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【サイエンスフォーラム通信  2015年 1月号】   2015.01.05  発行
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≪アジア新時代――日経+フィナンシャル・タイムズ共同シンポジウム
   報告≫

新年明けましておめでとうございます。2015年が皆様にとりまして良い
年になりますようお祈り致しております。

さて、もはや旧聞に属しますが昨年暮れ(12月17日)、日本経済新聞社
とフィナンシャル・タイムズ共同シンポジウム「アジア新時代 ―
 ASEAN経済統合に向けて」が開催され、参加してまいりました。

何よりも驚いたのは、会場の日経ホールを埋め尽くす500名の参加者の熱
気です。1,000名以上の参加申し込みがあったと伺っています。ご存知の
通り2015年末に「ASEAN経済共同体」が発足する運びとなっており、EUを
上回る6億人の巨大市場が出現します。
その市場のポテンシャル、経済統合の捉え方と具体的道のり、単一市場
・通貨同盟実現の可能性と課題等が熱く語られました。アジアが今大き
く変わろうとしています。
 
当日の発表テーマは下記の通りです。

1.ASEAN連結性強化に向けた戦略的支援について
<国際協力銀行 代表取締役専務取締役  前田 匡史氏>

2.ASEAN統合に向けた住友商事の展望と戦略
<住友商事 執行役員 物流保険事業本部長  露口  章氏>

3.シンガポールと共にアジア成長の波に乗る
<シンガポール経済開発庁 日本事務所代表  カレン・ユウ氏>

4.[パネルディスカッション]アジア新時代〜ASEAN経済統合に向けて
<フィナンシャル・タイムズ アジア編集長  デビッド・ピリング氏
   世界経済フォーラム東南アジア部会 議長  ジョン・パン氏
   座長:Nikkei Asian Review発行人  小柳 建彦氏>

圧巻はパネルディスカッションです。参加者の一人から「私にとって、
これまでになく有益で充実した1時間でした」と感激の声が寄せられ
るほどでした。

先ず「ASEANのゴールは何か」が議論されました。これに対しデビッド・
ピリング氏は「単一市場が本当に出来るかどうかは不明。未だ希望や
幻想の状況。恐らくルーズ(緩やか)な経済的コミュニティになる。
将来の姿を独自に模索している最中で、決してEUはモデルにならない」
と指摘しました。

これに対し、ジョン・パン氏は「ASEANは地政学的に重要。もともと
1960年代、ベトナム戦争の当時中立的立場にあった他の各国が安全保障
上の必要からASEANはスタートし、今日がある。その中で、インドネシ
アが徐々に重要性を増してきた。ASEANは進化の途上にある。」と主張
します。
さらに課題として「ASEAN事務局の弱さ」をジョン・パン氏は指摘し
ます。EU事務局のスタッフは3,000人を擁するが、ASEAN事務局は資金
上の問題があり、スタッフは十分の一以下に過ぎないとのことです。
「事務局の強化が必要」と訴えました。

次に「ASEANでの通貨同盟の可能性」に議論が移りました。これに関し、
デビッド・ピリング氏は「極めて非現実的。それを望んだとしても難
しい。何よりも共通の資本市場を深くしていくことが当面重要。」
と断定します。

これに対しジョン・パン氏は「アジアの各国はかつての金融危機から
多くを学んだ。ASEANは、もっと大きな物語の一つ。アジアの新しい
秩序とビジョンが求められている。新たな連結性がASEANのけん引力
になる。そのために日本の力が必要」と強調しました。

討議の過程で「対中国がASEANの最大の課題」「世界銀行に対抗する
銀行設立の動きがある。中国が主導するアジアインフラ投資銀行
(AIIB)の動向に注目すべき」「なによりもASEANを“かたまり”と
して捉えるべきだ。そのかたまりを核として対インド、中国、日本、
大洋州とFTA協定を結ぶことで人口34億人、世界人口の約半数に及ぶ
巨大な経済圏が出来る。」{ASEAN統合は遅々だが着実に進展してき
た。今後さらに進んでいく。但し、域外関税は引き続き各国個別の
取扱いになる。}「非常に強いナショナリズムがインドネシア、タ
イにあるが、ASEANとして最低限の司法機関ができつつある。」等々、
活発な発言が続きました。

午後1時に開始され4時50分までの短い時間(このうちパネル討議は
正味1時間)でしたが、非常に密度濃くアジアのダイナミックな
変化とその物語を印象づけたシンポジウムでした。

会場を後にし再び現実に戻ると、「アジア新時代」シンポジウムの
熱気に比べ、わが国の動きは一見国際的な装いを見せながら依然と
して内実は内向きで、益々保守化の動きを強めつつあるように見受
けられます。

これに警告を発する下記のコラムが筆者の目に留まりました。

「自民党は「争点はアベノミクス」と言った。要は経済成長すれ
ばいいんでしょう、と。有権者の多くも最優先課題はカネだと同意
した。ならば結論は簡単で、国を株式会社みたいに管理運営すれば
カネがもうかるようになりますよ、となる。 国を株式会社化する
のに民主主義は邪魔です。独断で早く決めて、早く結果が出るのが
好ましい。株式会社のサラリーマンのそんなマインドが国民に共有
されてきている。それがトップダウン好きの安倍さんとマッチして
急速に強権的な政治が定着してきています。
いわばマンワン社長のような安倍さんですが、その政権は戦後最も
危険だと思います。」
(内田 樹氏:神戸女学院大学名誉教授。思想家、武道家。
              2014年12月18日  東京新聞)

皆様のご感想は如何ですか。
2015年はいよいよ食品表示法施行の年。どのような問題が発生するか、
行政がどのような動きをみせるか・・・微力ながら政策決定プロセス
と行政の一端をこれからもお伝えする所存です。ご支援を賜れば幸い
です。
      
                   代表取締役社長  元山 裕孝
■  INDEX ───────────────────────────
【1】1月 〜 3月  開催のセミナーのご案内
 
 ┠ ■ 新しい食品衛生ガイドラインの活用法
  ┃     〜 取引先の衛生管理をいかに高度化するか 〜
  ┠ ■ [第2回] 水の安全を考える
  ┃    〜 食品工場で使用する水の安全性・健全性の確保を目指して
  ┠ ■ [第11回] 食品安全のための工場点検ワークショップ
 ┠ ■ 真菌(カビ・酵母)を制する 入門講座
 ┠ ■ 発酵食品の高機能化戦略2015
  ┃     ─ メタボローム解析による新規発酵食品の開発 ─
 ┠ ■ 2015年度 微生物試験法の妥当性確認実務者講習会

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【2】書籍 特別割引販売のご案内 
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【1】1月 〜3月  開催のセミナーのご案内
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▼ 新しい食品衛生ガイドラインの活用法
     〜 取引先の衛生管理をいかに高度化するか 〜
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【開催日】2015年 1月 29日(木) 10:00 〜 16:00
【会  場】連合会館 「201会議室」
【受講料】定価 36,000円(税別)→ web価格 34,200円(税別)
【定  員】48名

⇒ 詳細・お申し込みはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91502.htm
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http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/2015/91502.pdf
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▼ [第2回] 水の安全を考える
〜 食品工場で使用する水の安全性・健全性の確保を目指して 〜
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【開催日】2015年 2月 6日(金)  10:30 〜 16:55
【会  場】自動車会館 大会議室
【受講料】定価 38,000円(税別)→ web価格 36,100円(税別)
【定  員】60名

⇒ 詳細・お申し込みはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91503.htm
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http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/2015/91503.pdf
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▼ [第11回] 食品安全のための工場点検ワークショップ
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【開催日】2015年 2月 17日(火) 9:30 〜 18:00 
                 2月 18日(水) 9: 30〜  17:00
【会  場】飯田橋レインボービル 中会議室
【受講料】定価 60,000円(税別)→ web価格 57,000円(税別)
【定  員】40名(少人数定員制)

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▼ 真菌(カビ・酵母)を制する 入門講座
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【開催日】2015年 2月 27日(金) 10:00 〜 16:30 
【会  場】飯田橋レインボービル 中会議室
【受講料】定価 38,000円(税別)→ web価格 36,100円(税別)
【定  員】60名

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▼ 発酵食品の高機能化戦略2015
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【開催日】2015年 3月 4日(水) 10:00 〜 16:00 
【会  場】連合会館 「201会議室」
【受講料】定価 36,000円(税別)→ web価格 34,200円(税別)
【定  員】48名

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▼ 2015年度 微生物試験法の妥当性確認 実務者講習会
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【開催日】2015年 3月 11日(水) 10:00 〜 16:30 
【会  場】連合会館 「201会議室」
【受講料】定価 38,000円(税別)→ web価格 36,100円(税別)
【定  員】50名

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