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≪第57回食品表示部会報告─第5期委員の最後のお仕事≫

8月1日(木)、消費者委員会第57回食品表示部会が開かれ、いよ
いよ「食品表示の全体像」について最後の討議を行いました。
受田部会長(高知大学副学長)を初め、今月(8月)で任期が終了
する第5期委員の最後の会議です。

冒頭、部会長から「食品表示の全体像に関する報告書(案)」が
提示されました。全文は下記URLでご覧いただけます。
https://www.cao.go.jp/consumer/kabusoshiki/syokuhinhyouji/doc/190801_shiryou1.pdf

本件はもともと消費者委員会からの審議要請事項で、昨年5月31日
の本委員会において、(1)一括表示の表示事項間における優先順位、
(2)インターネットを活用した表示の可能性を含むウェブ上における
情報提供と従来の容器包装上の表示との組み合わせ、を主たる論点
として、食品表示の全体像について検討することが議題でした。

昨年8月以降8回にわたり審議され、まとめとして作成された報告書
(案)。その結論は次の通りです。

1.表示事項間で優先順位をつけて、容器に表示する事項と容器
  以外に表示する事項とに仕分けすることには慎重であるべき
  である。
2.現状でウェブ上の表示を方向付けることは困難。
3.「表示の分かりやすさ」に関し、「分かりやすさ」の定義が
  定まっておらず、改善すべき指標も明確ではない。問題の解決
  策を導くことを目的として、現状把握を優先的に行うよう、
  以下の調査を実施することを提言する。
  (1)「分かりやすさ」の定義に向けた科学的アプローチに基づく
    調査
  (2)ウェブを用いた食品表示を検討するための現状調査

「初めに調査ありき」ではなかったのでしょうか。 
部会での審議の実態を知らず報告書だけを読まれた方は、さぞ喧々
諤々の議論がなされたものと思われるでしょうが、何のことはない、
ほぼ1年をかけて検討した結果「やっと問題解決の出発点に立った」
と語っているのです。

今回の部会の進め方について、渡邊委員(食品産業センター参与)
から「何よりも議論する時間が足りなかった。これは問題点の整理
であり、あくまで出発点にすぎない。『報告書』ではなく『中間
とりまとめ』とすべき」との発言があり、この言葉が会議の実態を
端的に示しています。この点は、部会長も「議論する時間が不足で
あったことは同感」と発言しており、菅委員(弁護士)も「これは
“初めの一歩”」と語っています。

さらに渡邊委員から「(一括表示の表示事項間における)優先順位
は今回検討していない。」との指摘がありました。部会長も「優先
順位の議論について、そこまで踏み込むことが出来なかったことは
事実」と認める始末で、報告書(案)に記載されたことの信憑性、
正直なところ8回に及ぶ討議はいったい何だったのかと疑問に感じる
次第です。

とは言え、大きな命題を背負わされた第5期委員の皆様のご苦心も
十分察せられるところです。もともと、与えられた期間で結論まで
たどり着くことは期待されていないようで、本年3月の第52回部会
での池戸委員(宮城大学名誉教授)の下記の発言が、本部会の結論
を示唆していたように思われてなりません。

「これは非常に重い議論なので、最終的にまで詰めるというのは、
私自身としてなかなか難しいのかなという感じがしております。」
(第52回議事録より)

約2時間に及ぶ会議の最後に、部会長より「委員の皆様からご指摘を
受けた点、これまでの会議で議論できなかった部分をどう整理して
いくか、慎重に記述したい。渡邊委員からご提案いただいた『中間
とりまとめ』の表現は必ずしも適当ではないので、報告書のサブタ
イトルにある『提言』を『今後の方向性について』の言葉に替えた
い。これらを含め報告書の修正を行う。」との言葉があり、修正を
部会長に一任し、閉会となりました。

表現がきつく委員の皆様には誠に申し訳ございませんが、「あたか
も“大山鳴動鼠一匹”」・・これが当日傍聴した筆者の印象に最も
近い言葉です。食品表示部会の審議結果を、適正表示に向け日々
ご苦労されている皆様はどのようにお感じになりますでしょうか。 

               代表取締役社長  元山 裕孝
                              
                              
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