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【サイエンスフォーラム通信  2015年 3月号】   2015.03.04  発行
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≪劇場型発表の狙いは?
    ――消費者庁「食品表示基準及び機能性表示制度説明会」≫

普段はコンサートやミュージカルで賑わう新宿文化センター大ホール。
3月2日(月)、定員1,800名の会場を食品関係者がやや緊張の表情で埋
め尽くす中、消費者庁「食品表示基準及び新たな機能性表示制度に係
る説明会」が開かれました。

当日は定刻より50分も早く会場に到着しましたが、既に受付を待つ
参加者が長蛇の列をなしておりロビーを埋め尽くしていました。もの
すごい人の数です。

ご存知の通り、2月末の時点で食品表示基準は未だ公示されておらず、
同庁による作業の大幅な遅れが指摘されていました。現実の表示の
実務に不可欠なQ&Aも未公開、機能性表示食品のガイドライン案
も一切知らされていない状況下でどのような説明がなされるのか、
不安を抱きつつ会場に入りました。

午後2時、消費庁による説明が始まりました。「第1部 食品表示基
準について」「第2部 機能性表示食品に係る届出資料の作成等に
関するガイドラインについて」の2部構成です。当日の配布資料は
下記URLでご覧ください。
http://www.caa.go.jp/foods/index18.html#m01-15

★ 第1部 食品表示基準について

消費者庁の説明は僅か60分。現行制度からの主な変更点を中心に、
下記の事項についてポイントのみが解説されました。

1.加工食品と生鮮食品の区分の統一
2.製造所固有記号の使用に係るルールの改善
3.アレルギー表示に係るルールの改善
4.栄養成分表示の義務化
5.栄養強調表示に係るルールの改善
6.栄養機能食品に係るルールの変更
7.原材料名表示等に係るルールの変更
8.販売の用に供する添加物の表示に係るルールの改善
9.通知等に規定されている表示ルールの一部を基準に規定
10. 表示レイアウトの改善
11. 経過措置期間

これまで食品表示部会や消費者庁主催のパブコメ説明会をお聞き
の方には既知の内容と思われますが、最も気になる基準の公布日、
法律の施行日、通知やQ&Aがいつ示されるのかについて、「消費
者庁は本年4月1日施行を目標に準備を進めている。」と明言しつつ、
「本日は政令公布日を示すことはできない。あくまで現段階で固ま
っている範囲で説明する。通知とQ&Aを目下急ピッチで作成して
いる」との釈明がなされました。

消費者庁の説明の後25分ほど質疑応答の時間が設けられましたが、
当然ながら「通知やQ&Aはいつごろ公表されるのか」との質問が
あり、「政令の交付日から法律施行日の間になる」との回答があり
ました。

その他、「公正競争規約は今後どうなるか」「固有記号に関する消
費者庁の基準には不満をもっているが、今後どう考えていくのか」
「表示責任者と製造者、販売者との関係は」「品質表示基準は膨大
な内容なので今後相当質問が寄せられると思うが、質問を受ける
窓口はどこになるのか」等の質問が続きましたが、僅か30分弱の
時間、しかも1,800名の参加者です。もともと消費者庁に徹底して
質問を受ける構えは無く、所詮は形式に過ぎません。15時28分に
第1部が終了しました。

★ 第2部 機能性表示食品に係る届出資料の作成等に関するガイ
          ドラインについて

説明会当日、遂に「機能性表示食品の届出等に関するガイドライン
(案)」が消費者庁から配布されました。
冒頭に「このガイドラインは未だ案の状態。最終版ではない。正式
版は近日中に公表する」との断りがありました。
本文45ページ、それに「機能性関与成分の考え方(例)」
「システマティックレビュー(SR)の実施手順(例)」
「届出に係る資料一覧」などの別紙および別紙様式が添付され、
全106ページに及んでいます。ちなみにガイドライン(案)の本文
の構成は以下の通りです。

1. 趣旨
2. 対象食品
3. 対象事業者
4. 資料作成に当たっての考え方
(1)総論
(2)安全性に係る事項
  第1 食経験の評価方法
  第2 安全性試験に関する評価方法
  第3 届出をしようとする機能性関与成分と既存情報で使用
        された機能性関与成分の同等性の考え方
  第4 機能性関与成分等の相互作用に関する評価
  第5 提出資料
(3)生産・製造及び品質管理に係る事項
  第1 生産・製造及び品質管理の体制
  第2 食品の分析
  第3 食品の保存
  第4 文書・記録の保管
(4)健康被害の情報収集に係る事項
(5)機能性に係る事項
  第1 表示しようとする機能性の科学的根拠を説明する
        ものとして必要な資料
  第2 最終製品を用いた臨床試験の実施及び資料の届出
  第3 最終製品又は機能性関与成分に関する研究レビュー
        の実施及び資料の届出
(6)表示及び情報開示の在り方に係る事項
(7)届出の在り方に係る事項

如何ですか。始めて提示されたガイドライン(案)のこれだけの
内容を僅か40分、「定義」「表示事項」を含む前段の話を含めて
も1時間15分ほどの駆け足での説明です。担当官より「昨年7月に
まとめられた『食品の新たな機能性表示制度に関する検討会報告
書』の内容と“粗々”同じ。最終版も実質的な内容の変更は無い」
とのことですが、1時間ほどの説明で済む内容とは思えません。
 
この後、質疑応答に入りました。次々と質問の手が挙がります。
しかし許された時間は20分強。8名の参加者の質問で打ち切りです。
「受付はいつからになるか」「届出後に消費者からクレームが出た
場合どうするのか」「どの範囲まで著作権法上の許諾が必要なのか」
「広告により販売した食品で健康被害があった場合、メディアの
責任は」・・・消費者庁の説明を必死にメモする参加者の姿、
1,800名の“大海”から虚しく挙がる手を眼前にして、所詮は法律
施行のための形式的なプロセスとの思いとともに、恐らく施行後
に相当な混乱が予測される新法の行方に暗然としつつ会場を後に
した次第です。

17時25分、消費者庁のセレモニーが終了しました。不思議なこと
に、第1部も第2部も終了とともに観客席から拍手が沸き起こりま
した。これまで食品表示関係で政府の様々な説明会、意見交換会
を傍聴してきましたが、当然ながら参加者から拍手が起きること
は一度もありませんでした。ところが3月2日のこの日、劇場で舞台
と観客の関係が無意識のうちに出来上がり、終演と同時に拍手を送
ることになったのでしょうか。とすれば、コンサートホールでの
説明会は予期せぬ成果を消費者庁にもたらしたと言えそうです。
 
                           代表取締役社長  元山 裕孝
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