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【サイエンスフォーラム通信  2014年11月号】 2014.11.05  発行
現場の問題解決のための実践図書・セミナー
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≪唖然とした答申書案――第34回食品表示部会報告≫

消費者委員会 河上委員長名で安倍晋三内閣総理大臣宛てに答申される
食品表示基準の修正指示は「栄養成分表示に係るナトリウムおよび食塩
相当量の表示」の僅か1項目のみ・・・。
10月31日(金)第34回食品表示部会で配布された答申書(案)を見て、
予測されたこととは言え、そのあまりの簡単さにわが眼を疑いました。
当日の配布資料は下記URLから入手できます。
 http://www.cao.go.jp/consumer/kabusoshiki/syokuhinhyouji/bukai/034/shiryou/index.html

前回(第33回)、阿久澤部会長から提出された答申書(案)では、消費
者委員会の意地を見せるかのように消費者庁の基準案のうち5項目を不適
当とし4項目に修正意見をつけていました。それが、あたかも“オセロゲ
ーム”を見るかの如く見事に「黒」が「白」に反転していました。100名
を越える当日の傍聴者の多くが、私と同じ唖然とした思いを抱いたので
はないでしょうか。

毎回会議時間を延長し膨大な時間を費やし議論を重ねたことが、まさに
徒労に終わった感のある食品表示部会。結局、ほとんど消費者庁の基準
案を消費者委員会が認める結果となりました。
 
さすがに数名の委員から以下の声が上がりました。しかし、“時すでに
遅し”です。

・私自身、答申案を拝見して、私たちがこれまで1年かけて様々審議して
  きた結果がこの2枚なのかと、非常にいろいろな思いを感じています。
 (河野委員)

・河野委員と同じ気持ちです。これで終わってしまうんだ、と違和感が
  あります。(栗山委員)

・どの部分についての賛成か反対かよく分からない状況での賛否の採り
  方は、会議のあり方として普通ではない。各委員はそれぞれの専門分
  野を代表しており、多数決を繰り返すこの間の進め方は疑問。消費者
  の不利益が生じる恐れがある。(鬼武委員)

・膨大な時間を費やした議論が何も反映されていない。前回の答申書案
  と今回の案にはものすごいギャップがある。“出来レース”と見られ
  てもやむを得ないのではないか。ここまで骨抜きになるとは、私はど
  うしても理解できない。(立石委員)
 
時計の針を少し戻します。当日の会議は主要議題である上記の答申書
(案)から始まるものと思っていましたが、実際には下記に述べる
「その他の議題」からスタートしました。前々回に栗山委員、立石委員
から出された追加提案を議題とするかどうかの議論です。
 
先ず栗山委員から提案された下記の2つの事項。
(1)アレルゲン表示を通知ではなく基準とすること
(2)酒類についてもアレルゲン表示を適用すべき
 
次に、立石委員から提案された以下の4つの事項。
(1)トランス脂肪酸表示の必要性
(2)脂質の「含まない旨」の表示について例外規定を廃止すべき
(3)複合原材料の表示についてルールが必要
(4)原材料名の記載方法

上記の「その他の議題」に1時間半も費やす始末で、なかなか次に進め
ません。採決を急ぐ部会長に「何を決めようとしているのか分からない。
進め方の趣旨を明確にして欲しい。」「答申案を確定させることが先決
で、その他の議題を基準案に盛り込むとなると部会での議論をやり直さ
なければならない。一体いつまでこんなことを続けるのか?」との声が
委員から上がりました。
結局、消費者委員会事務局が助け舟を出して、下記の審議結果となり
ました。

1.栗山委員、立石委員からの提案は議題として採り上げない。
2.一方、継続的な課題として審議すべきものとして以下の3つの事項を
    議決した。
(1)表示を推奨している特定原材料に準ずるものの根拠規定
(2)酒類へのアレルゲン表示
(3)トランス脂肪酸について

しかし、そもそも答申書作成の最終会議とも言えるこの段階で、なぜ
このような議論がなされるのか分かりません。本来これらは少なくとも
答申書原案を公表するずっと以前に議論すべき事項ではないのでしょう
か。
 
11時半を過ぎ、やっと主題である答申書(案)の議題に入りましたが、
ここでも座長が特定の委員の発言に引きずられ、「答申するかしない
か」の“そもそも論”に入ったりしてさらに1時間半が経過。その間、
何と3名の委員が所要で退席する有様で、本当に答申書の内容に各委員
のコンセンサスが得られているのか、正直なところ極めて疑問です。

部会長の議事の進め方に不安を抱いたのか、審議の過程で消費者委員
会の黒木事務局長が度々座長席に足を運ぶシーンが印象に残りました。
このような光景は初めてです。 
 
座長の進め方の問題は言うまでもありませんが、それでも「この進め
方でよろしいですか」と座長が問いかける場面があり、その時に「異
議あり」と発言する委員が、コメントペーパーでその旨提出している
鬼武委員以外ほとんど見られないことにも若干疑念を抱いている次第
です。
本当に多くの問題を孕んだ本部会および調査会での議論でした。「審
議が全く尽くされていない。」「もっと事実にもとづいて判断が出来
るように、しっかりと資料を準備して戴きたい。」「パブリックコメ
ントを通して得られた4,000件を超える国民の声が非常に単純化され
た形で消費者庁の修正案が出されており、納得できるデータや根拠
が不足していた。」
・・・これらの声が毎回の如く各委員から提起されながら、一度と
して要請に応えられたことはありませんでした。

当日提案された答申書(案)は「賛成」8名で過半数を超え、了承
されました。
 
◆ ◆ ◆
この11月、お陰様で小社は創業から35周年を迎えました。実に多くの
方々に支えられ微力ながら現場の問題解決の一助となることを願い、研
修活動に努めている次第です。これからも食品製造・品質保証・危機管
理の現場に密着し、熱い気持ちで情報の深さと確度を追い続ける所存です。
引き続きご支援ご鞭撻を賜れば幸いです。
       
                代表取締役社長  元山 裕孝

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 ┠■ 始動する食品機能性表示制度にどう対応するか
 ┠■ 食品微生物検査の相談所[第1回]
  ┃ 出荷検査では検出されにくい危害微生物の検査と管理のノウハウ
 ┠■ 初めての予測微生物学
 ┠■ アレルゲン情報の正確な提供を目指して
  ┃     >> 食品表示基準が大きく変わった!!<<
 ┠■ 飛躍するアジア食品包装の現状・課題と将来
  ┃     〜 発展するアセアン・インド・中東 〜 
  ┠■ 新しい食品衛生ガイドラインの活用法
  ┃     〜 取引先の衛生管理をいかに高度化するか 〜

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【受講料】定価 36,000円(税別)→ web価格 34,200円(税別)
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▼ 食品微生物検査の相談所 [第1回]
〜 出荷検査では検出されにくい危害微生物の検査と管理のノウハウ
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【開催日】2014年 12月 3日(水) 10:00 〜 16:30
【会  場】連合会館 201会議室
【受講料】定価 38,000円(税別)→ web価格 36,100円(税別)


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http://www.science-forum.co.jp/seminar/91431.htm
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▼ 初めての予測微生物学【 初級者向け体験学習】
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【開催日】2014年 12月 10日(水) 10:00 〜 16:00
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【受講料】定価 36,000円(税別)→ web価格 34,200円(税別)
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【開催日】2014年 12月 16日(火) 10:00 〜 16:00
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http://www.science-forum.co.jp/seminar/91433.htm
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▼ 飛躍するアジア食品包装の現状・課題と将来
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【開催日】2015年 1月 22日(木) 10:00 〜 16:20
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▼ 新しい食品衛生ガイドラインの活用法
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【開催日】2015年 1月 29日(木) 10:00 〜 16:00
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