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≪速報:薬事・食品衛生審議会食品規格部会報告≫

2月27日(火)、5か月ぶりに食品衛生審議会食品衛生分科会食品
規格部会(座長:大前和幸 慶應義塾大学医学部名誉教授)が開催
され、下記の2件が審議されました。

1. 食品中のフモニシンの規格基準の設定について
2. 食品製造用水等の規格基準の改正について

当日の配布資料は下記URLから入手できます。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000195459.html


1.カビ毒「フモニシン」の規格基準は設定しない
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主としてコーンフレークやコーンスナックなどトウモロコシ製品に
汚染が集中していると言われるかび毒のフモニシン。菓子業界の
皆様には気になるところです。

国際的にはCodex委員会やEUで基準値が設定されており、米国FDAも
ガイダンスレベル値(Regulatory Guidance)を公表しています。
一方、わが国では未だ基準値がありません。このため、わが国で
基準値を設定すべきかどうかについて厚生労働大臣から本審議会に
諮問がなされ、審議に至った次第です。

その結果、「わが国におけるフモニシンの暴露量は、設定した耐容
一日摂取量を下回っていると推定され、食品からのフモニシンの
摂取が一般的な日本人の健康に悪影響を及ぼす可能性は低い」との
事務局の説明を全面的に支持し、「当部会として基準値は設定しな
い。ただし、モニタリングはしっかりとやってほしい。」との結論
になりました。
「基準がなくても食品衛生法第6条で海外からの汚染食品の流入は
防げる」との厚労省専門官の発言もありました。


2.食品製造用水等の糞便汚染の指標は「大腸菌群」から
  「大腸菌」へ
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ご承知の通り、食品製造用水および清涼飲料水は「大腸菌群が陰性
でなければならない」と規格基準で定められていますが、WHOの
飲料水水質ガイドラインおよび水道法との整合性を図るため、今後
は大腸菌群ではなく大腸菌「陰性」を指標とする旨の基準改正案が
提案され、厚生労働大臣による本審議会への諮問にもとづき当部会
での審議となりました。
 
事務局の説明資料で「今日まで大腸菌群を指標として用いてきたが、
その指標性は低く、本来は大腸菌を用いるべきであった。それでも
大腸菌群が採用された理由は、単に当時の培養技術が制約となって
いたに過ぎない」と端的に指摘されています。

それに呼応して「事務局の提案は正確で、このように規格基準を
改正すべき」との賛同が委員からも寄せられ、その後ほとんど
議論はなく、事務局説明を含め僅か13分で「事務局案に賛成する」
との結論となった次第です。
 
これに伴い、試験法について通知法とするよう別途検討するととも
に、今後の行政スケジュールは「食品安全委員会へ食品健康影響
評価を依頼し、評価結果を受けた後、特段の問題がなければ告示
改正のための必要な手続きを行う」ことになりました。

大腸菌の試験法として「特定酵素基質培地法」が採り上げられ、
当日の部会配布資料(参考資料2-6)「水質基準に関する省令の
規定に基づき厚生労働大臣が定める方法」(平成15年厚生労働省
告示第261号)の中で詳しく記載されています。
 
+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:

この規格部会はこれまで年2回程度(昨年は2月と9月)の開催で、
今回審議項目となったフモニシンの基準値設定の是非、食品製造
用水等の糞便汚染指標菌の改正は今回が初めての議題でした。
いずれも事務局のシナリオ通りの結論で、何か審議がなされたわけ
ではなく、当日は会議時間が予定より1時間早く終了する始末。
まさに"儀式としての部会"の印象をいまさらのように抱いた次第
です。

食品業界の品質保証および微生物試験室の皆様にとって、大腸菌群
から大腸菌への基準改正は影響が大きいのではないかと危惧して
おります。如何でしょうか。  
 
水関係の話題がこれからも続きます。
来る3月7日(水)は「平成29年度第1回水道における微生物問題
検討会」が開催予定で、「クリプトスポリジウム等対策における
地表水を対象とした紫外線処理の適用に向けた検討」が主議題と
なっています。

なかなか魅力的なテーマですが、残念ながら筆者は傍聴できず
皆様にお伝えすることができません。ご興味のある方は是非厚生
労働省のホームページを検索して、当日の配布資料をご覧下さい。

                               代表取締役社長  元山 裕孝 
                              
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