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【サイエンスフォーラム通信  2015年 11月号】   2015.11.02 発行
 ● 現場の問題解決のための実践図書・セミナー
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≪「セブンイレブンの物流〜独り勝ちの秘密」に迫る≫

18,000店の店舗数を誇り、1日の来客数が1,000万人以上と言われる
セブンイレブン。強力なバイイングパワーで益々優位性を誇る同社
に複雑な思いを抱く食品業界の関係者も多いことと存じます。

すべての経営指標で他のCVSを圧倒する同社の比類なき競争力の源泉を
知りたいと思い、10月28日(水)、(株)日通総合研究所主催「セブン
イレブンの物流(現状と今後)〜独り勝ちの秘密を探る〜」を聴講し
てまいりました。
 
講師は(株)Believe-UP社長の信田洋二氏。1995年から2009年まで(株)
セブンイレブン・ジャパンに在籍し、各店舗の経営指導から情報シス
テム本部を経て物流部に移籍、店舗への配送車両に搭載する「運行・
動態管理システム」の移行開発プロジェクトの責任者として陣頭指揮
を執るなど、セブンイレブンの躍進を内部から支えてきた同社のOBで
す。午後1時に始まった講演は4時間半に及び、豊富な実態資料を駆使
して以下の構成で「独り勝ちの秘密」に迫りました。

1.セブンイレブンの基礎知識
2.セブンイレブンの物流に対する考え方
3.共同配送の発展過程
4.「共同配送センター」の全貌
5.「物流」と「情報システム」の連携
6.オムニチャネル、御用聞きなど、これからのセブンイレブンの
    物流

冒頭に「セブンイレブン物流の強さ7つの秘訣」が示されます。その
7つとは、

(1)出店可能エリアは物流が最終決定
(2)徹底した共同配送
(3)全ての配送センターが専用センター
(4)センター配置は店舗出店重心で設計
(5)納品ミス率、平均0.011%
(6)高い定時納品率
(7)システムインフラとの連携

物流主導を根幹に、ドミナント方式で「お客様が必要な商品を、
必要な量、必要な時に、良い状態で納品する。このため、川下を
起点に川上をコントロールする基本コンセプトを徹底的に考え抜
き実行してきた。セブンイレブンはお客様の変化に応じ物流をコ
ロコロ変える」と信田氏は強調します。
 
物流戦略で同氏が強調したもう一つの点は、「欠品は一番の罪悪
であり犯罪だ」との強烈な意識です。「“機会ロス”が社内で最
も嫌われる。完売して“万歳!”なんてとんでもない」(信田氏)
との指摘が企業行動の起点にあることが分かりました。

ちなみに同社の欠品率は、牛乳・乳飲料等のデイリーで0.015%
(10万個当り15個)、加工食品とフローズンで0.003%(各3個)
が実績です。出荷ミス率の目標は0.001%(オーダー10万個当り
1個)とのことです(講師の信田氏が在籍した06年度データ)。
 
講演の前半、印象的な次の言葉に出会いました。

「セブンイレブン本部でも、他社と同様に部門間の軋轢はすご
いものがある。それが一瞬のうちに部門間の壁を越えまとまる
時がある。それは「お客様の利便性」という“神の声”だ。
一方、セブンイレブンで絶対言ってはいけない言葉がある。
それは「そうは言っても・・」「誰々が言ってました」「頑張
っているんですが・・」「会社は何をしてくれるんですか」
「それは教えてもらっていない」の5つ。「これを言った社員
はいつのまにか会社から消えていく」とのこと。何やら背筋
がゾクリとする話です。

さて、セブンイレブンは本年10月から「オムニチャネル」を
スタートさせました。「お店はお客様のためにある」という
同社の思想の当然の行先とも言えますが、具体的には

1)インフラサービスの拠点としての店舗機能の拡充・変革、
2)「セブンミールサービス」(食事配達サービス)の展開、
3)「御用聞き」により商圏を玄関先へ、などです。

その取り組みは始まったばかりで試行錯誤の渦中のようです。
18,000店の大半が加盟店であり、在庫商品の所有権はほとん
ど店舗のオーナーにあることから、店舗を飛び越えて商品を
お客様に届ける上で「もともとセブンイレブンは商品のトラ
バース(横方向の移動)が苦手。他方、徒歩5分(半径350m)、
自転車で5分(半径約3km)のエリア内でいかに効率的に食事
を配達できるか、“ラスト・ワンマイル”が極めて大きな壁
になっており、セブンミールサービスの大きな課題だ」との
ことです。

別の悩みもあるようです。「コンビニのバイトは“ブラッ
クバイト”の風評が出てきて、だんだん若い人が応募しな
くなった」(信田氏)。折しも本セミナーの前日(10月27日)、
弁護士やジャーナリストで構成する「ブラック企業大賞」
実行委員会が大賞候補として6社をノミネートし記者会見で
発表しましたが、そこにセブン?イレブン・ジャパンの名前
がありました。実行委員会が挙げたノミネート理由(要約)
は以下の通りです。

「セブンイレブン・ジャパン・・・フランチャイズ加盟店
主から過酷な搾取をおこない、そのしわ寄せが学生アルバ
イトに及び「ブラックアルバイト」が問題化している。」
(2015年10月27日14時07分 弁護士ドットコムNews)

今回の講演会は上記の汚名挽回の一環なのでしょうか。
4時間半におよぶ信田氏の講演は、共同配送センターの全貌、
需給管理を核とする「物流と情報システムの連携」を初め、
様々な側面を詳細に明らかにしていますが、筆者の取材力
不足で紹介はここまでとさせて戴きます。「独り勝ちの秘
密」を十分再現できず残念です。
講演後に数件の質疑応答がありましたが、その中には「配
送に伴う事故発生率が意外と高いのでは」との厳しい質問
もありました。
このたびのファミリーマートとサークルKサンクスの合併
により両社の店舗数は合計17,808と、セブンイレブンに
肉薄します。それでも、講師の信田氏は「セブンは依然と
して小売の中で最強であり、この優位はしばらく続く」と
断言します。「お客様の利便性」を理由にメーカーへの
圧力はこれからも変わらないようです。
 
私事で恐縮ですが、弊社はこの11月で創業36年目に入り
ます。微力ながら業界の健全な発展を願い、誠実にモノ
作りに励む食品メーカーの応援団として、有益な情報提
供と人材育成にこれからも全力で取り組む所存です。
年明け1月には食品メーカーの新たな競争力確保と足場
の形成に向け「食品の新カテゴリー創造研究会」を開催
致します。

上記セミナーを含め、企業担当者の悩みに出来る限り
寄り添い、現場の声を反映させた以下のセミナーをご
用意致しました。何卒お目通しの上、ご活用戴ければ
幸甚に存じます。

          代表取締役社長  元山 裕孝
■  INDEX ─────────────────────────

【1】11月 〜 2016年 1月  開催セミナーのご案内
  
  ┠■ 飽きない食品研究会  〜 人からのアプローチ 〜
  ┃
  ┠■ 予測微生物学による食品の最適設計手法 [第4回]
  ┃ 〜 食品製造条件の合理的設定のための予測微生物学の活用法 〜
  ┃
  ┠■ 最先端解析手法を用いた微生物トラブルシューティング
  ┃〜 原因究明から問題解決への実践事例研究 〜
  ┃
  ┠■ 異物検出技術の最前線と今後の回収基準 
  ┃
  ┠■ 食品の新カテゴリー創造研究会
  ┃
  ┠■ 変わる消費者の意識と行動
  ┃〜 食品企業のSNS対応と難クレーム処理 〜

【2】書籍 特別割引販売のご案内 

┏━★ 11/30 まで受付! ★━┓
┃    今月のお奨め図書      ┃
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┏━━━★ 11/30 まで受付! ★━━━┓
┃ ● 企業防衛のための現場必携図書  ┃
┃       【異物対策関連図書】       ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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【1】11月 〜 2016年 1月  開催のセミナーのご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★ ホームページからのお申し込みは定価の【5%引】です ★
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃■ 満席御礼! ■ 11/18開催「低温微生物集中講座」■┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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▼ 飽きない食品研究会   〜 人からのアプローチ 〜
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【開催日】2015年 11月 12日(木)  10:00 〜 17:00
【会  場】連合会館「201会議室」
【受講料】定価  38,000円(税別)→ web価格 36,100円(税別)

⇒ 詳細・お申し込みはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91527.htm
⇒ パンフレットのダウンロードはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/2015/91527.pdf
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▼ 予測微生物学による食品の最適設計手法 [第4回]
〜 食品製造条件の合理的設定のための予測微生物学の活用法 〜
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【開催日】2015年 11月 27日(金)  10:00 〜 17:00
【会  場】飯田橋レインボービル「A会議室」
【受講料】定価  38,000円(税別)→ web価格 36,100円(税別)

⇒ 詳細・お申し込みはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91529.htm
⇒ パンフレットのダウンロードはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/2015/91529.pdf
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▼ 最先端解析手法を用いた微生物トラブルシューティング
〜 原因究明から問題解決への実践事例研究 〜
────────────────────────────────
【開催日】2015年 12月 4日(金)  10:00 〜 16:30
【会  場】連合会館 「201会議室」
【受講料】定価  38,000円(税別)→ web価格 36,100円(税別)

⇒ 詳細・お申し込みはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91530.htm
⇒ パンフレットのダウンロードはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/2015/91530.pdf
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▼ 異物検出技術の最前線と今後の回収基準
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【開催日】2015年 12月 10日(木)  10:30 〜 16:30
【会  場】連合会館「201会議室」
【受講料】定価  36,000円(税別)→ web価格 34,200円(税別)

⇒ 詳細・お申し込みはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91531.htm
⇒ パンフレットのダウンロードはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/2015/91531.pdf
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▼ 食品の新カテゴリー創造研究会
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【開催日】2016年 1月 18日(月)  10:00 〜 17:00
【会  場】フォーラムミカサ エコ
【受講料】定価  38,000円(税別)→ web価格 36,100円(税別)

⇒ 詳細・お申し込みはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/91601.htm
⇒ パンフレットのダウンロードはこちらから↓
http://www.science-forum.co.jp/seminar/print/2015/91601.pdf
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▼ 変わる消費者の意識と行動
〜 食品企業のSNS対応と難クレーム処理
────────────────────────────────
【開催日】2016年 1月 27日(水)  10:00 〜 17:00
【会  場】飯田橋レインボービル1F「C+D会議室」
【受講料】定価  38,000円(税別)→ web価格 36,100円(税別)
────────────────────────────────
【2】書籍 特別割引販売のご案内 
────────────────────────────────
┏━━━★ 11/30 まで受付! ★━━━┓
┃ ● 企業防衛のための現場必携図書  ┃
┃       【異物対策関連図書】       ┃
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↓↓ ● 10% オフ
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◆ 人を動かす食品異物対策
→ http://www.science-forum.co.jp/podbooks/0264.htm
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◆ 食品異物除去ハンドブック
→ http://www.science-forum.co.jp/podbooks/0311.htm
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◆ 食品の臭気対策第2集 「異臭問題の予防・解決の実務手順と実際
→ http://www.science-forum.co.jp/podbooks/0321.htm
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↓↓ ● 15% オフ
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◆ PL対応食品異物混入対策事典
→ http://www.science-forum.co.jp/books/0201.htm
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┃ ● 今月のお奨め図書      ┃
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↓↓ ● 既刊本 15% オフ
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◆ 微生物資源国際戦略ガイドブック
→ http://www.science-forum.co.jp/books/0309.htm
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
◆ 食品鑑定技術ハンドブック
→ http://www.science-forum.co.jp/books/0291.htm
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
◆ 食品の化学物質危害防止ハンドブック
→ http://www.science-forum.co.jp/books/0314.htm
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 ↓↓ ● オンデマンド本 → 10% オフ
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◆ [最新版]食品分析法の妥当性確認ハンドブック
→ http://www.science-forum.co.jp/podbooks/0316.htm
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
◆ 微生物胞子 ━ 制御と対策 ━
→ http://www.science-forum.co.jp/podbooks/0317.htm
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
◆ 微生物試験のデータ考察力トレーニングブック
→ http://www.science-forum.co.jp/podbooks/0304.htm
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
◆ 微生物汚染事例・現場検査法Q&A集
→ http://www.science-forum.co.jp/podbooks/0283.htm
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オンデマンド本はご注文に係るご注意がございます。ご一読を
お願い致します。
http://www.science-forum.co.jp/podbooks/index.htm
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