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【サイエンスフォーラム通信  2013年 3月号】    2013.03.11  発行
現場の問題解決のための実践図書・セミナー
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います。                                   NO.529
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≪読者の皆様へ ―― 食品開発の新たな視座≫

注目の食品表示法案。いよいよ来月にも国会に上程される予定ですが、
ここにきて「消費者庁の食品表示法 酒類の表示を含むことが明らかに」
との驚きのニュースが飛び込んできました。3月8日付けFOOCOM.NETで森
田満樹氏が伝えています。

「一元化検討会」の中で消費者庁があれほど委員に対し酒類表示の議論
を封じてきた光景を思い出すと、手続を無視した行政の動きを知り改め
て検討会とはいったい何だったのか、疑問を感じざるをえません。

一方、先日或る行政経験者の方が「消費者庁の法案作りがどうも遅れて
いるようだ。もしかしたら今通常国会には間に合わない可能性もある。」
とのお話しを伺いました。残念ながら“裏取り”は出来ませんが、もし
予定通り法案が提出されるようであればかなりの拙速。事業者はもとよ
り消費者にとっても問題だらけの食品表示法が誕生する恐れがあります。
行政への皆様の監視が必要です。
 
さて、「3・11」から満2年。「ただちに健康に影響はない。」「この数
値であれば1年間食べ続けても安全」との無責任な言葉も今や懐かしく、
あれから大切な事柄を私たちは様々学び、人によっては初めて「NO!」
の声を上げ原発の安全神話が崩壊したにもかかわらず、昨年末の自民党
の政権奪取以降再び生命を脅かす原発回帰の台頭に絶望感を抱いている
のは、決して私一人ではありません。

人々の意識が利権と目先の利益を追い求める「3・11」以前の姿に戻って
しまったように見える中、それでも大震災以降確実に変化したことがあ
ります。食品分野で端的なことは、皆様も既に実感されている通り「も
ったいない」の言葉に示される業界を越えた資源節約のルール作りの本
格的な動き、再び遭遇する破局的な事態に備える消費者の「商品のロン
グライフ化」への要望と過剰な鮮度志向に対する反省です。

同時に、高齢者がマーケットの主役として浮上した今日、食品開発のあ
り方をめぐって新たな取り組みが感じられます。

●「これからの介護品をめぐる論点整理の会」スタート

2月27日(水)、農林水産省「これからの介護食品をめぐる論点整理の
会」が発足。本年6月まで5回の会合が予定され、潜在的需要が[約2兆
5,000億円]と試算されている介護食品市場の掘り起し策の提言に向け、
議論がスタートしました。

会の冒頭、食料産業局長の針原氏が挨拶に立ち、「現時点の介護食品の
市場は1,000億円に止まっており、どこに問題があるのかを明らかにして
戴きたい。この会で様々な立場の人びとが論点を共有し、課題を掘り下
げて戴くようお願いします。」との要望を述べられました。

次に岩元睦夫氏((社)日本フードスペシャスト協会会長)が座長に選
出され、同氏の司会のもと事務局の資料説明、各委員からの発言が続き
ました。中でも委員の一人、信太英治氏((財)食品産業センター企画
調査部部長)の意見が介護食品の現状を端的に表しています。

「介護食品の最大の問題は、何と言っても認知度の低さにある。食品事
業者の過半は未だ介護食品を手掛けていないが、関心は高く、ニーズの
把握やコスト面などがクリア出来れば取り組みたいという事業者は多く
存在する。現状では介護食品のニーズが分からず、その製品を誰に、ど
のように伝えたらよいのかが分からない。国民的な運動を通して介護食
品の認知度を上げ、潜在的需要を喚起することが最も重要な課題だと思
う。」

第1回会合の資料および委員名簿は下記URLをご参照下さい。
http://www.maff.go.jp/j/shokusan/seizo/kaigosyokuhin_dai01.html

岩元氏が座長挨拶の中で「この会は高齢者のみでなく国民全体の関心が
高く、座長としてその期待に応えるとともに、農林水産省らしい前向き
な、次の行政施策に反映できるような論点整理をしたい。」と述べられ
た通り、この会の議論の内容と方向は今後介護食品のみならず加工食品
全体の開発のあり方に多くの示唆を与えるものと思われます。出来る限
り会を傍聴し、皆様にお伝えする所存です。
 
●3分の1ルールの見直しへ――「食品ロス削減シンポジウム」
  報告

3月8日(火)、農林水産省「食品ロス削減シンポジウム」が東京・新
橋「ヤクルトホール」で開かれ、参加してまいりました。
先ず驚いたのは会場を埋め尽くす570名(主催者発表)の参加者の熱気
です。食品製造・流通事業者から自治体、市民団体、大学・研究機関
まで広範な関係者が集まり、まさに“キックオフ・ミーティング”の
雰囲気でした。

会の冒頭で挨拶に立った消費者庁の阿南長官は、「今日、コメの年間
生産高800万トンに匹敵する500〜800万トンの食品ロスが発生している。
事業者側だけの取り組みには限界があり、消費者自身が食品ロスの現
状を認識することが大切。消費者庁として、ロス削減のために何がで
きるかを消費者に働きかけていく。そのための検討会を学識経験者を
交えて来年度開催する。」と社会啓発への姿勢をアピールしました。

さらにシンポジウム当日、「食品ロス削減のための商慣習検討ワー
キングチーム中間とりまとめ」が発表され、事務局を務めた(財)流
通経済研究所 加藤専務理事がその概要を次のように説明しました。

・「3分の1ルール」に見られる従来の商習慣を見直し、納品期限の緩
   和に向けて今後パイロットプロジェクトを実施する。

・そのプロジェクトで「3分の2残し」を「2分の1残し」に変更した場
  合の食品ロス削減効果、CO2削減効果、納品期限切れの発生数等を検
  証し、効果的であることが実証された場合は普及拡大を図る。

・既存製品の賞味期限について科学的な知見にもとづく再検証を行う
  とともに、得られた結果にもとづき、消費者の理解を得つつ賞味期
  限の延長に取り組む。今後は日配食品も見直しの対象とする。

・賞味期限が長い品目については「年月」表示へ変更するなど、 消
  費者にとって分かりやすい期限表示となるよう各社で工夫する。

・商習慣の見直しを行ってもなお生じる未出荷廃棄等についてはフー
  ドバンクを活用し、社会全体で食品ロス削減に努める。食品ロス削
  減に努めてもなお排出される食品廃棄物については、積極的にリサ
  イクルを行う。

もはや食品ロスが誰の目にも看過できない事態を迎えたこと、その削
減のため社会の各階層が動き出したことをこのシンポジウムで実感し
ました。それを裏付けるように、発表者の一人、農林水産省 長野麻
子氏(食品産業環境対策室長)の次の言葉が印象的でした。

「世界的に食品ロス削減の取り組みが本格化しています。食べ物は本
来、食べるためにあります。この本来の姿に戻すことが大切で、事業
者の経済的メリットにもなるはずです。食糧の生産は足りており、実
は分配に問題があるのです。日本の食品ロスは世界の食料援助量(2
011年400万トン)の約2倍です。日本人として”何かおかしい”と思っ
たら、何が自分に出来るかを考え行動を起こさないといけません!
どのような行動でもよいのです。この集まりのことをお友達にお伝え
戴くこともその一つです。それだけで今日の500人が1,000人、2,000
人になります。」

確かに何かが変わりつつあります。その息吹をこれからも出来る限
りお伝えする所存です。
   

                    代表取締役社長  元山 裕孝
 INDEX ───────────────────────────
【1】3月〜4月開催のセミナーのご案内
┠■ より安全な原料野菜・野菜加工品を求めて
┠■[第3回]製品の微生物品質を確保する迅速検査・同定技術
┠■ レトルト食品技術研究会
┠■ 微生物試験法の妥当性確認の進め方[第3回]
┠■ アレルギー情報の正確な提供を目指して
┠■ 予測微生物学による食品の最適設計手法[第2回]

【2】復刻本フェアのご案内 3月末まで
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【1】  3月〜4月開催のセミナーのご案内  
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★ホームページからのお申し込みは定価の【5%引】です★
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▼ より安全な原料野菜・野菜加工品を求めて
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【開催日】2013年 3月 6日(水)     10:00 〜 16:30
【会  場】飯田橋レインボービル2F 中会議室
【受講料】定価 37,800円(税込)→ web価格 35,910円(税込)
【定  員】60名

⇒ 詳細・お申し込みはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91306.htm
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http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/2013/91306.pdf
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▼[第3回]製品の微生物品質を確保する迅速検査・同定技術
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【開催日】2013年 3月15日(金)   10:00 〜 16:45
【会  場】飯田橋レインボービル2F 中会議室
【受講料】定価 39,900円(税込)→ web価格 37,905円(税込)
【定  員】60名

⇒ 詳細・お申し込みはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91307.htm
⇒ パンフレットのダウンロードはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/2013/91307.pdf
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▼ レトルト食品技術研究会
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【開催日】2013年 3月22日(金)   10:00 〜 17:00
【会  場】飯田橋レインボービル2F 中会議室
【受講料】定価 39,900円(税込)→ web価格 37,905円(税込)
【定  員】60名

⇒ 詳細・お申し込みはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91308.htm
⇒ パンフレットのダウンロードはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/2013/91308.pdf
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▼ 微生物試験法の妥当性確認の進め方[第3回]
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【開催日】2013年 3月27日(水)  10:00 〜 16:30
【会  場】飯田橋レインボービル2F 中会議室
【受講料】定価 39,900円(税込)→ web価格 37,905円(税込)
【定  員】60名

⇒ 詳細・お申し込みはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91309.htm
⇒ パンフレットのダウンロードはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/2013/91309.pdf
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▼ アレルギー情報の正確な提供を目指して
〜 増加するアレルギー表示ミスによる食品回収を背景に 〜
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【開催日】2013年 4月19日(金)  10:00 〜 16:00
【会  場】飯田橋レインボービル2F 中会議室
【受講料】定価 37,800円(税込)→ web価格 35,910円(税込)
【定  員】60名

⇒ 詳細・お申し込みはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91310.htm
⇒ パンフレットのダウンロードはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/2013/91310.pdf
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▼ 予測微生物学による食品の最適設計手法[第2回]
食品のシェルフライフ設定のための予測微生物学の活用法
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【開催日】2013年 4月25日(木)10:00 〜 16:45
【会  場】飯田橋レインボービル2F 中会議室
【受講料】定価 39,900円(税込)→ web価格 37,905円(税込)
【定  員】60名

⇒ 詳細・お申し込みはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91311.htm
⇒ パンフレットのダウンロードはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/2013/91311.pdf
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【2】復刻本フェアのご案内
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小社では3月31日まで下記8点の復刻本をご注文頂くと
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◆ 対象書籍
* 微生物試験のデータ考察力トレーニングブック
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* 機能性食品の安全性ガイドブック
* カット野菜品質・衛生管理ハンドブック
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* 食品鮮度・食べ頃事典
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