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バイオサーファクタント

コードNO0122P
発 刊 日1990年9月
編集委員
安田 寛基 帝京大学 医学部第2病理学教室 教授
相原 薫 日本医科大学 附置中央電子顕微鏡研究施設 施設長・教授
上田 眞太郎 日本大学 医学部第1内科教室 専任講師
野崎 左彦 医療法人 誠潤解城北病院 副院長
価 格POD(オンデマンド)価格 本体38,500円+税
体 裁B5判並製 464頁
試 読不可
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キャンセル・返品不可 ニューバイオテクノロジーの新たな応用分野として注目されている生体界面性物質を学術的視野で初めて集大成!

主要構成

第1篇 サーファクタント研究のあゆみ
第2篇 サーファクタントの一般的性質
第3篇 肺のサーファクタント
第4篇 肺以外の生体系とサーファクタント
第5篇 バイオテクノロジーにおけるサーファクタント

【発刊にあたって】

 自然科学を理解するには、しばしば発想の転換が必要である。 バイオサーファクタントを企画した当初、私共グループの研究主題であった肺のサーファクタントにはあまりこだわらず、むしろもっと広い学際的な立場で、界面現象を考えようということで出発した。 然しながら、コロイド界面化学会或は界面の物性を主題とする学会が、化学、物理学領域において幅広く研究活動を行っている現況で、どこまで編集の領域を広げるかということが論議の的となったがとりあえず、医・生物領域において問題点を整理しようということになった。
 執筆者各位に分担をお願いしたのが昨秋であったが、作業が進むにつれて、驚いたことには、原稿の集まりが非常に早いことであった。 欧米ではいわば日常のことかも知れないが、本邦におけるこの分野の編集状況としては、大変喜ばしいなりゆきであるとともに、執筆者各位の本書発刊に寄せる熱意をひしひしと感ぜざるを得なかった。
 本書における特長の一つは執筆者が若いということである。 三十代、四十代の研究者が新しい命題に取り組んでおられることで、少壮とか気鋭とかいう形容が、ふさわしい陣容である。 意識して若い方々に執筆をお願いした訳ではないが、結果としては、バイオサーファクタントというテーマにふさわしい内容となった。 バイオサーファクタントという言葉は一般の読者には耳慣れない言葉かも知れない。 また、バイオサーファクタントという概念は、格別新しい訳では決してないが、少なくとも医・生物の分野では、新しい考え方の中で論議されるべき内容を多く含んでおりup-to-dateな発想というべきであろう。
 もとより本書の刊行をもってこの分野の論議にピリオドが打たれるといった性質のものではないが、医・生物の分野に一つの新しいわく組みを作ったという自負は持つことが出来た。
 このような経緯をふりかえりながら、この軽い興奮を、出来れば研究者の皆様に伝えたい思いである。
編集委員代表 帝京大学医学部 安田 寛基

内容目次

第1篇 サーファクタント研究のあゆみ

第1章 バイオサーファクタント研究経過概論<吉川 清>
  1. 肺表面活性物質の発見
  2. 形態学的アプローチ
  3. 生化学的アプローチ
  4. 病態生理と肺表面活性物質
  5. 治療への試み

第2章 日本における肺サーファクタント研究の発展と現況<野崎 正彦>
  1. 肺サーファクタント研究グループ
  2. 肺表面活性研究懇話会の発足
  3. 日本界面医学会
  4. 各分野の業績
    4.1 生化学
    4.2 RDSにたいする肺サーファクタント補充療法
    4.3 形態学
  5. 物理学的特性

第2篇 サーファクタントの一般的性質

第1章 生体膜とサーファクタント<大木 和夫/野沢 義則>
  1. 生体膜の構造
  2. 膜脂質の化学構造とその両親媒性
  3. サーファクタントとしての膜脂質
  4. DPPCの膜物性
  5. 水環境での細胞の誕生と膜脂質の役割
  6. 生体膜の機能とサーファクタント

第2章 界面活性剤の物性と応用<上野 實>
  1. 界面活性剤の種類と界面化学的性質
    1.1 界面活性剤
    1. イオン性界面活性剤
    2. 非イオン性界面活性剤
    1.2 界面化学的性質
    1. ミセルの形成
    2. クラフト点
    3. 曇点
    4. 表面張力
    5. 粘度
    1.3 界面活性物質の界面化学的性質
    1. 界面活性物質の種類
    2. 単分子膜の種類
    3. 膜形成の条件
    4. 膜を拡げるには
    5. 単分子膜の性質の測定
    6. 肺表面活性物質の単分子膜とその評価
    7. 動的表面圧の測定

第3章 両親媒性物質の溶存状態と溶液の性質
  1. 両親媒性物質のミセル形成
    1.1 ミセルとは
    1.2 ミセル形成を律する二つの作用
    1.3 ミセル形成理論とモデル
    1.4 両親媒性物質のCMC挙動
    1.5 対イオン固定度とミセル間単分散濃度
    1.6 ミセル会合数に影響を与える因子
    1.7 混合ミセル形成
  2. 可溶化
    2.1 可溶化とは
    2.2 可溶化状態の種類
    2.3 可溶化の理論
    2.4 可溶化量の一般的な挙動

第3篇 肺のサーファクタント

第1章 サーファクタントの形態学

第1節 肺の微細構造とサーファクタント

(1) 正常肺の微細構造とサーファクタント<安田 寛基>
  1. 肺の微細構造とサーファクタント
  2. 肺の発育、分化とサーファクタント
  3. 出生とサーファクタント
  4. 肺サーファクタントの観察法
  5. サーファクタントの分離法(Katyal)
  6. サーファクタントの超微形態
  7. サーファクタントの生化的解析
(2) 再生および増生肺胞上皮とサーファクタント<江部 達夫/小林 理>
  1. 再生肺胞上皮と層状封入体形成
    1.1 実験的薬剤性肺臓炎に見られた肺胞の再生について
    1.2 再生II型肺胞上皮細胞の層状封入体の形成
  2. ヒト増生肺胞上皮の層状封入体の形成
第2節 肺サーファクタントの超微形態と界面活性<岸川 テル子/相原 薫>
  1. 肺サーファクタント分画の形態
    1.1 Lamellar Body(LB)及びCommon myelin(CM)
    1.2 tubular myelin(TB)
  2. 肺サーファクタントの肺機能に関連する表面活性
第3節 肺の進化とサーファクタント<佐藤 茂>
  1. 肺の進化とその設計
  2. 肺の進化とサーファクタント
    2.1 オスミュウム酸でよく固定されるものからされにくいlamellar inclusion body
    2.2 lattice-like structureのcentral coreの出現
    2.3 lamellar inclusion bodyの消失
    2.4 トリ肺におけるtrilaminar materialの出現
第4節 病的状態とサーファクタント

(1) 新生児呼吸促迫症候群、老人肺その他<安田 寛基/樋田 壽々子>
  1. 新生児呼吸促迫症候群
    1.1 形態学的所見
    1.2 サーファクタントの検索結果
  2. 肺硝子膜症以外の症例におけるサーファクタント
    2.1 肺の形態学的所見
    2.2 サーファクタントの形態、特にその展開状態について
    2.3 サーファクタントの生化学的分析値 2.4 肺胞蛋白症
    2.5 その結果

第2章 サーファクタントの生化学−サーファクタントとアポ蛋自

(1) 肺サーファクタントの生化学:肺サーファクタントを構築する分子<秋野 豊明>
  1. 肺サーファクタントリン脂質
    1.1 ジパルミトイル・ホスファチジルコリン(DPPC)
    1.2 酸性リン脂質
  2. 肺サーファクタントアポ蛋白
    2.1 SP-A
    2.2 SP-BとSP-C
    2.3 SP-D
  3. 肺サーファクタントリン脂質膜の表面活性の発現と肺サーファクタントアポ蛋白
(2) サーファクタントとアポ蛋白<小川 雄之亮>
  1. 肺サーファクタントアポ蛋白の分離
  2. 肺サーファクタントアポ蛋白の分類
  3. 肺サーファクタントアポ蛋白の機能
  4. 肺サーファクタントアポ蛋白の臨床応用
(3) サーファクタント機能の阻害蛋白質<池上 眞知子>
  1. 肺胞腔の蛋白質
  2. RDS児及び未熟羊肺胞中のサーファクタント機能阻害物質存在の証明
  3. サーファクタント機能阻害物の特性と分離
(4) アポ蛋白による脂質形態の修飾<鈴木 康弘>
  1. 格子状ミエリン形成とアポ蛋白
  2. 脂質形態と表面活性
(5) 肺サーファクタントの代謝調節と肺サーファクタントアポ蛋白A(SP-A):SP-A受容体の関与<黒木 由夫>


第3章 サーファクタントの臨床

(1) サーファクタントの臨床応用概論<藤原 哲郎>
  1. 新生児呼吸窮迫症候群(respiratory distress syndrome,R D S)に対するサーファクタント補充療法
    1.1 サーファクタントの補充療法に試みられている種々のサーファクタント
    1.2 サーファクタント補充療法の効果
  2. 成人呼吸窮迫症候群(Adult respiratory distress syndrome,A R D S)
(2) naturalサーファクタントと人工サーファクタント<田中 勇次>
  1. sfの化学組成
  2. sfの活性測定
  3. sfの構成成分と活性
    3.1 sf脂質の調整法、化学組成および活性
    3.2 sf脂質の重要成分含量と活性
    1. DPPC
    2. PG
    3. 脂肪酸とTG
    4. 蛋白質
  4. 人工sf
    4.1 化学組成
    4.2 表面活性
    4.3 生理活性
    4.4 安全性
  5. 合成サーファクタント
(3) 人工肺サーファクタントの生理機能<小林 勉>
  1. 合成洗剤(Tween20、polyoxyethlen sorbitan monolaurate)
  2. Dipalmitoylphosphatidylcholine(DPPC)
  3. DPPC/phosphatidylglycerol(PG)
  4. DPPC/PG/非タンパク系第3成分
  5. DPPC/PG/タンパク質
  6. 半合成人工肺サーファクタント
(4) 未熟児の生存率とPSF<星 順/仁志田 博司>
  1. PSF補充療法と合併症
  2. PSF補充療法施行後の死亡例の検討
  3. PSF投与法の検討
(5) 誤引性肺炎とサーファクタント<上田 眞太郎>
  1. 症例
    1.1 硝酸ガス誤吸入性肺炎例
    1.2 脳腫瘍(Mixed Glioma)由来の反復性嚥下性肺炎例
  2. 考察
    2.1 硝酸ガス・NOxによる肺病変について
    2.2 嚥下性肺炎の病像について
    2.3 Surfactant-TA投与の濃度、量、方法、効果について
第2節 サーファクタントの動物実験

(1) 肺サーファクタント欠如および不活性化動物と補充療法<小林 勉>
  1. 摘出洗浄肺
  2. 肺洗浄動物
  3. 未熟胎仔
  4. サーファクタント不活性化動物
(2) ブレオマイシンとサーファクタント<高橋 敬治/長内 和弘>
  1. BLM肺傷害・肺線維症の発症機序
  2. II型肺胞上皮細胞の形態変化と細胞相互関係
  3. BLM傷害・線維化肺におけるリン脂質組成の変化
  4. BLM傷害・線維化肺の換気力学的特性に及ぼす肺サーファクタントの影響
(3) 肺胞II型上皮細胞培養系(ラット肺およびヒト肺からの分離・培養と培養系での糖尿病の影響<須加原 一博/清田 武俊>
  1. ラット肺胞II型上皮細胞の分離培養法
  2. ヒトの肺胞II型上皮細胞の分離・培養
  3. 培養系での糖尿病の影響
(4) 肺胞II型上皮細胞のイオン輸送と肺サーファクタント分泌反応について<佐野 公彦/中村 肇>
  1. Type II cellのイオン輸送機能
  2. Type II cellのナトリウム輸送
  3. Type II cellの膜電位とサーファクタント分泌反応
  4. Type II cellのNa+/H+antiporterと肺サーファクタント分泌反応
  5. 細胞内カルシウム濃度と肺サーファクタント分泌反応
(5) エンドトキシン・ショックとサーファクタント<広畑 泰久/孫 泰重>


第4篇 肺以外の生体系とサーファクタント

第1章 概説<上田 眞太郎>
  1. 肺表面活性物質・リン脂質類の形態像
  2. 胸膜・心嚢と肺Sf類似物質・リン脂質類の形態像
  3. 腹膜と肺Sf類似物質・リン脂質類の形態像
  4. 胃粘膜とSf類似物質・リン脂質類の形態像
  5. 卵管と肺Sf類似物質・リン脂質類の形態像
  6. 結膜と肺Sf類似物質・リン脂質類の形態像
  7. 関節と肺Sf類似物質・リン脂質類の形態像
  8. 血管と肺Sf類似物質・リン脂質類の形態像

第2章 胆汗酸とその機能<上野 實>
  1. 胆汁の組成と作用
  2. 胆汁酸塩水溶液の性質
  3. 胆汁酸塩によるコレステロールの溶解現象
  4. 胆石の石灰化に対する一考察
    4.1 GCDC-GUDC系
    4.2 GCDC-GUDC-EL系
    4.3 GCDC-GUDC-EL-ChLM系
    4.4 GCDC-GUDC-EL-ChLM系でのカルシウム塩の沈着
    4.5 ChLMの液晶溶解
第3章 産婦人科領域

(1) 羊水と肺サーファクタント<樋口 誠一>
  1. 羊水中の肺サーファクタントの起源
  2. 羊水への肺サーファクタント移行の証明
  3. 胎児肺成熟度検査法の種類および各検査法の肺成熟基準値
  4. 各検査法の測定法とその特徴
    4.1 羊水レシチン・スフィンゴミエリン比(L/S ratio)
    4.2 DSPC(disaturated phosphatidylcholine、飽和レシチン)の測定
    4.3 phosphatidylglycerol(PG)の測定
    1. 薄層クロマトグラフィーによる方法
    2. 酵素的定量法
    3. その他の方法
    4.4 shake test(foam stability test)・・・2回shaking法(double shake test)
    4.5 stable microbubble method
    4.6 Foam stability index test
    4.7 その他の方法
    1. サーファクタント・アポ蛋白の測定
    2. 総リン脂質、総レシチン濃度
    3. palnhitic/stearic ratio
    4. Fluorescence polarization value(P-value)
    5. 羊水添加血漿Ca再加時間法
(2) 卵管上皮とサーファクタント<長田 尚夫>
  1. 卵管上皮におけるSF・リン脂質
    1.1 対象ならびに実験材料
    1.2 固定方法
    1.3 実験成績
  2. 卵管粘液中におけるSF・リン脂質の測定
    2.1 実験材料ならびに測定方法
    2.2 成績
  3. 考察
  4. 結論

第4章 皮膚と界面活性剤<芋川 玄爾/溝口 昌子>

(1) 基礎編
  1. 界面活性剤の構造と皮膚乾燥落屑性
  2. 洗浄と界面活性剤の皮膚吸着性
  3. 界面活性剤の角質細胞間脂質への作用
  4. 界面活性剤の構造と皮膚一次刺激性
  5. 界面活性剤の蛋白変性作用
  6. 界面活性剤のライソゾーム膜に対する作用
  7. 界面活性剤の皮膚刺激とロイコトリエン、プロスタグランジン代謝
(2) 臨床編
  1. 日用品と界面活性剤
    1.1 洗剤
    1.2 石鹸
    1.3 シャンプー、リンス類
    1.4 化粧品、軟膏
  2. 界面活性剤と皮膚障害
    2.1 主婦手湿疹
    2.2 軟膏や化粧品に含まれる界面活性剤による一次刺激性皮膚炎
第5章 中枢神経領域

(1) 脳の形態形成と細胞表層複合糖質<大平 敦彦>
  1. 脳の形態形成過程
  2. ガングリオシド
    2.1 種類と構造
    2.2 脳の形態形成とガングリオシド
    1. 脳の分化に伴うガングリオシドの組成変化
    2. 神経分化におけるガングリオシドの役割
    3. 細胞接着とガングリオシド
  3. 細胞接着分子
    3.1 種類と構造
    3.2 脳の形態形成と細胞接着分子
    1. L2/HNK-1糖鎖の役割
    2. 脳の分化に伴うポリシアル酸量の変化
    3. 複合接着機構とポリシアル酸
  4. プロテオグリカン
    4.1 種類と構造
    4.2 脳の形態形成とプロテオグリカン
    1. 脳の分化に伴うグリコサミノグリカン量の変化
    2. プロテオグリカンの役割
  5. おわりに
(2) 老年期痴呆と治療<大友 英一>
  1. 老年期痴呆の現度
    1.1 老年期痴呆と年齢
    1.2 老年期痴呆の性差
  2. 老年期痴呆の割合
    2.1 痴呆の割合
    2.2 欧米との相違
  3. 老年期痴呆の原因
    3.1 アルツハイマー型老年痴呆
    3.2 脳血管性痴呆
    3.3 痴呆発現のメカニズム
    1. 脳血管性痴呆
  4. 老年期痴呆の病理
  5. 痴呆と脳循環
  6. 痴呆の症状
  7. アルツハイマー型老年痴呆と脳血管性痴呆との鑑別
  8. 老年期痴呆と鑑別すべきもの
    8.1 慢性硬膜下出血
    8.2 脳腫瘍
    8.3 甲状腺機能低下症
    8.4 その他
  9. 老年期痴呆の治療
    9.1 環境の調整
    9.2 適切な対応
    9.3 薬物療法
(3) 中枢神経領域の疾患への応用<平野 二郎/日比野 英彦>
  1. 脳と脂質
    1.1 中枢神経領域の脂質
    1.2 中枢神経領域の脂質の役割
    1.3 脂質代謝と疾患
  2. 中枢神経領域への作用
    2.1 血液脳関門
    2.2 中枢神経領域への送達法
    2.3 中枢神経領域における賦活
  3. 老人性痴呆症への応用
    3.1 老人性痴呆症とバイオサーファクタントとの接点
    3.2 PCは脳内のAchになるか
    3.3 老人性痴呆症への治療効果
    3.4 PS、PIによる治療
  4. 老化や学習能への応用
    4.1 老化した脳
    4.2 老化した細胞膜の復活
    4.3 脳機能改善への応用

第6章 口腔外科領域

第1節 各種硬組織における基質・細胞間、基質・基質間等界面領域の形態学的特徴<小澤 英浩>
  1. 骨組織の細胞と基質
    1.1 石灰化開始期
    1.2 骨形成期
    1.3 骨形成休止期
    1.4 破骨細胞の分化期
    1. 破骨細胞の分化と骨基質
    2. 破骨細胞の分化・活性化因子と骨芽細胞
    1.5 骨吸収期
    1.6 骨吸収から骨形成へ
    1. 破骨細胞の細胞化学的特徴とセメント線の形成
    2. セメント線とカップリング因子
  2. 歯牙組織の細胞と基質
    2.1 エナメル質とエナメル芽細胞
    2.2 象牙質と象牙芽細胞
第2節 石灰化とリン脂質<高橋 常男/高橋 和人>
  1. 硬組織とリン脂質
  2. 形態学的観点からのリン脂質
  3. リン脂質の形態学的検索
  4. タンニン酸の利用
  5. 石灰化と関係ある細胞にみられるlamellar bodies
  6. 多層膜構造体multilamellar bodiesの生理的意義
  7. 他組織細胞でのlamellar bodies
  8. おわりに

第7章 人工臓器<清水 慶彦>
  1. 人工臓器と生体との界面
    1.1 医用材料と生体との界面の諸問題
    1.2 抗血栓性材料の開発
    1. 多相系高分子表面
    2. 高含水率溶解鎖表面
    3. 生理活性徐放表面
    4. 内皮細胞付着表面
    1.3 生体組織親和性材料の開発
  2. 人工医用材料へのサーファクタントの応用
    2.1 縫合系
    2.2 静脈注射用製剤
    2.3 人工血脈

第8章 ポリオキシエチレン−タン白質結合体の薬理活性人工血液への応用<清水 慶彦>
  1. リポソーム
    1.1 リポソームの種類
    1.2 リポソームの性質
    1.3 リポソームと生体成分との相互作用
    1.4 リポソームの生体内運命
    1.5 リポソームの応用
    1. 免疫学への応用
    2. 制癌剤含有リポソーム
    3. その他の応用
  2. マイクロカプセル
    2.1 酵素含有マイクロカプセル
    2.2 人工赤血球
    2.3 生細胞含有マイクロカプセル

第9章 ポリオキシェチレン―タン白質結合体の薬理活性―人工血液への応用<岩下 雄二>
  1. ポリオキシエチレン類の構造と性質
  2. ポリオキシエチレンの薬理活性
  3. ポリオキシエチレン―タン白質結合体の薬理活性
  4. ポリオキシエチレン―ヘモグロビン結合体を用いる人工血液の開発

第10章 界面活性剤の効果

第1節 薬物の消化吸収および癌化学療法における界面活性物質の応用<吉川 広之/村西 昌三>
  1. 薬物の消化管吸収における応用
    1.1 消化管吸収におよぼすミセルの影響
    1.2 混合ミセルによる吸収促進
  2. 癌化学療法における界面活性剤の応用
    2.1 界面活性剤による抗癌剤取込の増大
    2.2 混合ミセルによる抗癌剤の効果増強
    2.3 消化器癌に対する吸収促進―リンパ指向型剤形
第2節 病原微生物不活化への界面活性剤の応用―エイズウイルス不活化を中心に<宮本 勉>
  1. 被膜を有するウイルスの構造と細胞侵入機構
  2. menfegolの構造と殺精子作用
  3. menfegolによるHIVの不活化
    3.1 ヒトTリンパ球に対するmenfegolの影響
    3.2 menfegolのHIV不活化実験法
    3.3 menfegolによるHIV不活化結果
    3.4 menfegolのHIVに対する作用
  4. menfegolおよび他のサーファクタントの微生物に対する作用

第5篇 バイオテクノロジーにおけるサーファクタント

第1章 バイオサーファクタントのファインケミカルズとしての応用―コスメティックス〜微生物バイオサーファクタントを中心として
  1. バイオサーファクタントの開発の経緯
  2. 医薬・香粧品への応用
    2.1 効能化粧品の現状と将来
    2.2 バイオサーファクタントの化粧品工業等への応用
    1. 複合脂質
      1. トレハロースリピッド
      2. サクシノイルトレハロースリピッド
      3. ソホロリピッド
      4. ラムノリピッド
      5. エマルザン
      6. その他の微生物由来糖脂質
      7. サポニン
    2. 脂肺酸系
      1. 2-アルキル-3-ヒドロキシン長鎖脂肪酸
      2. スピクリスポール酸
    3. グリセリド
      1. リン脂質
      2. H-13Aグリセロ糖脂質
      3. リポアミノ酸およびリポペプチド
  3. バイオサーファクタントによるリポソーム形成
  4. リポソーム剤型のコスメティックへの応用

第2章 フラグランス工業<秋本 新一>
  1. においを示す化合物
    1.1 動物性香料
    1.2 植物性香料
  2. 香料の可溶化方法
  3. 香料の特殊な使用法
  4. 香料の除放化
  5. 香料とバイオテクノロジー

第3章 酵母の産出するバイオサーファクタント―ソホロリビッド<木村 義晴/井上 恵雄>
  1. 酵母の産出するバイオサーファクタント
  2. ソホロリピッドの発酵生産
    2.1 ソホロリピッド生産菌の分離
    2.2 ソホロリピッド生産酵母の性質
    2.3 ソホロリピッドの発酵生産
    1. 最適培地条件
      (1)炭素源
      (2)窒素源および栄養源
    2. 最適培養条件の検討
    2.4 ソホロリピッドの分離回収
  3. ソホロリピッド誘導体の合成
    3.1 アルキル-ソホロリピッド誘導体の合成
    3.2 ポリオキシアルキレン-ソホロリピッド誘導体の合成
  4. ソホロリピッド類の生理的機能
  5. ソホロリピッド類の界面活性剤としての性能と応用


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執筆者一覧(所属・肩書等は発刊時のものです)
 
■ 編集委員
安田 寛基帝京大学 医学部第2病理学教室 教授
相原 薫日本医科大学 附置中央電子顕微鏡研究施設 施設長
上田 眞太郎日本大学 医学部第1内科教室 専任講師
野崎 左彦医療法人 誠潤解城北病院 副院長
 
■ 執筆者一覧(敬称略・執筆順)
吉田 清一埼玉県立がんセンター 総長
安田 寛基帝京大学 医学部第2病理学教室 教授
吉川 清大阪府立成人病センター 中央手術部 部長
野崎 左彦医療法人 誠潤解城北病院 副院長
野沢 義則岐阜大学 医学部生化学教室 教授
大木 和夫名古屋大学 工学部応用物理学科教室 助教授
上野 實東京理科大学 理学部応用化学科教室 教授
越沼 征勝帝京技術科学大学 情報学部 助教授
江部 達夫長岡赤十字病院 呼吸器科 部長
小林 理長岡赤十字病院 呼吸器科 副部長
岸川 テル子日本医科大学 附置中央電子顕微鏡研究施設
相原 薫日本医科大学 附置中央電子顕微鏡研究施設 施設長・教授
佐藤 茂日本医科大学 附置中央電子顕微鏡研究施設 助手
樋田 壽々子帝京大学 医学部第2病理学教室 助手
川並 汪一日本医科大学 第2病院 病理部長・助教授
居石 克夫九州大学 医学部第1病理学教室 教授
永田 忍彦産業医科大学 呼吸器科 講師
秋野 豊明札幌医科大学 生化学第1講座 教授
小林 雄之亮埼玉医科大学 総合医療センター小児科 教授
池上 眞知子Harbor UCLA Medical Center 小児科 Associate Professor
鈴木 康弘京都大学 胸部疾患研究所分子病理学分野 教授
黒木 由夫札幌医科大学 生化学第1講座 講師
藤原 哲郎岩手医科大学 医学部小児科教室 教授
田中 勇次東京田辺製薬(株)研究開発本部研究所 研究企画室長
小林 勉金沢大学 医学部麻酔・蘇生学教室 助教授
仁志田 博司東京女子医科大学 母子総合医療センター新生児部門 教授
星 順東京女子医科大学 母子総合医療センター新生児部門 助手
上田 眞太郎日本大学 医学部第1内科教室 専任講師
高橋 敬治山形大学 医学部臨床検査医学講座 助教授
長内 和弘山形大学 医学部第1内科 助手
須加原 一博熊本大学 医学部麻酔科 講師
清田 武俊熊本大学 医学部麻酔科 助手
中村 肇神戸大学 医学部小児科 教授
佐野 公彦神戸大学 医学部小児科 助手
孫 泰重韓国慶北大学校医科大学 病理学教室 教授
広畑 泰久日本医科大学 附置中央電子顕微鏡研究施設 主任研究技術員
樋口 誠一秋田大学 医学部産科婦人科学教室 助教授
長田 尚夫日本大学 医学部産婦人科学教室 講師
芋川 玄爾花王(株)栃木研究所 室長・医学博士
溝口 昌子帝京大学 医学部皮膚科 教授
大平 敦彦愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所 発生学部室長
大友 英一社会福祉法人 浴風会 浴風会病院長
平野 二郎日本油脂(株)筑波研究所長
日比野 英彦日本油脂(株)筑波研究所バイオ2グループ 主任研究員
小澤 英浩新潟大学 歯学部口腔解剖学第1教室 教授
高橋 和人神奈川歯科大学 口腔解剖学教室 教授
高橋 常男神奈川歯科大学 口腔解剖学教室 講師
清水 慶彦京都大学 生体医療工学研究センター人工臓器学研究部門 教授
岩下 雄二味の素(株)中央研究所 部長
村西 昌三京都薬科大学 製剤学教室 教授
吉川 広之富山医科薬科大学 薬学部薬剤設計学教室 助教授
宮本 勉長崎大学 医学部細菌学教室 教授
石上 裕通商産業省 工業技術院 化学技術研究所精密化学部 主任研究官 応用界面化学研究室長
秋本 新一日本油脂(株)千鳥工場R&D担当主管
木村 義晴花王(株)鹿島研究所第3研究室 主任研究員
井上 恵雄花王(株)鹿島工場 主席部員


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