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≪「日本社会には抵抗という文化がない」≫

薄れいくフクシマの記憶…。そうしたなか、上記の言葉に出会いま
した。旧ソ連の原発事故に遭遇した人々の証言集『チェルノブイリ
の祈り』の著者でベラルーシのノーベル賞作家 スベトラーナ・
アレクシエービッチ氏の言葉です。

去る11月28日、東京外語大学で講演された際、自ら福島第一原発
事故の被災地を訪ねた時の印象をもとに、「福島で目にしたのは、
日本社会に人々が団結する形での『抵抗』という文化がないこと
です。」と語っています(東京新聞2016年11月29日)。

抵抗…「摩擦など、動きや流れを妨げる(逆らう)はたらきや力」
「レジスタンス」
この言葉を目にしたとき、思いがけず先月(11月2日)開かれた
「第10回 加工食品の原料原産地表示制度に関する検討会」の
シーンを思い出しました。

座長の森光康次郎氏(お茶の水女子大学)が、「強行採決」が
お好みの安倍首相顔負けの強引さで、"お上"の意向を背に生産者
団体、一部の消費者団体を味方につけ圧倒的包囲網で反対票、
批判勢力を封じ込んだ、数年前には考えられなかった強権ぶりです。
しかも、それが許されるかのような今日の日本の"空気"。

検討会終了後、筆者は立ち会っていませんが、別室で森光座長の
記者会見があったようです。その中で森光氏が次の発言をした
ことをFOOCOM代表 森田満樹氏が伝えています。

「検討会の途中で、学級委員長をやっていて、イヤダイヤダと反対
の手が挙がりながらぶれない話とは何かを考えた。
(中略)
この検討会の肝は、全ての加工食品に義務付けることを決めたこと
だ。これを否定してはだめだ。私はポケットにレッドカードを
しのばせて、それを否定されたら解散ということを決めていた。」
(FOOCOMメールマガジン第273号)

「学級委員長」の言葉には唖然としますが、解散の決意を胸に秘め
た森光氏の気持ちをもっと早めに察知していれば、あえて検討会を
解散に追い込んでいくことも事業者側委員がとるべき一つの選択枝、
戦術ではなかったかと、誠に残念でなりません。

予めシナリオが決められ、政治が先行した本検討会。しかし本制度
施行後に予測される食品事業者の実務上の大変さと消費者の混乱を
思うとき、僭越ながら上記の事態を阻止できなかった事業者側委員
にも、行政プロセスの一翼を担った一半の責任が招来するものと
思わざるを得ません。

もとより、事業者側委員の皆様は検討会で精一杯「反対」の意思
表示をされています。議事録にもその旨記載されているところです。
それにもかかわらず、傍聴席から拝見する限り、それらの発言には
連携や結束がなく散発的で、ややもすると「私は反対をしました」
とのエクスキューズにしか聞こえない時がありました。
その意味では、検討会の発足当初から極めて大きな荷を背負わされ
た事業者側委員の皆様に心から同情する次第です。

経験の伝承が途絶え、かつて堂々と行政と対峙し説得力をもって
過ちを正す業界団体のトップが世代交代で次第に姿を消し、後継の
各委員の発言から裂ぱくの気迫と怒りが消えつつあるように感じら
れてなりません。

生意気を申し上げますが、もはや食品衛生行政は、かつて長年に
わたり存在した「おい、こら!」の時代ではありません。「コン
プライアンス」の名のもとに「長い物には巻かれろ」と追従する
受け身の姿勢では自らを悪い方に追い込むばかりで、決して食品
業界と消費者のためにはならないのでは、と愚考致します。
出でよレジスタンス!

「日本社会には抵抗という文化がない」と指摘した前述のアレク
シエービッチ氏も、同講演の中で「(福島の原発事故で)祖母を
亡くし、国を提訴した女性はその例外です。同じ訴えが何千件も
あれば、人々に対する国の態度も変わったかもしれません。」
と語っています。

                               代表取締役社長  元山 裕孝
                              
                              
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