(株)サイエンスフォーラム 私たちはintelligenceを提供します。


ANDOR
図書案内 セミナー案内 オンデマンド版 食品産業戦略研究所 お問い合せ メールマガジン 会社案内 Home
オンデマンド出版(POD)
食品微生物検査の簡易化、自動化、迅速化

コードNO0067P
発刊日1985年3月
編集委員
(役職は発刊時)
春日 三佐夫 日本大学 農獣医学部食品工学科 教授
坂崎 利一国立予防衛生研究所 細菌第1室長
森地 敏樹農林水産省 畜産試験場 加工第3研究室長
価 格 POD(オンデマンド)価格本体3,500円+税
体 裁B5判並製 188頁
試 読不可
ご注意オンデマンド版(POD)は、以下の点で当社通常書籍と扱いが異なります。
  • オンデマンド(On Demand:要求があり次第に)という意味の通り、お客様からの注文に応じてその都度印刷・製本をする販売形式を取っています。 そのため、ご注文を受けてから発送までに1週間〜10日前後のお時間をいただきます。
  • 受注生産のため、注文されてからのキャンセルはお受けできません。
  • 装丁は厚紙表紙のみの簡単なものになり、カバー等も付きません。
  • 【試読】および【お客様都合による返本】はお受けできません。
  • 書店経由ではなく弊社との直接のお取引(直販)となります 。書店割引はありません。
ご注文
  上記『ご注意』に同意された上で、ご購入のお手続きをお願いします。
執筆者一覧へ 詳細な内容を見る

キャンセル・返品不可

主要構成

第1章 なぜ自動化するのか
第2章 簡易化、自動化、迅速化の手法と留意点
第3章 食品微生物検査におけるコンピュータの応用
第4章 食品中の病原微生物の簡易検査法
付属資料 機器紹介

【発刊にあたって】

 世は今やオートメーションの時代である。 産業生産の場では機械の運転などの操作を可能な限り人手に頼らず、コンピュータなどを駆使して調整制御する自動操作が急速に普及し、さらに商品の流通、在庫管理、販売などの面でも事務処理のコンピュータ利用による省力化、迅速化、自動化が進展している。
 すでに医学の領域では自動化された設備や機器が広く利用され、疾病の診断をはじめ、病原微生物の検査や各種材料の分析操作の機械化、自動化、迅速化の動きが日を追って活発化しており、特に臨床化学検査の部面での進展には著しいものがあることは衆目の一致するところである。 またこうした自動化の気運と相まち、微生物の検出、菌数測定あるいは菌種の同定のための迅速法、簡易法の開発もさかんである。 すなわち国外では1973年にストックホルムで微生物学領域での検査の自動化と迅速化に関する第1回国際シンポジウムが開催され、1976年には第2回のシンポジウムがケンブリッジで開かれ、また食品微生物学領域では1974年に検査の自動化、迅速化に関するシンポジウムが西ドイツのキールで開かれ、その後米国、カナダなどでも次々とこの種のシンポジウムが開かれている。 わが国でも1977年以降、日本細菌学会などで細菌感染症の迅速診断法を中心に検査の機械化、自動化、迅速化に関する討議がなされ、臨床細菌学の分野での検査の機械化、自動化の動きが活発化している。
 これらの手法やテクニックは当然のことながら食品微生物学の分野でも製品や原料の微生物学的品質評価の面で利用できる筈である。 もちろん、これらの手法やテクニックは医学的検査と異なり、食品産業や食品衛生の分野では、経済性の点で、今直ちにそのまま導入できない憾みがるものが少なくない。 しかし、将来経済性を十分考慮した採算のとれる方法を工夫し、機器の開発に努力すれば食品微生物検査の場での利用は可能と思われる。 また現に一部で採用されている方法やシステムも決して完璧なものではなく、改良の余地が多分に残されている筈である。 G.H.Richardson(1981)は「牛乳検査の自動化」と題する論説の中で、紀元2000年には乳業関係での検査はすべて機械化、自動化されるだろうと述べている。 これは決して夢物語ではなく、必ず現実化する時が来るものと見なければならない。
 今回、われわれは食品微生物学の分野での検査を中心に機械化、自動化、迅速化の現状と将来を展望するとともに、現在すでに採用され、あるいは検討されつつある手法をいくつか採り上げて解説を試みた次第である。
 この試みが、食品微生物検査の機械化、自動化迅速化の進展にいささかでも資するところがあれば幸いである。
 なお、本書の出版にあたり貴重な写真や資料を提供して下さった測定機器並びに資材メーカーの各位に感謝の意を表する次第である。
編集委員 春田 三佐夫
坂崎 利一
森地 敏樹

内容目次

第1章 なぜ自動化するのか<坂崎 利一>
    はしがき
  1. 微生物検査の自動化および器械化の歴史
  2. 自動化および器械化の現状
    2.1 ラジオメトリック法を利用した機器
    2.2 インピーダンスを利用した機器
    2.3 臨床細菌検査のために開発された機器
    2.4 バイオルミネッセンスを利用した機器
    2.5 その他の検査用機器
  3. 細菌検査自動化の将来
  4. 自動化の意義と経済性
  5. 自動化と器械化における検査技術者の役割

第2章 簡易化、自動化、迅速化の手法と留意点

第1節 スパイラル・プレーティング法<五十嵐 英夫>
  1. はじめに
  2. スパイラル・プレーティング・システムの原理および装置
    2.1 原理
    2.2 装置
  3. スパイラル・プレーティング・システムによる細菌数測定の実際
    3.1 寒天平板の調製
    3.2 試料の調製
    3.3 スパイラル・プレーターの調整
    3.4 スパイラル・プレーティングの開始
    3.5 細菌数の測定
  4. 細菌数測定の応用例
  5. レーザー・コロニーカウンターおよびデータ・プロセッサー
  6. おわりに
第2節 メンブランフィルター法<仲西 寿男>
  1. MFの種類と特徴
  2. 食品の菌数測定への応用
    2.1 食品の処理
    2.2 ISO GRIDシステム
    2.3 食品の菌数測定の実際
  3. 食品からの病原菌検出への応用
  4. 水質検査への応用
第3節 インピーダンス法<佐竹 幸子>
  1. はじめに
  2. 原理
  3. 装置
  4. 測定方法
  5. 応用範囲と測定精度
    5.1 臨床細菌検査
    5.2 細菌汚染食品のスクリーニング
  6. おわりに
第4節 蛍光顕微鏡による細菌数測定法<森地 敏樹>
  1. メンブランフィルター法と組み合わせた方法(DEFT)の原理と操作法
  2. DEFTの適用例と問題点
  3. Bactoscanの性能と適用例
第5節 バイオルミネッセンス法<貫名 正文>
  1. バイオルミネッセンス法の原理
  2. 臨床細菌検査への応用
    2.1 細菌尿
    2.2 血液培養
  3. 食品検査への応用
  4. バイオルミネッセンス法の利点と問題点
    4.1 利点
    4.2 問題点
第6節 ストマッカー法<小久保 彌太郎/春日 三佐夫>
  1. 装置の概要
  2. 使用方法
  3. 使用上の特徴
  4. 食品微生物検査への応用
    むすび
第7節 自動化コロニーカウンター法<森地 敏樹/春日 三佐夫>
  1. マニュアル法でのコロニー数測定における個人差
  2. 自動化コロニーカウンターの種類と性能
  3. 測定法の概略
  4. 適用例
  5. 使用上留意すべき点
第8節 リムラステスト<加納 晴三郎>
  1. リムラステストの概要
  2. カブトガニについて
  3. リムラステストとその反応機構
    3.1 リムラス試薬
    3.2 リムラステストの反応機構
  4. リムラステストの術式
    4.1 転倒法
    4.2 比濁法
    4.3 比色法
    4.4 傾斜法
    4.5 ゲル形成時間による方法
  5. 食品衛生検査上の応用
  6. むすび
第9節 同定の簡易迅速化<田村 和満>
  1. 同定用キットの種類、用途および特徴
    1.1 キット類
    1.2 用途および特徴
  2. 同定のカギ性状とキットに組込まれているテストの比較
  3. キットの長所、短所
  4. 使用上の注意
  5. 謝った判定が得られる主な原因
  6. プロファイルインデックスにない新菌種について
第10節 AMS(AutoMicrobic System)<吉崎 悦郎>
    はしがき
  1. AMSの装置
  2. AMSのテスト項目(カードの種類)
    2.1 Enterobacteriaceae Plus Card(EBC+)
    2.2 Gram Negative Identification Card(GNI)
    2.3 Gram Positive Identification Card(GPI)
    2.4 Yeast Biochemical Card(YBC)
    2.5 Bacillus Biochemical Card
    2.6 Bioburden Identification Card
    2.7 Urine Identification Card
    2.8 Gram-Negative General Susceptibility Plus Card(GSC+)
    2.9 Gram Positive Susceptibility Card(GPS)
    2.10 General Susceptibility Card-Urine(GSU)
  3. AMSによる検査の実際
    3.1 グラム陰性桿菌の実際
    3.2 グラム陽性菌の同定
    3.3 Yeastsの同定(臨床材料由来)
    3.4 菌数計算
    あとがき
第11節 菌数計測の自動化<辨野 義己/光岡 知足>
  1. 緒言
  2. 微生物サンプルプロセッサー(Microecomaster)
    2.1 自動輸送機構
    2.2 自動希釈・接種装置
    2.3 自動塗抹装置
  3. まとめ

第3章 食品微生物検査におけるコンピュータの応用<金子 精一>
  1. コンピュータの構造と種類
    1.1 コンピュータの構造
    1.2 コンピュータの種類
  2. コンピュータを活用するためのプログラム
  3. 活用1:統計計算、シミュレーション実験、作図、作表等
    3.1 一般統計
    3.2 多変量解析
    3.3 シミュレーション実験
    3.4 その他の数値解析
    3.5 作図、作表
  4. 活用2:データベースとしての活用、同定時の検索等
  5. 簡易、自動検査におけるコンピュータ活用の将来

第4章 食品中の病原微生物の簡易検査法<伊藤 武>

第1節 食品中に分布する病原細菌
  1. 好気性ないし通性嫌気性菌
    1.1 サルモネラ(Salmonerlla)
    1.2 Yersinia enterocolitica
    1.3 黄色ブドウ球菌(Staphy-lecoccus aureus)
    1.4 セレウス菌(Bacillus cereus)
    1.5 腸炎ビブリオ(Vibrio parahaemoly ticus)
  2. 微好気性菌
    2.1 カンピロバクター(Campylobacter)
  3. 嫌気性菌
    3.1 ウェルシュ菌(Clostridium perfringens)
    3.2 ボツリヌス菌(Clostridium botulinum)
第2節 病原微生物の簡易検査法
  1. サルモネラの検査法
    1.1 サルモネラの分離方法
    1.2 分離菌株の同定
    1.3 蛍光抗体法によるサルモネラの証明
  2. 黄色ブドウ球菌の検査法
    2.1 黄色ブドウ球菌の分離方法
    2.2 分離菌株の同定
  3. セレウス菌の検査法
    3.1 セレウス菌の分離
    3.2 セレウス菌の同定
  4. 腸炎ビブリオの検査法
    4.1 腸炎ビブリオの分離
    4.2 腸炎ビブリオの同定
  5. カンピロバクターの検査法
    5.1 微好気培養法
    5.2 カンピロバクターの分離
    5.3 カンピロバクターの同定
  6. ウェルシュ菌の検査法
    6.1 ウェルシュ菌の分離
    6.2 ウェルシュ菌の同定
  7. ボツリヌス菌の検査法
    7.1 嫌気培養法
    7.2 ボツリヌス菌の証明
    7.3 ボツリヌス毒素の証明方法
    7.4 ボツリヌス菌の分離
    7.5 ボツリヌス菌の同定

付属資料 機器紹介



このページの先頭へ

執筆者一覧(執筆順、役職は発刊時のものです)
 
編集委員
春日 三佐夫日本大学 農獣医学部食品工学科 教授
坂崎 利一国立予防衛生研究所 細菌第1室長
森地 敏樹農林水産省 畜産試験場 加工第3研究室長
 
執筆者(執筆順)
坂崎 利一国立予防衛生研究所 細菌第1室長
五十嵐 英夫東京都立衛生研究所 細菌第1研究科 主任研究員
仲西 寿男神戸市環境保健研究所 細菌部 主幹
佐竹 幸子群馬大学 医学部 微生物学教室
森地 敏樹農林水産省 畜産試験場 加工第3研究室長
貫名 正文神戸市環境保健研究所 細菌部
小久保 彌太郎東京都立衛生研究所 乳肉衛生研究科 主任研究員
春日 三佐夫日本大学 農獣医学部食品工学科 教授
加納 晴三郎国立衛生試験所 大阪支所長
田村 和満国立予防衛生研究所 細菌第1室 主任研究員
吉崎 悦郎国立姫路病院 研究検査科 副臨床検査技師長
辨野 義己理化学研究所 動物薬理研究室
光岡 知足東京大学 農学部畜産獣医学科 教授
金子 精一神奈川県衛生研究所 乳肉衛生科 専門研究員
伊藤 武東京都立衛生研究所 細菌第1研究科 主任研究員


書籍の注文画面へ このページの先頭へ
図書案内 セミナー案内 食品産業戦略研究所 オンデマンド版 メールマガジン お問い合せ 会社案内 Home