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【サイエンスフォーラム通信1月号】         2011.1.27  発行
現場の問題解決のための実践図書・セミナー
                http://www.science-forum.co.jp/
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います。                                   
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《 読者の皆様へ ―― 「食品事業の緊急課題」フォーラム速報 》

新年に入り、食品業界の有力メディア「日本食糧新聞」は毎号のように
「高騰続く食品原料市場」「原料高騰  製パン業界、難題に苦慮」と、
長期上昇基調にある原料価格への対応に苦悩する各社トップの声を伝え
ています。

2006年以降、明らかに人口減少社会に移行したわが国で、上記の原材料
価格の長期トレンドを背景に今後どのような戦略を構築すべきかを問題
意識として、私どもは1月24日(月)「食品事業の緊急課題:世界の
食糧需給の行方と次世代アグリ戦略」フォーラムを開催いたしました。

本フォーラムで「逼迫に向かう世界の食糧需給と産業界の対応」を主題
に講演された柴田明夫氏(丸紅(株)丸紅経済研究所代表)は、とくに
以下の点を強調されました。

・リーマンショック後の先進国経済は予想以上の回復傾向を鮮明にして
  いるが、中国を始め“人口大国”がいずれも工業化の段階に入り、世
  界の食糧供給は極めて脆弱な構造になっている。安い資源時代は終焉
  し、食糧も有限資源化の時代を迎えた。日本、韓国がこれまで追及し
  てきた「3つの安定」(価格、供給、品質)が脅かされ、穀物需給は
  再び逼迫傾向に向かう。

・鍵の一つを握るのは言うまでもなく中国だが、同国の二面性が今後
  益々顕著になる。外見は確かに資源大国であり食糧大国であるが、
  GDPを人口で割ると1人当たりの生産性の数値は依然として極めて小
  さい。
 今後さらに経済成長を目指し、GDPを現在の3倍に拡大する戦略で進
 んでいる。海外資源を利用する方向で既に成長エンジンを切り替え
 つつある。これにより中国は少なくとも、あと10年は高い成長が続く
 と見込まれる。

・日本のGDPは1996年以降、名目、実質とも実に15年間も伸びていない。
  わが国は既に「人口オーナス(onus)社会」に移行した。急速に高齢
  化した結果、様々な矛盾が表面化した。中国も恐らく10年後は日本と
  同じオーナス社会になる。言うまでもなく中国も多くの問題を抱えて
  おり、問題解決のための施策が新たな矛盾を惹起している。
      
       Onus:重荷、負担、責任

・食糧価格の高騰でチュニジアでは暴動が起こっている。インドでも
  高騰しており、次第に国民の不満が高まっている。このまま行くと
  現政権への不満がインドで爆発しかねない。また今年いっぱい、ロシ
  アは小麦を輸出しない。アルゼンチン、オーストラリアも干ばつや
  集中豪雨のため、いずれも輸出を抑えている。今後各国とも食糧問題
  が国内の深刻な政治・社会問題に発展する可能性がある。
 
・わが国は先ず国内の生産力の見直しが必要である。これまでの「過剰」
 を前提とした農政から「不足」を前提とした農政に転換しなければな
 らない。最悪のシナリオを想定すること。「閉じた世界」から脱し
 「アジアの中の日本」を見直すこと。農業改革と同時にTPP(環太平洋
 経済連携協定)参加も必要である。1人当たり国民所得(生活水準)
 の向上のため、労働生産性は我が国は既に行き着くところまで行って
 おり、残るは地域のブランディングで付加価値を向上させること、
 生産年齢人口比率を高めること、そして新しい市場(中国・アジア)
 を開拓する以外に成長モデルは見いだせない。

以上の通りです。皆様のご意見は如何でしょうか。

【 閑 話 休 題 】

年始の日本食糧新聞を見ると、「2011年食品界 経営者・有識者アン
ケート」結果が発表され、「グローバル化対応が急務」との認識で
トップの方々が一致しているようです。もとより懸命に新たな成長
戦略に取り組まれている経営者の皆様にはひとえに敬意を表する次第
ですが、「グローバル化」一色になることへの潜在的な不安を感じるの
は私だけでしょうか。

たまたま最近出会った本に『移行期的混乱  経済成長神話の終わり』
(著者:平川克美、筑摩書房 2010年9月)があり、その中の以下の文章
が強く印象に残りました。

前記のフォーラムでの柴田氏の問題提起と表裏の関係にあるように思わ
れ、ご紹介する次第です。

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「グローバリズムという政治戦略と、似ているようだがまったく異なる
グローバリゼーションという歴史の自然過程は、始めは手を携え、後に
その違いが矛盾となって表出する。

アメリカン・グローバリズムは、2008年の9月に起きた、アメリカの名
門投資銀行リーマン・ブラザーズの破綻によって、大きな挫折に直面し
たカード・ローンや住宅ローンといった借金のシステムを基盤として、
複雑な債権ビジネスを構築してきた大手証券会社、保険会社が、この日
を境にして次々に破綻してゆき、世界の富を略取するためのシステムが
もはや国家の管理なくしては立ち行かなくなったのである。

アメリカン・グローバリズムが破綻した理由は、アンチ・グローバリズ
ム圧力に敗れたからではなく、グローバリズムが推し進めたアメリカ型
の略取のシステムが世界に広がった結果として、世界がアメリカを略取
することを学んだ結果なのだ。中国、ブラジル、ロシア、インドの急速
な台頭こそは、まさにグローバリゼーションの効果なのである。」
(同書124〜125頁)
 ===============================

著者の平川氏は本書で初めて知ったのですが、決して学者でも評論家で
もなく、理工系の大学をでて当初翻訳会社を渋谷の道玄坂で興し、その
後シリコンバレーのBusiness Cafe,Inc.の設立に参加して、現在、株式
会社リナックスカフェ代表取締役を務める経営者です。
歴史の転換点を実務の透徹した視点で語りかける口調に共感した次第で
す。皆様も一度読んで戴ければと思います。

新事務所に移転してまもなく3ヵ月。学習すべき課題は多く日々奮闘
しています。平川氏ほどの力量は全くありませんが、精一杯出版・セ
ミナー活動に邁進する所存です。
                 代表取締役社長    元山  裕孝

■  INDEX ───────────────────────────
┣【1】2月〜3月開催のセミナーのご案内     
┃      ■[第6回]次世代レトルト食品研究会
┃      ■[第3回]食品安全のための工場点検ワークショップ
┃      ■ 製品の微生物品質を確保する迅速検査技術
┃      ■ 異物検出の最新動向と排除のノウハウ
┃      ■ 微生物試験法の妥当性確認の進め方
┃           〜食品検査担当者の悩みに応える〜  
┃      ■ カビと食品衛生ワークショップ2011
┃
┣【2】最新刊のご案内
┃      「最新版 食品の適正表示マニュアル」
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【1】2月〜3月開催のセミナーのご案内  
★ホームページからのお申し込みは定価の【5%引】です★
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▼[第6回]次世代レトルト食品研究会
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◎ 現在 40名近くの受付をさせていただいております。

【開催日】 2011年2月10日(木)
【会  場】 飯田橋レインボービル「中会議室」
【受講料】 定価 39,900円(税込)

⇒ 詳細・お申込はこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91103.htm
⇒ パンフレットのダウンロードはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/91103.pdf

■ プログラム
1. レトルトカレー、シチュー、ハヤシ等の最近の動向
2. 海外のレトルト食品情報

★ 注目の新製品・新技術
3. トマトの良さを引き出す商品開発への取り組み
4. レトルト用電子レンジパウチについて
5. 新しいレトルト殺菌装置-独DFTテクノロジーのレトルト装置
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▼[第3回]食品安全のための工場点検ワークショップ
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◎ 残席は僅少となっております。 お申し込みはお早めに!!

【開催日】 2011年2月21日(月)〜22日(火)2日間のセミナー
【会  場】 飯田橋レインボービル「中会議室」
【受講料】 定価 63,000円(税込)

⇒ 詳細・お申込はこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91104.htm
⇒ パンフレットのダウンロードはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/91104.pdf

■ プログラム
【1日目】
1. 工場点検時の着眼点と点検者に求められるもの
     〜国内外の工場点検を通して獲得したこと〜
2. 工場点検の実際(1):委託先の点検
3. 工場点検の実際(2):カルビーグループ工場の点検

【2日目】
4. 工場点検ワークショップ
   4.1  ワークショップオリエンテーション
   4.2  演習1: 工場点検のための「準備」
   4.3  講  義: 工場点検時の問題点の見抜き方とその評価
   4.4  演習2: 問題点の要因分析〜なぜなぜ分析〜
   4.5  演習3: 工場点検結果の分析・評価と報告
   
5. 演習総括:工場点検ワークショップを実際の現場で活かすには
6. 総合質疑
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▼ 製品の微生物品質を確保する迅速検査技術
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【開催日】 2011年3月1日(火)
【会  場】 飯田橋レインボービル「中会議室」
【受講料】 定価 37,800円(税込)

⇒ 詳細・お申込はこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91105.htm
⇒ パンフレットのダウンロードはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/91105.pdf

■ プログラム
1. 食の安全・安心を担保する迅速微生物検査の最新手法
2. 汚染指標菌の迅速検査法とその実際
     2.1  乳酸菌
     2.2  酵母
     2.3  カビ
     2.4  芽胞形成細菌
     
3. 総合質疑
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▼ 異物検出の最新動向と排除のノウハウ
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【開催日】 2011年3月4日(金)
【会  場】 飯田橋レインボービル「2A会議室」
【受講料】 定価 39,900円(税込)

⇒ 詳細・お申込はこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91106.htm
⇒ パンフレットのダウンロードはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/91106.pdf

■ プログラム
1. デュアルエナジーX線ラインセンサによる異物検出と解析技術
2. 色彩選別機による異物検出・除去の実際
3. ユーザーとしての異物検出装置の選定について
4. 異物検査機器における確実な排除のポイント
5. 磁性金属異物を検出する最新技術の動向について
        -事例紹介と技術的な課題-
□ まとめと課題
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▼ 微生物試験法の妥当性確認の進め方
                〜食品検査担当者の悩みに応える〜
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【開催日】 2011年3月10日(木)
【会  場】 飯田橋レインボービル「C・D会議室」
【受講料】 定価 39,900円(税込)

⇒ 詳細・お申込はこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91107.htm
⇒ パンフレットのダウンロードはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/91107.pdf

■プログラム
1. 微生物試験法の妥当性確認の要求事項
2. 微生物試験法の妥当性確認と不確かさの推定
3. 微生物試験法の選定と導入に伴う検証・整備
4. 代替試験法(キット類)の妥当性確認と導入における検証
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▼ カビと食品衛生ワークショップ2011
      【 食品製造・流通現場で必須のカビ対策のノウハウと
                                      安全性の見極め方 】
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【開催日】 2011年3月24日(木)・25日(金)2日間のセミナー
【会  場】 飯田橋レインボービル「A会議室」
【受講料】 定価 64,365円(税込)← (副教材をお持ちでない方)
           定価 60,900円(税込)← (副教材をお持ちの方)
           
⇒ 詳細・お申込はこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91108.htm
⇒ パンフレットのダウンロードはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/91108.pdf

■ プログラム
【1日目】
1. 食品から検出されるカビの安全性評価
2. ワークショップ1
     ◆ 講義;カビの検査環境と検査のポイント
     ◆ 実習
     ◆ 総合質疑

【2日目】
3. ワークショップ2
   食品製造現場におけるカビ汚染の原因究明と対策の実際
     ◆ 講義:原因究明・対策に必要なカビの基礎知識
     ◆ 演習1:クレーム発生時に情報収集から製造現場の
            調査までのステップ
     ◆ 演習2:原因究明から再発防止への実践的取り組み
     ◆ まとめと課題   
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「最新版 食品の適正表示マニュアル」2010年12月27日発刊
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2011年2月25日までHP経由でお申し込みの場合、
発刊記念特価 30,712円(本体29,250円+税)でご購入戴けます。

消費者庁発足による始動監督機関の移行、加工食品の表示に関する
法令の見直しなどに対応し、2003年発行の旧版を全面改訂致しました。

>>> 新版の特色
★ 目次検索性・資料参照効率をアップしました
★ 付属資料をはじめ各稿にも関連資料を豊富に収録しました
〜現場担当者の視点で表示作成作業で生じる
                           様々な疑問に即応します〜

詳しい情報・ご購入・試読のお申込はこちらをご覧くださいませ。↓
http://www.science-forum.co.jp/books/0318.htm

パンフレットのダウンロードはこちらです ↓
http://www.science-forum.co.jp/bookpdf/0318/0318.pdf

現在、主に食品加工・飲料・薬品・化学メーカー、研究機関、
検査機関、物流、生協、農協等のお客様よりご注文を頂いております。

☆ 小社ではご購入の検討をサポートする試読制度がございます。
   ご希望の書籍のURLの「試読申込」ボタンよりお手続きができます。
    お気軽にどうぞ。

図書のリストはこちらです↓
http://www.science-forum.co.jp/books/index.htm

【お願い】試読をご希望の際は規約をご一読下さい。↓
http://www.science-forum.co.jp/cgi/trial_reading/mart_raw.htm

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