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【サイエンスフォーラム通信   2014年 8月号】   2014.08.04  発行
現場の問題解決のための実践図書・セミナー
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います。                                   NO.466
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≪消費者委員会がおかしい! +本社移転のご通知≫

「消費者委員会事務局が、おかしい。」――業界紙「食品化学新聞」
7月24・31日合併号の社説(「食壇」)の書き出しの言葉です。同紙は、
食品表示部会の3つの調査会で「事務局の対応に疑問を感じる点が多か
った。」と下記の事実を報じています。

● 検討会で検討していない内容をまとめ資料に記載したり、前回の
   検討結果とは異なる内容を次回資料に記載したりといったことが
   一度や二度ではなかった。

● 当日の調査会では委員から「本日の資料が届いたのが昨夜の午前1時
   なので、まだ全てに目を通していない」との発言もあった。傍聴席
   からはたびたび失笑やため息が漏れ、「大丈夫か、事務局」と思う
   場面が多々あった。

● 調査会では、当初より「まず現状把握のために、資料なりデータなり
   を事務局から提示して頂き、説明を聞いた上で議論を進めたい」との
   意見が委員から出ていた。しかしどの調査会でも、事務局による「議
   論のベースとなるデータや資料の提示」はなかった。

●「たたき台不在」のために「落としどころ」を見つけられない悪循環
   が、   調査会のたびに繰り返された。基準案は、各議論が紛糾した
   まま、パ   ブリックコメント募集へなだれ込んだ形だ。

ここからは筆者の意見です。

おかしいのは事務局だけではありません。トランス脂肪酸に関するJA
全農の委員の意見書での公文書の捏造、その問題を不問に付すかのよ
うな食品表示部会における「食品ワーキング・グループ」の動きもあ
りました。

何よりも極め付きは、7月8日付けで消費者委員会が公表した「下部
組織の会議運用の在り方に関する申し合わせ」です。

「1.  会議参加者の位置づけ・役割」
「2.議長の権限等」
「3.議論の進め方」
「4.資料の提出」
「5.会議運用の在り方の確認」

の5項目で構成されていますが、例えば「議長の権限等」には以下の
通り規定されています。

(1)議長は、会議を主宰し、当該会議における調査審議が公正かつ
      円滑に進行するよう努めるものとする。
(2)会議の進行にかかる事項は議長の専権事項とする。
(3)会議において発言しようとする者は、議長の許可を受けなければ
      ならない。
(4)議長は、会議の運営上必要があると認めるときは、発言者に対し
      その時間を制限することができる。この場合において、発言者
      が制限時間を超えて発言し又は不穏当な言動があったときは、
      議長はその者の発言を制止し又は退去させることができる。
(5)議長は、会議の進行秩序を維持するために必要があると認める
      ときは、その秩序を乱し、又は不穏な言動をする者を退去させ
      ることができる。
 
皆様のご感想は如何ですか。少なくとも消費者委員会傘下の部会、検討
会を傍聴された方であれば、上記の専制的な規定がいかに本末転倒であ
るかは身に染みて分かるはずです。

★ 問題の根っこは他にある

筆者はこれまで幾度となく、部会および調査会の傍聴席から会の運営
をコントロールできない議長の姿を目撃してきました。消費者委員会
傘下の部会、調査会でありながら、自分の目の前の消費者庁の担当官
に繰り返し「事務局」と呼びかける議長の声にも驚きました。事務局
はあくまで消費者委員会事務局のはずです。

ここで生意気なことを言わせて戴きますが、議論をするということは
様々な主張の違いを認め、互いの立場を尊重しながら必死に一致点、
問題解決の拠り所を見出し共有しようとする行為ではないでしょうか。

一方、現実の部会、調査会ではそのような努力は一切なされておらず、
議論が深められることもありません。議長が各委員に一通り意見を述
べさせ、「これで大方のご意見を承りました」との言葉で終わりにす
る、その繰り返しです。まさに「衆議を尽くした」という形だけが部
会、調査会に求められているようです。そこに費やされた膨大なマン
パワーと時間、関係者の期待と失望を考えると、とても悲しい思いが
します。

先の「申し合わせ」文書の冒頭で、消費者委員会は下記の通り自らの
活動成果を高らかに宣言しています。

「消費者の声を行政に届けるパイプ機能を期待される社会的使命を帯
びた機関として、幅広い分野の重要な消費者問題を取り上げ、多くの
問題提起をし、あるべき指針を提示してきた。」

役割の重要性は認めつつ、委員の意識の中で消費者委員会の影は薄く、
「消費者庁の消費者委員会」との誤解も一般に存在します。現実の
会議の中では、議長はひたすら消費者庁の意向のみを気にし議事を
進行しているとしか傍聴者の眼には映りません。

先月号の本メルマガで述べた通り、「内実は行政上のスケジュール
を優先し、7月の消費者庁のパブコメ案説明会に間に合わせるため
一致点を見出す濃密な議論のプロセスを最初から放棄し、様々な意
見を単に併記するだけで拙速に形だけ整えた」としか思えないので
す。

まさに、そこに問題の本質があり、議長の権限強化は現在でも極め
て不十分な議論を益々形骸化し、委員の自由な発言を封じ込め、
問題の根っこを隠ぺいする効果しかありません。

事実、或る委員の先生は「これでは、消費庁に都合の良い座長さえ
選べば反対する委員は何も発言できないということになりそうです
ね。」との痛切な声を私どもに寄せて戴いています。

★ 形式的なマニュアル化と「異質」なものを排除しようとする行為
   への危惧

もう一つ指摘しておかなければならない点があります。上記の「申し
合わせ」に対し肝心の消費者委員会の委員から反対の声が会議で上が
らなかったという報告があります。

「不可解な会議運用に関する申し合わせに抗議します」との声明を出
した「食品表示を考える市民ネットワーク」(代表 神山美智子氏)
の以下の指摘です。

「私たちはこのような「申し合わせ」内容の危険性を消費者委員会の
誰一人として指摘することなく、公開の場では反対の意見すら表明さ
れずに、原案が了承されたことを目の当たりにして、極めて危うい
事態に消費者委員会が陥っていると懸念せざるを得ません。」

消費者委員会の委員名簿は下記URLをご覧ください。
http://www.cao.go.jp/consumer/meibo/

いずれも学識ばかりでなく社会的経験も豊富な方々と思われますが、
委員から誰一人として反対の発言がなかったとは、一体どうしたこと
でしょうか。にわかには信じられませんが、もしそうだとすると、
「議論」の本質にひたすら目をつぶり、異質なものを排除することが
会議の円滑な進行につながると信じ込もうとする内向きの誤った思考、
硬直した官僚的な姿が浮かび上がってきます。

世代間のルールの継承が途絶し社会的な常識が益々希薄化する中、
「マニュアル」に依存する傾向が強まっています。今回の「申し合
わせ」は、委員自身が行動規範と自信を喪失し、“マニュアル依存”
が行政の中にも浸潤した証なのでしょうか。それにしても危険な
兆候であることは変わらず、私たちが思考停止状態から脱却し社会
のあるべき姿を求め、「NO!」の声を上げていく必要を痛感してい
ます。


本社移転のご通知

このたび弊社は同じ我孫子市内の下記住所に移転し、8月14日(木)
より新事務所にて営業を開始することとなりました。

【新事務所】*8月14日より

 〒270-1142 千葉県我孫子市泉14-30 ネクサスビル1階
 TEL(04)7128-5461   FAX(04)7184-7912
 *電話、FAX番号は変わりません。
 *8月11日〜13日は夏期休業とさせて戴きます。

ここ我孫子は、いにしえのころ平将門が開いた土地と言われ数々の
伝説を有しています。極めて微力ですが、これからも「自由な情報
空間=フォーラム」の実現に向け格闘する所存です。引き続きご支援
を賜れば幸甚に存じます。 

さて、今月号は8月〜10月の研修企画をご紹介させて戴きます。お目
通しを戴ければ幸いです。

                            代表取締役社長  元山 裕孝

■  INDEX ───────────────────────────

【1】8月〜10月開催のセミナーのご案内
 
 ┠■ チルド商品 vs. 冷凍食品
 ┃    〜 これからのレディ・ミール市場 〜
 ┃
 ┠■ 【第10回】 食品安全のための工場点検ワークショップ
 ┃    〜 改善をより確実にするための工場点検のノウハウ 〜
 ┃
 ┠■ 2014年度入門講座  初めての食品微生物
 ┃    【第3講座】  初級者のための微生物制御の実践的基礎
 ┃
 ┠■ 2014年度 レトルト食品技術講座
 ┃    〜 基礎から最新動向まで 〜
 ┃
 ┠■ 食品原材料の安全確保策2014
 ┃
 ┠■ 拡がる高圧加工食品の動向及び可能性
 ┃
 ┠■ 無菌包装食品への入門
 ┃
 ┠■ 製造現場の改善を考える 2014
 ┃   〜 雇用環境の多様化を越えて 〜
  
【2】書籍 特別割引販売のご案内 
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【1】8月〜10月開催のセミナーのご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★ホームページからのお申し込みは定価の【5%引】です★
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▼ チルド商品 vs. 冷凍食品
 〜 これからのレディ・ミール市場 〜
────────────────────────────────
【開催日】2014年 8月 21日(木)  10:00 〜 16:30 
【会  場】連合会館 201会議室
【受講料】定価 38,000円(税別)→ web価格 36,100円(税別)
【定  員】50名

⇒ 詳細・お申し込みはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91420.htm
⇒ パンフレットのダウンロードはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/2014/91420.pdf
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 ▼ [第10回] 食品安全のための工場点検ワークショップ
 〜 改善をより確実にするための工場点検のノウハウ 〜 
────────────────────────────────
【開催日】2014年 8月 28日(木) 9:30 〜17:00 および
                 8月 29日 (金)  9:30 〜17:00 
※2日間のセミナーです。
【会  場】飯田橋レインボービル 中会議室
【受講料】定価 60,000円(税別)→ web価格 57,000円(税別)
【定  員】40名(少人数定員制)

⇒ 詳細・お申し込みはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91421.htm
⇒ パンフレットのダウンロードはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/2014/91421.pdf
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▼ 2014年度入門講座  初めての食品微生物
     【第3講座】 初級者のための微生物制御の実践的基礎   
────────────────────────────────
【開催日】2014年 9月 5日(金)  10:00 〜 16:50 
【会  場】飯田橋レインボービル
【受講料】定価 36,000円(税別)→ web価格 34,200円(税別)
【定  員】60名

⇒ 詳細・お申し込みはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91422.htm
⇒ パンフレットのダウンロードはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/2014/91422.pdf
────────────────────────────────
▼ 2014年度 レトルト食品技術講座
〜 基礎から最新動向まで 〜
────────────────────────────────
【開催日】2014年 9月 12日(金)  10:00 〜 17:00 
【会  場】連合会館 「201会議室」
【受講料】定価 38,000円(税別)→ web価格 36,100円(税別)
【定  員】48名

⇒ 詳細・お申し込みはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91423.htm
⇒ パンフレットのダウンロードはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/2014/91423.pdf
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▼ 食品原材料の安全確保策2014
────────────────────────────────
【開催日】2014年 9月 18日(木)  10:00 〜 16:30 
【会  場】飯田橋レインボービル2F 「中会議室」
【受講料】定価 38,000円(税別)→ web価格 36,100円(税別)
【定  員】60名

⇒ 詳細・お申し込みはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91424.htm
⇒ パンフレットのダウンロードはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/2014/91424.pdf
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▼ 拡がる高圧加工食品の動向及び可能性
────────────────────────────────
【開催日】2014年 10月 2日(木)  10:00 〜 16:30 
【会  場】飯田橋レインボービル2F 「C+D会議室」
【受講料】定価 38,000円(税別)→ web価格 36,100円(税別)
【定  員】60名

⇒ 詳細・お申し込みはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91425.htm
⇒ パンフレットのダウンロードはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/2014/91425.pdf
────────────────────────────────
▼ 無菌包装食品への入門
────────────────────────────────
【開催日】2014年 10月 22日(水)  10:00 〜 16:20 
【会  場】連合会館 「201会議室」
【受講料】定価 38,000円(税別)→ web価格 36,100円(税別)
【定  員】50名
────────────────────────────────
▼ 製造現場の改善を考える 2014
    〜 雇用環境の多様化を越えて 〜 
────────────────────────────────
【開催日】2014年 10月 31日(金)  10:00 〜 16:15 
【会  場】自動車会館 2F「大会議室」
【受講料】定価 28,000円(税別)→ web価格 26,600円(税別)
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各タイトルの詳しい情報はこちらをご覧下さいませ。→↓
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http://www.science-forum.co.jp/podbooks/index.htm
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