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【サイエンスフォーラム通信  2013年11月号】   2013.11.11 発行
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《 読者の皆様へ 》
≪ 冒頭から混乱!――第3次食品表示部会スタート ≫

11月6日(水)、待望の第3次消費者委員会食品表示部会の初会合が
もたれました。部会長は阿久澤良造氏(日本獣医生命科学大学)。
当日の配布資料は下記URLから入手出来ます。10月22日(火)に公表
された第3次食品表示部会の委員名簿も併せて配布されています。

 http://www.cao.go.jp/consumer/kabusoshiki/syokuhinhyouji/
bukai/026/shiryou/index.html

全委員16名のうち新任と再任は半々。一昨年9月から昨年8月まで
12回にわたり開催された「食品表示一元化検討会」の座長 池戸
重信氏(宮城県産業技術総合センター)が新たに加わったことが
注目されます。


初会合の様子ですが、各委員の自己紹介が終わり、「ではこれから
本日の議題に入ります。」と阿久澤部会長が宣言するや否や、再任
組の一人、第2次食品表示部会の最終会合で糾弾発言をした立石委員
(JA全農)が勢いよく話し始めました。

● 本年5月24日の第23回食品表示部会で、山浦委員、山根委員、中
   下委員、自分の4名の連名で新食品表示法施行への今後の検討課
   題に関する調査会の設置を提案した。

● 提案理由は、今後の検討課題とされている加工食品の原料原産
   地表示、食品添加物表示、遺伝子組換え表示の3課題を優先して、
   従来の法律の枠組みから一歩踏み込んだ消費者の権利(安全確
   保、選択の機会確保、必要な情報の提供)の尊重の視点にもと
   づき、協議事項の焦点を明確化し、今後予定されている食品表
   示法にもとづいた表示基準検討に向けて、たたき台の策定と論
   点整理を実施するためだ。

● 当日の部会でこれが承認されたにもかかわらず、その後全く議
   論がなされず、親委員会(消費者委員会)での検討結果がどう

   なったかという回答もないことに怒りを感じる。さらに、提案
   した4名のうち第3次部会で3名が委員からはずされている。一体
   誰が、どのようなプロセスで委員の人選を行ったのか。それを
   明らかにして欲しい。
 
● これほど偽装表示が蔓延するのは、「ルールなきところにはモ
   ラルがない」からだ。ホテル、レストランも問題が多いが、加
   工食品はもっとひどい。とくに個別品質表示基準にメスを入れ
   ない限り、問題は何も解決しない。しかも、肝心の生鮮品と加
   工食品の定義の議論も全くされていない。消費者庁のやり方は
   あまりにも事業者寄りで、消費者委員会を甘く見ている。食品
   表示法は消費者の立場にしっかりと立って、全部組み立て直す
   べきだ。

たまらず司会役の阿久澤部会長が「立石委員、その議論はこれか
らこの部会で順次議論していくので、先ず議事を進行させて下さ
い。」と懇願しても立石委員の発言が延々と続く始末。さすがに
消費者庁の担当官、他の委員から「この部会は立石委員一人のも
のではない。」「そもそも委員の人事問題はこの部会で議論すべ
きことではない。」「議論を早く次に進めて戴きたい。」と集中
砲火を浴び、“ワンマンショー”はひとまず終了しました。

まさに大波乱の幕開け。部会開始30分後にやっと議事に入りまし
た。先ず消費庁から食品表示基準府令制定までのスケジュール案
が次のように示されました。

(1) 本日から食品表示部会において、表示基準策定にあたっての

    基本的考え方、基準を統合するに際して必要な検討課題を審
    議して戴き、平成26年夏ころにパブリックコメント案の了承
    を戴く。

(2) 差し迫っている表示基準の議論を先行させ、パブリックコメ
    ントを実施する時点から「今後の検討課題」として提起され
    ている懸案の「加工食品の原料原産地表示の取扱い」「遺伝
    子組み明け表示、添加物表示の取扱い」「中食・外食(アレ
    ルギー表示)、インターネット販売の取扱い」について、準
    備が整ったものから順次具体的な検討を開始する。

本部会での当面の検討課題(案)としては、下記の主要4点が提案
されました。


1.総 論:
 (1)法の統合作業における検討(食品・事業者等の区分など
      の整理)
 
  ● 表示義務者の考え方の整理
  ● 生鮮食品と加工食品の線引き
  ● 生鮮食品と加工食品の線引きをした際の食品の取扱い
       の変更に伴う、表示基準の適用関係の整理
  ● インストア販売に係る表示事項の取扱いについての検討
  ● 業者間取引における表示対象・表示方法の整理
     ・JAS法の個別品質表示基準の整理・統合
(2) 用語の整理

2.栄養表示:対象成分、対象食品、対象事業者、表示方法、
    強調表示
3.アレルギー表示:代替表記等の見直し、表示方法(個別表
    示、一括表示など)の整理
4.その他:レイアウト、文字の大きさの検討

食品表示基準の骨格イメージとしては、現行58本の基準を1本に
統合することを前提に、縦軸に3つの食品区分(加工食品、生鮮
食品、添加物)、横軸に3者の食品関連事業者等(一般消費者に
販売される形態の食品を扱う事業者、業務用食品を扱う事業者、
食品関連事業者以外の販売者)で構成される3×3の9つのマトリ

ックス(箱)ごとに、以下の基準を定めることが示されました。

1.表示事項:(1)横断的事項 (2)個別的事項
2.表示方法:(1)横断的事項の表示方法 (2)個別的事項の表
                 示方法
3.表示レイアウト、文字の大きさ、表示禁止事項、表示責任
    者の努力義務、等

その後、阿久澤部会長から「第3次食品表示部会の審議の進め方」
が提案され、部会の下に以下の3つの調査会を設置することが承
認されました。

1.栄養表示に関する調査会(仮称)
2.生鮮食品・業務用食品の表示に関する調査会(仮称)
3.加工食品の表示に関する調査会(仮称)

ここで言う「調査会」は、本年5月、立石委員を始め4委員が
提案した調査会とは内容が異なり、あくまで消費者庁が策定
を急ぐ上記の総論、各論に関する議論がその役割です。

以上の事項に関し、各委員から以下の意見が出されました。

● 総論のところは、この部会で十分共通認識をしてから議論を
   スタートさせるべき。
● 9つのマトリックス(箱)に、議論すべきことが本当に漏れ
   なく含まれているのか。
● 生鮮食品と加工食品の線引きは、調査会に入る前にこの部会
   できちんと認識を整理すべきではないか。両者の定義を明確

   にして欲しい。
● 今日の説明を聞くと、事務局(消費委員会)の意図が各委員
   にうまく伝わっていない。生鮮食品と加工食品の区分が果た
   してうまくいくのか、大いに疑問。

● 本質的な問題提起をすると、「時間的都合」を口実に常に問
   題の先送りをしている。そんなことで好い加減な法律を作っ
  て良いのか。消費者庁の体質が許せない!

開始から2時間。こうして第3次食品表示部会の初会合が終わり
ました。次回の日程は未だ決まっていませんが、12月上旬と思
われます。出来る限り表示基準策定の動向と部会の臨場感を皆
様にお伝えする所存です。
            代表取締役社長  元山 裕孝


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