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【サイエンスフォーラム通信  2019年 5月号】  2019.05.08 発行
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≪第53回食品表示部会 報告≫

“改元フィーバー”を迎える5日前(4月26日)、「食品表示の全体
像」を議題に「平成」最後の食品表示部会(通算第53回)が開かれ
ました。

当日の配布資料は下記URLでご覧戴けます。
https://www.cao.go.jp/consumer/kabusoshiki/syokuhinhyouji/bukai/053/shiryou/index.html

この「全体像」に関し、1つ前の第52回部会(3月13日)の最後の
方で“頭出し”の議論がされています。
議事録によれば、受田浩之部会長(高知大学理事 副学長)から
「本日の時点で私どもの任期もあと半年を切った状況であることを
考えますと、この全体像というテーマについて結論を見据えて議論
を展開していかなければならないと感じているところでございます。」
との発言があり、部会長の私案として「食品表示の全体にかかる
論点整理と今後の議論に関する提案」が資料として配布されています。

部会長の提案は以下の4点です。
1)Webでの情報提供を表示として位置付ける
2)視認性に加え、理解のし易さに対する改善を図る
3)インターネット販売や中食・外食への展開を検討する
4)理解度向上に向けた普及・啓発や消費者教育について検討する

これに対し、第52回部会で数名の委員から下記の反論や問題点の指摘
がなされました。

・これは非常に重い議論なので、最終的にまで詰めるというのは、
 私自身としてなかなか難しいのかなという感じがしております。
 (池戸委員)
・Webでの情報提供を表示として位置付けるという書き方は、
 ちょっと方向性を余りにも示し過ぎている。Webでの情報提供の
 表示を検討するとか、そのくらいの文言にすべき。(渡邊委員)
・もしWebで情報提供するということであれば、恐らく法そのものを
 さわらなければいけなくなるので、この委員会から意見具申を
 して直接変えていくのか、消費者庁の方で諮問・答申書の案を
 つくってもらって、それをもう一遍戻してもらうような、何を
 問題提起して議論してもらうのかという役割をこの委員会が
 担うのか、そのビジョンを示してほしい。(今村委員)

導入部分が長くなって恐縮ですが、実は正味2時間をかけた第53回部会
での議論はここから一歩も進まず、いたずらに部会長の先走りが
目立つばかりでした。

当日、「課題解決に向けて」と題して、部会長から改めて下記の
提案がなされました。

1)一括表示部分を分かりやすくするため、視認性と一括表示
  面積に関し調査を行うとともに、一括表示部分の拡大を可能
  とするルール(ガイドライン)について検討する
2)表示可能面積において、一括表示部分の拡大が出来ない場合
  は、補助的情報提供手段としてWebを活用する
3)さらに今後も予想される表示情報の増加や高齢者の視認性向上
  に対応するため、Webにおける表示基準を設ける

これに対し、特に渡邊委員から再三にわたり強硬な反対意見が述べ
られました。要約すると下記の2点です。

・この部会の役割は法律にもとづいて義務表示の問題を議論し、
 現行の食品表示基準の見直しにつなげることであって、一般的
 に食品表示のあり方をレポートすることではない。
・Webを使うかどうかは事業者の自由であって、「Webを利用すべき」
 という表現、「ガイドライン」「Webの表示基準」の言葉は明らか
 に行きすぎ。議論の方向性がおかしい。

傍聴しながら極めて正当な意見と感じましたが、どういう訳か渡邊
委員に同調し議論の枠組みを正そうとする意見が他の委員から
ほとんど聞かれず、同委員の発言を懸命に切り返し孤軍奮闘す
る部会長の姿のみが印象的でした。
予め行政機関との間で決められたシナリオがあるのでしょうか。

思えば、座長が前面に出て議論を引っ張り“強行採決”に至るのは、
数年前の「加工食品の原料原産地表示制度に関する検討会」(座長:
森光康次郎 御茶の水女子大学大学院教授)が始まりでした。当時の
森光座長の以下の言葉が忘れられません。

「検討会の途中で、学級委員長をやっていて、イヤダイヤダと反対
の手が挙がりながらぶれない話とは何かを考えた。(中略)
この検討会の肝は、全ての加工食品に義務付けることを決めたこと
だ。これを否定してはだめだ。私はポケットにレッドカードをしの
ばせて、それを否定されたら解散ということを決めていた。」
(FOOCOMメールマガジン第273号より)

最後にもう一つ。当日は会場(合同庁舎第4号館 共用220会議室)
の音響が非常に劣悪で、一部のマイクの音がほとんど聞き取れな
い状況でした。
残念ながらそれを改善しようとする動きが事務局に見られず、
傍聴者を全く無視した会議の運営に疑問を感じた次第です。

次回は5月23日(木)の予定です。

               代表取締役社長  元山 裕孝
                              
                              
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