━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【サイエンスフォーラム通信  2015年 10月号】   2015.10.01 発行
 ● 現場の問題解決のための実践図書・セミナー
               http://www.science-forum.co.jp/
────────────────────────────────
小社のセミナー/書籍情報のメール配信を希望されている方へ配信して
います。                                     NO.434
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
≪忘れてはならないこと ― 9月の6日間≫

食の安全・安心の確保に微力ながら携わっていますが、言うまでも
なくその存立基盤は「平和」です。おいしさも健康機能性も、平和が
あってこその食の領域です。その平和が、9月19日未明、根底から覆る
事態を迎えました。憲法9条を有名無実化し、他国での戦闘行為を容認
する安全保障関連法の成立です。

不思議なのは、参議院本会議の前、9月17日に開かれた参議院特別委員
会の採決です。絶対多数の与党によって強行採決されたことは皆様ご承
知の通りですが、報道によれば採決があったとされる同日午後4時半頃、
委員長席に詰め寄る与野党議員の激しい声で会場は騒然となり、委員長
の声は全く確認されていません。この場面を記録した議事録でも「・・
・・(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)」とだけしか書かれてい
ない(東京新聞 2015年9月20日)とのことです。

「何が採決されたのか、されていないのか。誰も声が聞こえておらず、
全く分からない」との野党議員の声を同紙は伝えています。
「聴取不能」なのに、どうして安全保障関連法が特別委員会で承認され
たと言えるのでしょうか。もはや無茶苦茶な話です。

そうした中、上記の参議院特別委員会の2日前、同委員会中央公聴会で
公述人として登壇した学生グループ「SEALDs」の中心メンバー 
奥田愛基氏の意見陳述に久々に清々しい感慨を抱きました。

同氏の話は「こんなことを言うのは非常に申し訳ないが、先ほどから寝
ている方がたくさんいるので、もしよろしければ話を聞いてほしい」と
の言葉から始まります。もはや倫理観、緊張感を喪失した与党議員の姿
が眼前に見えるようです。同氏の陳述は長文なので、とくに筆者の心に
響いた部分のみ一部抜粋します。(東京新聞 2015年9月16日より)

「強調しておきたいことがある。私たちを含め、これまで政治的無関心
と言われてきた若い世代が動き始めているということだ。誰かに言われ
たからとか、どこかの政治団体に所属しているからとか、いわゆる動員
的な発想ではない。この国の民主主義のあり方について、この国の未来
について主体的に一人一人、個人として考え立ち上がっているのです。」

「今の反対のうねりは世代を超えたものだ。70年間、この国の平和主義
の歩みを、先の大戦の犠牲になった方々の思いを引き継ぎ守りたい。
その思いが私たちをつないでいる。私は今日、そのうちのたった一人と
して、ここで話をしている。国会前の巨大な群像の中の一人として国会
に来ている。」

「これ以上、政治に絶望してしまうような仕方で議会を運営するのはや
めてください。」
「最後に私からのお願いだ。シールズの一員ではなく個人としての、
一人の人間としてのお願いだ。どうか、どうか政治家の先生方も個人
でいてください。政治家である前に、派閥に属する前に、グループに
属する前に、たった一人の個であってください。自分の信じる正しさ
に向かい、勇気を出して孤独に思考し、判断し、行動してください。」

上記の言葉が23歳の若者から発せられたことに驚きを感じつつ、目先
の利権に目を塞がれた政治家の心には奥田氏の魂の叫びは恐らく届か
ないだろうことも同時に痛感した次第です。

折しも前記の中央公聴会と同じ9月15日に、日本経済団体連合会
(経団連)から「防衛産業政策の実行に向けた提言」が発表されまし
た。「産業界として防衛産業の国際競争力の強化、国際共同開発・
生産への積極的な貢献、各社が連携した防衛装備品の国際展示会への
出展、国民の理解の促進」を宣言しています。10月1日には、防衛庁
の外局として「防衛装備庁」という新たな役所が発足することが9月
15日の閣議で決定したそうです。(日経ビジネス 2015年9月18日)
 
法案成立に先立つ何とも手回しの良いプレスリリースです。「安倍
政権と経団連も、ひとつのタッグと見るのが妥当だ。」と、コラム
ニストの小田嶋隆氏は前掲の「日経ビジネス」で指摘しています。

これが私たちの社会と政治の現実です。本質的な議論を忌避し「は
じめに政治的スケジュールありき」で暴走する政府の議会運営の姿
が、ここ数年来の食品表示法成立の経緯とオーバーラップして見え
るのは筆者だけでしょうか。

いま世の中に蔓延する殺人、人の命より経済を重視する世相、民意
を徹底して無視する政治の世界が、互いに結びついているように思
えます。この現実を直視し、今回の一連の暴力的な議会運営を決し
て忘れず、生命の尊さに立脚した個の叫びを自分なりの表現で上げ
ていくことの大切さを今さらながら実感しています。これが、食に
携わることの意義につながっていくことを信じます。

安全保障関連法成立の翌日(9月20日)、「成立したからといって
終わりじゃない」と国会前で抗議の声を上げる人々。親子で参加し
た町田市の中学3年生 池部百合子さん(15)の「国会審議での安
倍晋三首相の答弁は答えになっていなかった。自民党に反対したい
けど、選挙権がなくてもどかしい」との手厳しい声を毎日新聞電子
版(2015年9月20日 21時40分)が伝えています。目覚めた新しい芽
が、確実に育ちつつあるようです。

              代表取締役社長  元山 裕孝

■  INDEX ─────────────────────────

【1】10月 〜12月  開催セミナーのご案内
  
  ┠■ 最初の異変をどう捉えるか
  ┃    〜 リスク情報のキャッチ・分析・仕分けのあり方 〜
  ┃
  ┠■ おいしい低塩・減塩食品を求めて 2015
  ┃〜 減塩食品のイノベーションを目指した製品開発の方向性 〜
  ┃
  ┠■ アジア新時代の食品開発と技術戦略
  ┃ 
  ┠■ 飽きない食品研究会  〜 人からのアプローチ 〜
  ┃
  ┠■ 低温微生物集中講座
  ┃〜 チルド・冷凍食品の安全性確保のために 〜
  ┃
  ┠■ 予測微生物学による食品の最適設計手法 [第4回]
  ┃ 〜 食品製造条件の合理的設定のための予測微生物学の活用法 〜
  ┃
  ┠■ 最先端解析手法を用いた微生物トラブルシューティング
  ┃〜 原因究明から問題解決への実践事例研究 〜
  ┃
  ┠■ 異物検出技術の最前線と今後の回収基準 

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【2】書籍 特別割引販売のご案内 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】10月 〜12月  開催のセミナーのご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★ ホームページからのお申し込みは定価の【5%引】です ★
────────────────────────────────
▼ 最初の異変をどう捉えるか
〜 リスク情報のキャッチ・分析・仕分けのあり方
────────────────────────────────
【開催日】2015年 10月 7日(水)   10:00 〜 16:40
【会  場】連合会館 201会議室
【受講料】定価  38,000円(税別)→ web価格 36,100円(税別)
【主  催】食品産業戦略研究所

⇒ 詳細・お申し込みはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91524.htm
⇒ パンフレットのダウンロードはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/2015/91524.pdf
────────────────────────────────
▼ おいしい低塩・減塩食品を求めて 2015
〜 減塩食品のイノベーションを目指した製品開発の方向性 〜
────────────────────────────────
【開催日】2015年 10月 14日(水) 10:00 〜 17:00
【会  場】連合会館 201会議室
【受講料】定価  38,000円(税別)→ web価格 36,100円(税別)

⇒ 詳細・お申し込みはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91525.htm
⇒ パンフレットのダウンロードはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/2015/91525.pdf
────────────────────────────────
▼ アジア新時代の食品開発と技術戦略
〜 2015年末 6億人超の巨大市場「アセアン経済共同体」発足! 〜
新たな食品事業環境の出現にいかに対応するか
────────────────────────────────
【開催日】2015年 10月 23日(金)  10:00 〜 16:30
【会  場】フォーラムミカサ エコ7F ホール
【受講料】定価  38,000円(税別)→ web価格 36,100円(税別)
【協  賛】食品品質保持技術研究会/(一社)日本食品包装協会 

⇒ 詳細・お申し込みはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91526.htm
⇒ パンフレットのダウンロードはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/2015/91526.pdf
────────────────────────────────
▼ 飽きない食品研究会   〜 人からのアプローチ 〜
────────────────────────────────
【開催日】2015年 11月 12日(木)  10:00 〜 17:00
【会  場】連合会館「201会議室」
【受講料】定価  38,000円(税別)→ web価格 36,100円(税別)

⇒ 詳細・お申し込みはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91527.htm
⇒ パンフレットのダウンロードはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/2015/91527.pdf
────────────────────────────────
▼ 低温微生物集中講座
〜 チルド・冷凍食品の安全性確保のために 〜
────────────────────────────────
【開催日】2015年 11月 18日(水)  10:00 〜 16:00
【会  場】連合会館「201会議室」
【受講料】定価  36,000円(税別)→ web価格 34,200円(税別)

⇒ 詳細・お申し込みはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91528.htm
⇒ パンフレットのダウンロードはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/2015/91528.pdf
────────────────────────────────
▼ 予測微生物学による食品の最適設計手法 [第4回]
〜 食品製造条件の合理的設定のための予測微生物学の活用法 〜
────────────────────────────────
【開催日】2015年 11月 27日(金)  10:00 〜 17:00
【会  場】飯田橋レインボービル「A会議室」
【受講料】定価  38,000円(税別)→ web価格 36,100円(税別)

⇒ 詳細・お申し込みはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91529.htm
⇒ パンフレットのダウンロードはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/2015/91529.pdf
────────────────────────────────
▼ 最先端解析手法を用いた微生物トラブルシューティング
〜 原因究明から問題解決への実践事例研究 〜
────────────────────────────────
【開催日】2015年 12月 4日(金)  10:00 〜 16:30
【会  場】連合会館 「201会議室」
【受講料】定価  38,000円(税別)→ web価格 36,100円(税別)
────────────────────────────────
▼ 異物検出技術の最前線と今後の回収基準
────────────────────────────────
【開催日】2015年 12月 10日(木)  10:30 〜 16:30
【会  場】連合会館「201会議室」
【受講料】定価  36,000円(税別)→ web価格 34,200円(税別)
────────────────────────────────
【2】書籍 特別割引販売のご案内 
────────────────────────────────
下記のタイトルを (2015年 11月 30日 受付まで)
【既刊本 15%引き】
【オンデマンド本 10%引き】
で販売いたしますので、ご検討下さいませ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◎ 既刊本 → 15%引
◆ 微生物資源国際戦略ガイドブック
◆ 食品鑑定技術ハンドブック
◆ 食品の化学物質危害防止ハンドブック

◎オンデマンド本 → 10%引
◆ [最新版]食品分析法の妥当性確認ハンドブック
◆ 微生物胞子 ?制御と対策 ?
◆ 微生物試験のデータ考察力トレーニングブック
◆ 微生物汚染事例・現場検査法Q&A集

期間限定で下記のタイトルの本体価格を既刊本15%引き、オンデマンド本
は10%引きで販売いたします。
2015年11月30日受付まで適用いたしますので、ご検討下さいませ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
各タイトルの詳しい情報はこちらをご覧下さいませ。→↓
http://www.science-forum.co.jp/books/index.htm

復刻本はご注文に係るご注意がございます。ご一読をお願い致します。
http://www.science-forum.co.jp/podbooks/index.htm
────────────────────────────────
* 記載の内容はメール配信後、内容変更となる場合がございます。
   ホームページで最新情報をご覧下さい。

* 各お手続きは下記URLよりお願い致します。
   その際はお客様番号もお知らせいただきますと幸甚です。
  (このメールへの返信には、配信停止・ご返答が出来ませんので
   ご注意ください)
───────────────────────────────
■ 配信停止
⇒ http://www.science-forum.co.jp/mail/index.htm

■ 宛先変更
⇒ http://www.science-forum.co.jp/mail/index.htm
から一度停止していただき、新しいご連絡先で再登録をお願い致します。

お手続き後、2週間以上たちましても停止されない時は
大変お手数ですが再度ご連絡頂けますようお願い申し上げます。

■ メールアドレス以外の内容変更(ご勤務先/ご所属/ご住所等)
⇒ http://www.science-forum.co.jp/application/index.htm

■ ご質問   ⇒ mailto:info@science-forum.co.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【お問い合わせ先】 株式会社 サイエンスフォーラム(担当: 杉浦)
〒270-1142   千葉県我孫子市泉14-30ネクサスビル
MAIL: info@science-forum.co.jp
 TEL:04-7128-5461    FAX:04-7184-7912
(営業時間:9:00〜17:00 ※土/日/祭日を除く)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━