包装に起因する企業リスク低減のための具体的施策
■包装からみたリスクマネジメントシステムの構築
■欠陥ゼロを目指す軟包装の具体的取組みと最適包装

主要構成

第1章 食品事故の実態と課題への対応

第2章 包装危害の予防と品質保証対策

第1節 食品包装材料の規制・規格化動向
第2節 コンバーターの適正衛生管理のポイント
第3節 包装ラインと流通における軟包装袋の危害と解決方法
第4節 包装容器・袋の適正シール条件とシール不良の解決方法
第5節 包装品の密封不良検出への取組みと技術課題
第3章 品質保証のためのバリアー包装の最適設計
第1節 品質保持期限からみたバリアー包装の要求性能
第2節 高分子フィルムのバリアー性発現のメカニズム
第3節 無機系包材のバリアー性発現のメカニズムと加工法
第4節 有機系バリアー包装の技術と最適応用
第5節 ナノコンポジットバリアー材料:加工法と最適応用
第6節 シリカ蒸着系バリアー材料:加工法と最適応用
第4章 品質保証のための表示規格
第1節 コーデックスの品質表示
第2節 食品衛生法、JAS法およびその他の品質表示基準
第5章 包装の安全とリスクのマネジメント
第1節 ISOおよびJISのリスクマネジメント
第2節 コーデックスにおける食品安全のリスクアナリシス
第3節 ISO9000−ISO9001:2000(JIS9001:2000)包装材料品質システムの留意点
第4節 ISO15161「ISO9001:2000食品・飲料産業への品質マネジメントシステム適用に関する指針」

【発刊にあたって】

 平成12年の乳業メーカー食中毒事件以来、食品事故が多発している。
 食品産業センターが食品製造業者385社のアンケート結果を平成11年に発表しているが、製造業者が受けた苦情の上位2項目の集計結果では1位が異物混入、 2位が包装不良・容器破損となっている。
 昨年から今年にかけてサイエンスフォーラムで実施した「FOOD PACKAGING21」のセミナーは、 このような状況下で、包装に起因する企業リスクを低減するための考え方、手法の提供を目的として実施したものであるが、 講演してくださった方々の協力で有意義な情報提供が出来たのではないかと考えている。そこで、セミナーの内容をベースに、不足していた内容も追加し、 本書をまとめるに至った。コンバーターおよびフィルム包装を行っている食品メーカーの現場担当者を主たる読者対象とし、 第1章から第4章は包装リスク低減のための具体的施策を提言、第5章でリスクマネジメントシステムおよびその支援システムを包装の視点から捉え解説している。
 本書が包装由来の食品事故低減の一助になれば幸いである。
編者 大須賀 弘

内容目次

第1章 食品事故の実態と課題への対応 <新宮和裕>
  1. 食品事故の実態
    1.1 食品事故の発生状況
    1.2 容器・包装に関する食品事故の実態
  2. 食品事故に対する消費者の意識動向と製造者の反応
    2.1 消費者の意識動向
    2.2 製造者の反応
  3. 食品事故への対応
    3.1 対応の基本的考え方
    3.2 食品事故対応マニュアルの作成
  4. リコールの考え方と方法
    4.1 製品回収にあたっての基本的考え方
    4.2 健康危害への影響および事故拡大の可能性のレベル
    4.3 食品事故の製品回収に至る初期対応
    4.4 回収計画の策定
  5. リスクアナリシス
    5.1 リスクアセスメント
    5.2 リスクマネジメント
    5.3 リスクコミュニケーション
  6. 改善への取組み
    6.1 改善への取組み方
    6.2 内部監査による現状の見直し
    6.3 内部監査の具体的方法と実施上のポイント
    6.4 工程トラブル発生時の措置ルール
    6.5 再発防止の改善措置

第2章 包装危害の予防と品質保証対策

第1節 包装材料の規制・規格化動向<徳和目睦男>
  1. 日本の法規制と業界自主規制
    1.1 法規制
    1.2 業界の自主基準
  2. 米国の食品容器包装材料の規制について
    2.1 法規制体系の概要
    2.2 FDAの認可が必要でない間接食品添加物
    2.3 FCN届出制度と間接食品添加物申請(F/A申請)について
    2.4 FCN届出制度と安全性評価
  3. 欧州の食品容器包装材料の規制について
    3.1 欧州の容器包装規制体系の概要
    3.2 総括指令(89/109/EEC)
    3.3 特別指令
    3.4 新規物質の申請と安全性評価
    3.5 EUの今後の動向
第2節 コンバーターの適正衛生管理のポイント<古屋良介>
  1. 包装材料の衛生管理の意義
  2. 食品包装材料の衛生管理の現状
    2.1 法令による衛生管理
    2.2 自主基準
  3. 食品包装材料に要求される衛生管理
    3.1 食品に移行する危害要因
    3.2 包装材料の物理的欠陥
  4. コンバーターの適正衛生管理
    4.1 適正な衛生管理基準
    4.2 適正な構造設備の規格基準
第3節 包装ラインと流通における軟包装袋に起因する危害と解決方法<大須賀 弘>
  1. トラブルの種類
  2. 包装ラインでの袋危害
    2.1 事例
    2.2 充填時のシール不良
  3. 包装ライン、流通での袋破損
    3.1 圧縮破袋
    3.2 耐破裂性
    3.3 落下破袋
    3.4 耐ピンホール性
  4. 流通段階での保存性
    4.1 スナック菓子の吸湿
    4.2 粉末薬品のケーキング
    4.3 袋の膨れ
第4節 包装容器・袋の適正シール条件とシール不良の解決方法<菱沼一夫>
  1. “不具合”の抜本改善論理の構築
  2. ヒートシールの原理
  3. ヒートシール技法の基本
  4. ヒートシールの課題
    4.1 ヒートシールの要素
    4.2 加熱と接触応力
    4.3 包材の表層部の溶解温度はヒートシール層の溶融温度より高いこと
    4.4 3要素別のヒートシールの不具合発生要因
    4.5 ヒートシールの不具合防御の改善策
  5. 溶着面温度測定法:“MTMS”によるヒートシールマネジメントの革新
    5.1 従来のヒートシール管理技法の課題
    5.2 溶着面温度測定法:“MTMS”開発
    5.3 “MTMS”による従来法の検証
    5.4 溶着面温度測定法:“MTMS”による実測事例
    5.5 レトルト包装のヒートシールのHACCPへの展開
第5節 包装品の密封不良検出への取組みと技術課題<濱田良一>
  1. 食品の品質と安全
  2. 包装材料によって異なるピンホール検出方法
  3. 内容物によって異なる検出方法
  4. 容器の形状による制約
  5. 検出原理
    5.1 高電圧印加式ピンホール検査原理
    5.2 真空チャンバー式ピンホール検査原理
    5.3 真空距離式シール検査原理
    5.4 加圧式シール検査原理
    5.5 圧空式ピンホール検査原理
    5.6 封入式ガス検知式ピンホール検査原理

第3章 品質保証のためのバリアー包装の最適設計

第1節 品質保持期限からみたバリアー包装の要求性能<石川 豊>
  1. 食品の品質変化と環境条件
    1.1 食品の品質
    1.2 品質変化の要因
    1.3 食品の品質変化
    1.4 品質変化の速度論
  2. 水蒸気バリヤー性と食品の品質変化
  3. 酸素バリヤー性と食品の品質変化
第2節 高分子フィルムのバリアー性発現のメカニズム<仲川 勤>
  1. 気体の透過と溶解−拡散理論
  2. 気体透過係数、気体透過(速)度、透湿度
  3. 高分子(合成)バリアー性フィルムとその物理化学構造
    3.1 一般的性質
    3.2 生分解性ポリエステル“BIOPOL”フィルムのバリアー性
  4. 多層状フィルム(ラミネート)の気体透過式
    4.1 ラミネートの気体透過式とその誘導
    4.2 親水性フィルムとその複合フィルムの特異性−含水状態の気体透過
  5. ピンホール存在の影響
第3節 無機系包材のバリアー性発現のメカニズムと加工法<伊藤義文>
  1. 無機蒸着フィルムのバリアー発現の理論
    1.1 アルミ蒸着フィルムのバリアー性
    1.2 透明蒸着フィルムのバリアー性
  2. アルミニウム蒸着フィルムの応用−用途別構成例
  3. 透明蒸着フィルムの応用
第4節 有機系バリアー包装の技術と最適応用<河口克己>
  1. 有機系バリアーフィルムの特徴
    1.1 ガス透過度の温度依存性
    1.2 ガス透過度の湿度依存性
  2. 有機系バリアー包材の応用例
  3. 有機系コーティングフィルム
第5節 ナノコンポジットバリアー材料:加工法と最適応用<木原勇人>
  1. セービックスとは
  2. セービックスの各グレード
  3. セービックスの特長
    3.1 ガスバリアー性
    3.2 耐クラック性
    3.3 耐熱性
    3.4 耐溶剤性
    3.5 ラミネート適性
第6節 シリカ蒸着系バリアー材料:加工法と最適応用<吉田吉勝>
  1. シリカ蒸着フィルム「テックバリア」
    1.1 テックバリアとは
    1.2 テックバリアの特長
    1.3 テックバリアの性能
  2. シリカ蒸着フィルム「テックバリア」加工上の特性
  3. シリカ蒸着フィルム「テックバリア」の最適応用

第4章 品質保証のための表示規格

第1節 コーデックスの品質表示<大須賀 弘>
  1. コーデックス規格の意義
    1.1 WTO(世界貿易機関)
    1.2 SPS協定
    1.3 TBT協定
    1.4 コーデックス規格
    1.5 コーデックス規格の意義
  2. コーデックス規格の種類
  3. コーデックス表示に関する規格類
  4. 包装食品の表示に関するコーデックス一般規格
    4.1 規格の構成
    4.2 用語の定義
    4.3 一般原則
    4.4 包装食品の必須表示
    4.5 追加的必須要求事項
    4.6 必須表示要求事項の適用除外
    4.7 任意表示
    4.8 必須情報の提示
  5. 強調表示に関するコーデックス一般ガイドライン
    5.1 範囲および一般原則
    5.2 定義
    5.3 禁止される強調表示
    5.4 誤解を招く可能性のある強調表示
    5.5 条件付き強調表示
第2節 食品衛生法、JAS法およびその他の品質表示基準<大須賀 弘>
  1. 表示の基準
  2. 表示の事例
  3. 各種表示基準
    3.1 栄養表示基準
    3.2 「特別用途食品」表示事項
    3.3 「保健機能食品」の表示の基本的考え方
    3.4 「栄養機能食品」表示基準
    3.5 「特定保健用食品」表示基準
    3.6 遺伝子組換えに関する表示
    3.7 アレルギー物質を含む食品の表示
    3.8 有機農産物の表示(有機JASマーク)
    3.9 原産地表示
    3.10 期限表示
    3.11 その他の表示規制

第5章 包装の安全とリスクのマネジメント

第1節 ISOおよびJISのリスクマネジメント<大須賀 弘>
  1. リスクマネジメントの考え方
  2. リスクマネジメントの必要性
  3. リスクマネジメントシステム構築のための指針(JIS Q 2001)
    3.1 JIS Q 2001の内容
    3.2 雪印乳業食中毒事件
    3.3 狂牛病
  4. リスクマネジメントを支援する種々の規格とその動向
    4.1 ISO9000
    4.2 プロジェクトマネジメント
    4.3 苦情対応マニュアル
    4.4 リスクコミュニケーション
    4.5 化学物質リスクアセスメント
第2節 コーデックスにおける食品安全のリスクアナリシス<鈴木 宏>
  1. コーデックス食品規格委員会(CAC)について
  2. CACへのリスクアナリシス概念の導入
  3. コーデックスにおける食品の安全性に係る規格の策定の実際
    3.1 食品添加物
    3.2 汚染物質
    3.3 動物用医薬品残留物
    3.4 農薬残留物
    3.5 生物学的作用物
  4. コーデックスにおけるリスクアナリシスの展開
  5. コーデックスにおけるリスクアナリシスのさらなる議論と展開
    5.1 予防措置
    5.2 トレーサビリティ
    5.3 開発途上国問題
    5.4 専門家委員会の透明性
    5.5 加盟国に適用するリスクアナリシス原則の策定
  6. 包装材料に関係するコーデックスの規定
第3節 ISO9000−ISO9001:2000(JISQ9001:2000)包装材料品質システム構築上の留意点<瀬戸義弘>
  1. 食品の品質保証と包装材料の役割
  2. ISO9001:2000要求事項の骨子
  3. 文書体系のまとめ方
  4. 留意点各論
    4.1 品質マニュアル
    4.2 共通事項
    4.3 顧客要求の明確化−営業規定
    4.4 設計〜仕様確率−設計・開発規定
    4.5 製造の実行
    4.6 結果の確認−品質測定規定
    4.7 不適合と改善−不適合処理規定
第4節 ISO15161「ISO9001:2000食品・飲料産業への品質マネジメントシステム適用に関する指針」<荒木惠美子>
  1. コーデックス7原則12手順
  2. 第3項:用語とその定義
  3. ガイドラインの概要
    3.1 第4項:品質マネジメントシステム
    3.2 第5項:経営者の責任
    3.3 第6項:資源の運用管理
    3.4 第7項:製品実現
    3.5 第8項:測定、分析および改善


このページの先頭へ

執筆者(執筆順・敬称略、役職等は執筆時のものです)
 
新宮 和裕 (財)日本冷凍食品検査協会 検査事業本部検査企画部長
徳和目 睦男 三井化学(株)環境安全・品質管理部部長
古屋 良介 前・軟包装衛生協議会 常務理事
大須賀 弘 ニットーパック(株)技術顧問
菱沼 一夫 菱沼技術士事務所 代表
濱田 良一 ニッカ検査機械(株)代表取締役
石川 豊 独立行政法人 食品総合研究所 食品包装研究室主任研究官
仲川 勤 明治大学理工学部 教授
伊藤 義文 (株)メイワパックス 取締役技術開発本部長
河口 克己 呉羽化学工業(株)食品研究所第一チームリーダー
木原 勇人 住友化学工業(株)樹脂開発部主席部員
吉田 吉勝 三菱樹脂(株)関東フィルム包装材営業第2部技術担当課長
鈴木 宏  日本生活協同組合連合会 安全政策推進室
瀬戸 義弘 (株)メイワパックス 技術開発本部品質保証部部長
荒木 惠美子 (財)日本食品分析センター HACCP事業部部長


書籍の注文画面へ このページの先頭へ
図書案内 セミナー案内 食品産業戦略研究所 オンデマンド版 メールマガジン お問い合せ 会社案内 Home