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オンデマンド出版(POD)
微生物胞子

コードNO0317P
発 刊2011年4月28日
編集委員
渡部 一仁
摂南大学 薬学部薬学科 教授
土戸 哲明
関西大学 化学生命工学部 生命・生物工学科 教授
坂上 吉一
近畿大学 農学部環境管理学科 教授
価 格 POD(オンデマンド)価格 本体21,000円+税  → 期間限定特別割引10%OFF 本体18,900円+税
体 裁 A4判 380ページ
見 本
体裁見本(1)(1001KB) 第1部-第1章-第1節 形態・構造,P9
体裁見本(2)(406KB) 第1部-第4章-第2節 嫌気性細菌,P100
体裁見本(3)(687KB) 第1部-第6章-第6節 酵母胞子の基礎,P170
体裁見本(4)(571KB) 第2部-第2章-第1節 缶詰・レトルト食品,P226
体裁見本(5)(697KB) 第2部-第5章-第1節 浴室・台所・ランドリー,P317
体裁見本(6)(596KB) 第2部-第7章 バイオテロ,P347
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微生物胞子を知り尽くす!待望の一冊
【本書の構成と特色】
『発刊にあたって』
現代社会では、食品・医療や諸環境における微生物学的な安全性は広く認識されていますが、科学技術がいかに高度化しても人類が有害微生物に悩まされる状況はあまり変わっていません。 とりわけ食品では、その安全性が声高に叫ばれる昨今、微生物学的な安全性をどう確保するのか、その製造や流通に係る方々にとって頭を悩まされるところでしょう。
微生物の胞子、とくに細菌胞子には、好熱性で極めて高い耐性をもつもの、ボツリヌス中毒のような人命に関わるものがあり、また酸性pHの果汁飲料では、これまで制御標的であった酵母・カビ以外に、近年ではAlicyclobacillus属細菌も問題視されています。 これらは、加熱や薬剤処理に抵抗性があり、しばしば生残して食中毒や腐敗を引き起こします。 医療分野においても、細菌胞子は重篤な疾患につながる可能性があり、諸環境や工業材料、それに高松塚壁画で話題になった文化財の保存や家庭住環境などにおいては、真菌が汚染や劣化を誘起するケースが多く見られ、その胞子が問題になります。
これらの胞子の制御においては、常に問題発生に対する未然防止の努力を怠ることなく、日常検査・点検と環境の清浄化に努め、発生が確認されれば、迅速かつ適切な制御措置をとることが重要です。 これを確実に実行するには、それらの所作の意味を理解し、把握する必要がありますが、そのためには相手を知ることが肝要です。 胞子の生きざまや抵抗性の秘密を理解すれば、これをどう防止し、どんな方法でどのように制御すればよいか、かなりの程度まで論理的に考えることができます。
微生物胞子に関する専門書としては、わが国では、蜂須賀らによる『芽胞』と『耐久型細胞』やその後に出版された『芽胞学』がありますが、実験書である『スポア実験マニュアル』を除き、すでに20年以上もの間まとまったものが出版されていません。 また、海外においても、国際会議集・シンポジウム集を除けば、1969年発刊の『The Bacterial Spore』、1982年刊行の『The Destruction of Bacteria Spores』以外には、系統的な内容の成書の出版は見当たりません。
このたび、出版が企画された本書は、微生物胞子に関する基礎的知見とともに、その制御の応用についての情報をまとめようとするものです。 そして、消費者に安全な製品を提供する使命をお持ちの食品やその製造現場の技術者、品質管理の担当者、また医療衛生、環境衛生に携わる方々に、まず微生物の胞子とはどのようなものか、最近の成果を含めた基礎知識について理解を深めていただくこと、そして、さまざまな応用分野で展開されているその制御のありようを紹介してそれらの対策についての情報を共有していただくこと、さらに、それらの相互のコミュニケーションをもとに総合的な視点から胞子対策をお考えいただくこと、を目的として編集いたしました。
微生物胞子はしばしば英名を転用してスポアとも呼ばれますが、これには細菌胞子と真菌胞子とがあります。 また前者は、とくに医学細菌学分野において芽胞(あるいは細菌芽胞)とも称されますが、本書での呼称は、書名を微生物胞子とした関係で、細菌胞子に統一することといたしました。 一方の真菌胞子には、カビ胞子と酵母胞子が含まれ、一般に微生物制御上問題となるのは前者ですが、ここでは双方を包含する場合に真菌胞子とし、カビに特定した場合にカビ胞子といたしました。
本書が読者や関係各位にとってよりよい参考書となるよう願っております。
2011年2月 編集委員 渡部一仁
土戸哲明
坂上吉一
書評:日本食品微生物学会雑誌 vol.28 No.3(H23.9.30発行)
我々の身の回りには様々な微生物が存在しており、その中には我々にとって役に立つもの、あるいは有害なものがある。有害微生物には人類は長年悩まされており、とりわけ現代社会の食品や医療の衛生においては、その製造や流通における安全性確保が課題となっている。
 微生物の中でも、本書はタイトルが示すように微生物胞子に特化した内容である。微生物胞子はしばしば英名を転用してスポアとも呼ばれ、大別すると細菌胞子と真菌胞子とがあり、 細菌胞子は芽胞(あるいは細菌芽胞)とも称されるが、本書での呼称は、書名を微生物胞子とした関係で細菌胞子に統一している。
一般に加熱や薬剤処理に強い抵抗性を持つ胞子を制御するには、問題の未然防止のための日常検査・点検と環境の清浄化に努め、発生が確認されれば、迅速かつ適切な制御措置をとることが重要である。胞子の性質や抵抗性を理解することができれば、どのような方法でどのように制御すればよいか、対策を考えることができるであろう。
 微生物胞子に特化した成書は、わが国にとどまらず海外においても、近年刊行されていない。本書は各専門分野における研究や技術の現状を、わが国の微生物胞子に携わる第一線の研究者、技術者44名により執筆され、まとめた一冊である。
 以下のような構成になっている。
第1部 微生物胞子の基礎
 第1章 細菌胞子の生態
 第2章 細菌胞子の生理
 第3章 細菌胞子の耐性とその評価・予測
 第4章 胞子形成細菌の毒素
 第5章 胞子形成細菌の分離・同定
 第6章 カビ・酵母胞子の基礎
第2部 微生物胞子の制御と対策
 第1章 液状食品
 第2章 固形食品
 第3章 医療環境
 第4章 製造環境
 第5章 住環境
 第6章 文化財
 第7章 バイオテロ

 第1部では、微生物胞子とはどのようなものなのか、最近の成果を含めた基礎知識を解説している。
 そして本書の副題のとおり、制御と対策に力を入れており、第2部では、食品、医療や諸環境において展開されている微生物胞子の制御方法を紹介している。
 食品に関する内容を紹介すると、第1章では、(以下、各節を記載)飲用乳、清涼飲料、果汁飲料、缶飲料、調味料(めんつゆ)について、第2章では、缶詰・レトルト食品、食肉製品、生鮮野菜・果実、果実製品、酪農製品について、第4章ではオゾンによる食品製造ラインの滅菌について解説している。食品以外では、第3章から第7章において、院内感染、医療器具の滅菌、医薬品製造ラインの滅菌、浴室・台所・ランドリー、住空間、文化財、バイオテロに関する微生物胞子の知見や対策を解説している。食品以外の分野における知見も得られることにより、総合的な視点で胞子対策を考えることができるであろう。
 付属資料として、1.わが国における微生物胞子研究の流れ、 2.微生物胞子の主な学術書、3.微生物胞子の耐熱性データ集が収載されているのも、微生物胞子の知識を深め、研究を進めていくために大きな助けとなる。
食品の安全にとって重要な成書であり、微生物胞子を理解し、制御と対策が広まるためにも、本学会の会員の多くであろう食品やその製造現場の技術者、品質管理の担当者に参考にしていただきたい一冊である。また、医療衛生、環境衛生に携わる方々、学生、今後の制御や対策の研究の手引書としても価値がある成書である。
川本伸一(独立行政法人農研機構食品総合研究所)
新刊紹介:ファルマシア vol.47 No.11(H23.11.1発行)
"微生物胞子"? なじみのないタイトルにふと目がとまり手に取った本書。 実は、カビ・酵母などの真菌、セレウス菌・ボツリヌス菌などの芽胞(細胞胞子)を作る細菌についての決定版的にすごい参考書である。巻頭言でも、この分野では国内外を問わず20年以上ぶりの系統的な成書とうたっているだけのことはある。 油断するといつの間にかはびこっている憎きカビたちであるが、いらいらしつつも生物としての力に畏敬の念すら抱いてしまうこともある。彼ら(微生物胞子)は実に したたかでしぶとい。
本書では、その彼らを知り(第1部)、どう対処すべきか(第2部)について、状況に即して多面的に解説している。耐熱性細菌胞子や耐酸性カビの困った実態、 芽胞は作らないが、何と次亜塩素酸耐性大腸菌・乳酸菌などという恐ろしい面々も 出現している。それらに対抗する殺菌・滅菌技術の改良・進歩。 まさに終わりのない知恵比べである。
医療・食品分野など実務で関連している方には必携の書であろう。参考文献 や詳細なデータ・写真も豊富に掲載されている。分野外の読者でも読みどころ満載である。院内感染の恐ろしい事例、お風呂のカビの実態、バイオテロ、 文化財のカビ対策、等々。読み始めたら止まらない。変幻自在の微生物胞子たちの おどろおどろしい写真も満載である。ただし、こちらは個人的にはどうしても 好きになれないのだ。
深澤征義

■ 内容目次

第1部 微生物胞子の基礎

第1章 細菌胞子の生態

第1節 形態・構造<渡部 一仁/高松 宏治>

第2節 特異成分<渡部 一仁/高松 宏治>
  1. コートタンパク質
  2. ジピコリン酸(DPA)
  3. 低分子量酸可溶性胞子タンパク質
  4. プロテオーム研究による胞子タンパク質の解析

第2章 細菌胞子の生理

第1節 枯草菌の全遺伝子データベース<高松 宏治>
  1. ゲノムプロジェクトとゲノムデータベース
  2. ポストゲノム解析とゲノムデータベース
  3. 胞子形成細菌のゲノムデータベース
  4. ゲノムデータベースの細菌胞子研究への影響
第2節 胞子形成<高松 宏治>
  1. 胞子形成細菌と胞子形成遺伝子の概要
  2. 栄養増殖の停止と胞子形成の開始
  3. 不等分裂
  4. エンガルフメント
  5. コルテックス形成
  6. スポアコート形成
  7. 胞子内部の不活性化
  8. 母細胞の溶解
第3節 発芽<森山 龍一>
  1. 発芽酵素としてのコルテックス分解酵素
    1.1 Bacillus属細菌胞子のコルテックス分解酵素
    1.2 Clostridium属細菌胞子のコルテックス分解酵素
    1.3 発芽時におけるコルテックス分解酵素の活性調節機構
    1.4 発芽特異的コルテックス分解酵素の耐熱性
  2. 誘起物質の受容による発芽の始動(トリガー反応)
    2.1 Gerタンパク質ファミリー
    2.2 セリン/スレオニン残基に特異的なリン酸化酵素を介した発芽応答
    2.3 非生理的条件下における発芽応答
  3. おわりに〜コト(現象論)からモノ(物質論)へのパラダイム・シフト

第3章 細菌胞子の耐性とその評価・予測

第1節 熱耐性
(1) 耐熱性機構<坂元 仁/土戸 哲明>
  1. 胞子の熱死滅反応の特性
  2. 細菌胞子の耐熱性機構
    2.1 胞子コアの脱水
    2.2 DPA金属キレート
    2.3 低分子酸可溶性胞子タンパク質
    2.4 DNA修復能
    2.5 スポアコートタンパク質
    2.6 乾熱の作用機構
(2) 耐熱性試験と評価法<駒木 勝>
  1. 耐熱性の測定方法
    1.1 TDTチューブ法
  2. 培地中における簡易耐熱性
    2.1 供試培地
    2.2 加熱条件
    2.3 発育の判定
  3. M/15リン酸緩衝液中における耐熱性
    3.1 基礎耐熱性
    3.2 生胞子数を測定する方法
  4. 食品中における耐熱性試験
    4.1 MPNエンドポイント法によるD値
第2節 薬剤耐性<高麗 寛紀>
  1. 細菌胞子に効果を示す薬剤
    1.1 過酸化水素
    1.2 過酢酸
    1.3 エチレンオキサイド
    1.4 プロピレンオキサイド
    1.5 グルタルアルデヒド
    1.6 二酸化塩素
    1.7 オゾン
  2. 細菌胞子に効果を示す新しい薬剤
  3. ジェミニ型第四アンモニウム塩の栄養型と胞子に対する抗菌特性と殺菌機構
第3節 放射線耐性<古田 雅一>
  1. 放射線とその特性
  2. 紫外線抵抗性
  3. 電離放射線抵抗性
第4節 高圧耐性<古川 壮一/渡邉 泰祐>
  1. 高静水圧処理
    1.1 細菌胞子の耐性
    1.2 発芽誘導
    1.3 発芽活性化
  2. 高圧二酸化炭素処理
    2.1 細菌胞子の耐性
    2.2 発芽誘導
  3. 高静水圧処理および高圧二酸化炭素処理の将来性と課題
第5節 併用処理に対する耐性<土戸 哲明>
  1. 併用処理の概念
  2. 加熱と薬剤との併用
  3. 放射線・紫外線・超音波の加熱・薬剤との併用
  4. 超高圧の加熱あるいはその他の処理との併用
  5. その他の組合せによる併用
第6節 死滅予測モデリング<藤川 浩>
  1. 加熱死滅のモデル化
    1.1 殺菌工学モデルと化学反応モデル
    1.2 環境要因モデル
    1.3 複合死滅モデル
    1.4 経験論モデル
    1.5 変動温度における死滅予測
  2. 化学物質による死滅,増殖阻害のモデル化
    2.1 殺菌
    2.2 増殖阻害
  3. 放射線照射による死滅のモデル化
    3.1 基本モデル
    3.2 非線形モデル
  4. 死滅予測モデルの応用

第4章 胞子形成細菌の毒素

第1節 好気性細菌―セレウス菌を中心に<河合 高生>
  1. 嘔吐毒(セレウリド)
    1.1 セレウス菌嘔吐型食中毒
    1.2 セレウリドの構造と性状
    1.3 セレウリドの産生性
    1.4 セレウリド検出法
  2. 下痢原性毒素
    2.1 セレウス菌下痢型食中毒
    2.2 下痢原性毒素
    2.3 Hemolysin BL(HBL)
    2.4 Non-hemolytic enterotoxin(Nhe)
    2.5 Cytotoxin K(CytK)
    2.6 HBL,NheおよびCytKの検出法
  3. その他の毒素
第2節 嫌気性細菌<櫻井 純/永浜 政博/小田 真隆>
  1. ウエルシュ菌
    1.1 α毒素
    1.2 β毒素
    1.3 ε毒素
    1.4 ι毒素
    1.5 エンテロトキシン
    1.6 パーフリンゴリジンO
  2. ボツリヌス菌(Clostridium botulinum
    2.1 ボツリヌス毒素
    2.2 C2毒素
    2.3 C3酵素
  3. 破傷風菌(Clostridium tetani
    3.1 破傷風毒素
    3.2 テタノリジン
  4. ディフィシル菌(Clostridium difficile
    4.1 ディフィシル菌トキシンAとB
  5. セプチカム菌(Clostridium septicum)
    5.1 α毒素

第5章 胞子形成細菌の分離・同定

第1節 Bacillus属菌を中心に<上田 成子>
  1. Bacillus
  2. 食品に分布するBacillus属細菌
  3. 食品衛生とBacillus属細菌
  4. Bacillus属細菌の一般的分離・同定法
    4.1 検体の調製
    4.2 菌数測定と菌株の分離
    4.3 Bacillus属細菌の同定
    4.4 Bacillus属細菌の16S rDNA細菌による遺伝学的同定
  5. Bacillus cereus胞子の分離・同定法
    5.1 B.cereus胞子の菌数測定および分離・同定法
    5.2 B.cereusの血清型別試験
    5.3 B.cereus食中毒関連毒素(下痢毒と嘔吐毒)の産生試験
    5.4 PCR 法による嘔吐毒合成遺伝子や下痢毒遺伝子の検出
第2節 Clostridium botulinum(ボツリヌス菌)を中心に<幸田 知子>
  1. ボツリヌス菌の分類
  2. ボツリヌス菌の分離・同定
    2.1 ボツリヌス菌の分離
    2.2 ボツリヌス菌の同定
  3. 胞子作製方法と胞子数の測定
    3.1 胞子作製培地
    3.2 胞子数の測定
第3節 その他のClostridium属菌を中心に<向本 雅郁>
  1. 検体の採取
  2. 分離方法
    2.1 培養法
    2.2 培地
  3. 同定法
    3.1 一般的特徴
    3.2 生化学的性状
    3.3 遺伝学的分類
  4. 代表的なClostridium属菌の分離・同定法
    4.1 Clostridium.perfringens(ウエルシュ菌)
    4.2 Clostridium.difficile(ディフィシル菌)
    4.3 Clostridium.tetani(破傷風菌)

第6章 カビ・酵母胞子の基礎

第1節 カビ胞子の生態と分布<高鳥 浩介>
  1. 自然界における生息環境と分布
  2. 自然界における発育
  3. 基質の利用
  4. 高分子炭素化合物
  5. 自然界における酸素の分布
  6. 水素イオン濃度
  7. 耐熱性微生物としてのカビ
  8. 好乾性微生物としてのカビ
  9. さまざまなカビ胞子
第2節 カビ胞子の形態・分類<矢口 貴志>
  1. カビの分類
  2. カビ胞子の形態と分類
    2.1 胞子
    2.2 有性胞子
    2.3 無性胞子
第3節 カビ胞子の生理と耐性<杉浦 義紹>
  1. カビ胞子の特徴
  2. カビ胞子の発芽過程
  3. カビ胞子の形成と誘導因子
  4. 耐熱性のカビ胞子の発芽と耐性
  5. カビ胞子内のシグナル伝達と発芽
  6. 自然環境におけるカビ胞子の発芽と耐性
  7. カビ胞子研究の展望
第4節 カビ毒<小西 良子/久城 真代>
  1. アフラトキシン
  2. オクラトキシン
  3. フモニシン
  4. パツリン
  5. トリコテセン系カビ毒
  6. 米のカビ毒
  7. その他のカビ毒
第5節 カビ胞子の分離・同定<杉田 隆>
  1. カビ胞子の分離
    1.1 定性分離培養
    1.2 定量分離培養
  2. カビ胞子の同定
    2.1 DNA塩基配列に基づく同定
第6節 酵母胞子の基礎<下田 親>
  1. 酵母という微生物
  2. 酵母のライフサイクルと胞子形成
    2.1 酵母のライフサイクル
    2.2 胞子形成誘導の遺伝的制御
    2.3 胞子形成誘導の環境要因
  3. 胞子形成・発芽のプロセス
    3.1 胞子形成過程の概略
    3.2 減数分裂
    3.3 胞子の形成と子嚢の完成
    3.4 胞子発芽の過程
  4. 前胞子膜形成の細胞生物学
    4.1 分裂酵母の前胞子膜形成
    4.2 出芽酵母の前胞子膜形成
  5. 耐久型の休眠細胞である酵母胞子
    5.1 胞子壁の構造と成分
    5.2 胞子の貯蔵糖
  6. 胞子形成の分子生物学
    6.1 胞子形成に必要な遺伝子の探索
    6.2 胞子形成に伴う遺伝子発現
    6.3 転写後の遺伝子発現調節
  7. 酵母胞子の進化的な意義

第2部 微生物胞子の制御と対策

第1章 液状食品

第1節 飲料乳<八重島 高司/岩附 慧二>
  1. 飲用乳とは
  2. 飲用乳の製造工程
  3. 飲用乳の微生物管理
    3.1 飲用乳の微生物規格
    3.2 原材料の品質
    3.3 殺菌(減少,除菌)工程
    3.4 増殖と制御
    3.5 工程での二次汚染と制御
  4. 製品におけるBacillus属の存在
    4.1 流通製品におけるBacillus
    4.2 設備機器問題と対策
  5. 微生物特有の不確実性,変動制への対応―リスク評価の一般的な特徴(Food safety risk analysis WHO2006より)
第2節 清涼飲料<中西 弘一>
  1. 清涼飲料の製品カテゴリー区分と殺菌管理指標菌
  2. 殺菌管理指標菌となる胞子形成細菌の性状と種類
  3. 静菌性乳化剤添加による加温販売製品の好熱性細菌の制御
  4. 耐熱性カビと容器充填法
第3節 果汁飲料
(1) 汚染微生物とその検査法<後藤 慶一>
  1. 変敗微生物
    1.1 細菌
    1.2 真菌
  2. 検査法
    2.1 細菌
    2.2 真菌
(2) 原料および工程制御<小林 昌生>
  1. 果汁飲料とは
  2. 殺菌対象菌
  3. 原料
  4. 工程制御
    4.1 内容物殺菌
    4.2 後殺菌
第4節 缶飲料<岩井 和也>
  1. 清涼飲料の殺菌基準(食品衛生法)
  2. 缶飲料の危害微生物
  3. 缶飲料の製造方法と微生物制御
    3.1 原料と処方
    3.2 調合と送液ライン
    3.3 巻締と殺菌
    3.4 冷却と製品検査
  4. 工場環境の衛生管理
    4.1 空中浮遊菌検査
    4.2 ふき取り検査
第5節 調味料(めんつゆ)<今井 廣敬>
  1. 特性・成分
  2. 原材料
  3. 製造工程
  4. 細菌胞子の制御
    4.1 ボツリヌス菌の制御
    4.2 Bacillus属細菌胞子の制御

第2章 固形食品

第1節 缶詰・レトルト食品<駒木 勝>
  1. 製造方法
  2. 加熱殺菌の対象となる微生物胞子
    2.1 pHによる食品の分類と細菌胞子
    2.2 細菌胞子を対象とした加熱殺菌条件の検討
  3. 容器包装詰加圧加熱殺菌食品の規格基準
  4. 原材料の耐熱性細菌胞子数の基準と製造ラインの管理の重要性
    4.1 原材料の耐熱性細菌胞子数の推奨値と変敗事例
    4.2 製造ラインの汚染調査の実例
第2節 食肉製品<竹下 和子>
  1. 食肉製品の分類と製法
    1.1 食肉製品の分類
    1.2 食肉製品の製造方法と製造環境
  2. 食肉製品で危害となる微生物胞子
    2.1 原料食肉,副原材料の細菌胞子汚染
    2.2 製品の細菌胞子汚染
    2.3 食肉製品での細菌胞子による危害
  3. 食肉製品の細菌胞子汚染汚染に係わる法規制
  4. 食肉製品製造での細菌胞子制御のポイント
    4.1 原材料における細菌胞子汚染の排除
    4.2 加熱食肉製品
    4.3 特定加熱食肉製品
    4.4 非加熱食肉製品・乾燥食肉製品
第3節 生鮮野菜・果実、果実製品
(1) 生鮮野菜・果実<草刈 眞一>
  1. 青果物の微生物汚染
    1.1 衛生微生物による汚染
    1.2 植物常在菌による汚染
  2. 微生物による収穫物汚染の防止対策
    2.1 化学防除の現状(収穫後および貯蔵病害対応)
    2.2 栽培圃場における防除
    2.3 収穫物に対する殺菌処理
  3. 総合防除
(2) 果実製品<枳穀 豊>
  1. 果実加工品
    1.1 加熱加工品
    1.2 Aw調整品
  2. 対象微生物とその制御
    2.1 加熱加工品
    2.2 Aw調整品
    2.3 その他の制御方法
第4節 酪農製品<石井 哲>
  1. Clostridium属細菌の酪酸発酵によるナチュラルチーズの品質劣化
    1.1 酪酸発酵とナチュラルチーズの後期ガス膨張
    1.2 C.tyrobutyricumによる酪酸発酵
  2. C.tyrobutyricum胞子数の測定法
    2.1 培養法によるC.tyrobutyricum胞子数の測定
    2.2 ナチュラルチーズからのC.tyrobutyricum胞子数の計数例
  3. C.tyrobutyricumによる酪酸発酵の防止対策
    3.1 C.tyrobutyricum胞子の物理的除去
    3.2 C.tyrobutyricum胞子の発芽と増殖の抑制

第3章 医療環境

第1節 院内感染<尾家 重治>
  1. 事例A:経管栄養剤の投与バッグの細菌汚染が原因の院内感染
  2. 事例B:細菌汚染を受けた消毒綿で輸液の刺入部を"消毒"したために生じた院内感染
  3. 事例C:分割使用した脂肪乳剤の細菌汚染が原因の院内感染
  4. 事例D:分割使用したブドウ糖注射液の細菌汚染が原因の院内感染
  5. 事例E:使用済み注射筒で局所麻酔薬を分割使用したことによるB型肝炎の感染
  6. 事例F:分割使用した吸入液の細菌汚染が原因の院内感染
  7. 事例G:清拭タオルやシーツなどのリネン汚染が原因の院内感染
  8. 事例H:環境汚染が原因の院内感染
第2節 医療器具の滅菌<中本 尚賛>
  1. 医療機器の滅菌バリデーションの位置づけ
  2. 滅菌バリデーションの構成
    2.1 品質マネジメントシステム要素
    2.2 滅菌剤の特性
    2.3 滅菌バリデーションの進め方
  3. 日常の滅菌工程管理
    3.1 滅菌作業記録表
    3.2 滅菌工程記録チャート

第4章 製造環境

第1節 オゾンによる食品製造ラインの滅菌<内藤 茂三>
  1. オゾンによる工場殺菌のメリット
  2. オゾンガスによる殺菌とオゾン水による殺菌
  3. 食品製造ラインの耐熱性芽胞菌の汚染とオゾン殺菌
  4. 食品製造ラインのオゾン殺菌システムの実際
第2節 医薬品製造ラインの滅菌<坂上 吉一>
  1. 各種滅菌法の概略
  2. 各種滅菌法
    2.1 乾熱滅菌法
    2.2 高圧蒸気滅菌法
    2.3 放射線滅菌法
    2.4 高周波法
    2.5 過酸化水素低温ガスプラズマ滅菌法
    2.6 酸化エチレンガス(EOG)滅菌法
    2.7 ろ過滅菌法
    2.8 オゾン滅菌(殺菌)法
  3. 医薬品工場での滅菌事例
    3.1 注入アンプルのマイクロ波による連続滅菌事例
    3.2 無菌医薬品の製造に対応した新しい電子線照射システムの事例
    3.3 パルスドキセノン滅菌装置の事例
    3.4 過酢酸と過酸化水素との混合ガスによる医薬品製造ゾーン内の滅菌効果の事例

第5章 住環境

第1節 浴室・台所・ランドリー<濱田 信夫>
  1. 衛生面の現状
  2. カビ汚染の調査法
  3. 浴室のカビ汚染の実態と変化
  4. カビ相の実態と変化
  5. 洗剤の影響
  6. 温度の影響
  7. 浴室構造や素材の変化
  8. シリコンへのカビ汚染
  9. 使用法の影響の変化
  10. 設備の変化とその影響
第2節 住空間<柳 宇>
  1. 住環境中微生物胞子濃度の構成機構
    1.1 自然換気の場合
    1.2 室内における空気清浄機による浄化の場合
    1.3 空調システムによる浄化の場合
  2. 各種住環境内微生物胞子の濃度
    2.1 住宅
    2.2 オフィス
    2.3 病院
    2.4 医薬品・化粧品工場
  3. 浮遊菌胞子の制御方法
    3.1 住宅の場合
    3.2 空調システムを有する建築物の場合
第6章 文化財<木川 りか>
  1. 文化財の微生物被害の要因
    1.1 文化財の置かれる環境
    1.2 文化財の材質
  2. 文化財を加害する微生物種
    2.1 屋外環境で主要にみられる微生物
    2.2 屋内環境で主要にみられる微生物
  3. 文化財の微生物対策
    3.1 文化財の微生物対策の特殊性
    3.2 対策の基本的な考え方
    3.3 博物館など屋内環境におけるカビの対策
    3.4 屋外における微生物被害への対策
第7章 バイオテロ<瀬戸 康雄>
  1. バイオテロと歴史
    1.1 バイオテロと生物剤
    1.2 生物兵器による被害の歴史
  2. バイオテロ対処
  3. 生物剤のラボ分析
    3.1 生物毒素のラボ検査
    3.2 微生物のラボ分析
  4. 生物剤の現場検知
    4.1 現場検知のコンセプト
    4.2 現場検知技術の現状
    4.3 胞子の現場検知の問題点と対策
  5. 生物剤の除染
    5.1 除染のコンセプト
    5.2 現場除染の現状
   □ 付属資料
  1. わが国における微生物胞子研究の流れ<渡部 一仁>
  2. 微生物胞子の主な学術書<渡部 一仁>
  3. 微生物胞子の耐熱性データ集<土戸 哲明>

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■ 執筆者一覧(敬称略、肩書等は発刊時のものです)   
■ 編集委員
渡部 一仁
摂南大学 薬学部 教授
土戸 哲明
関西大学 化学生命工学部 教授
坂上 吉一
近畿大学 農学部 環境管理学科 教授
 
■ 執筆者(執筆順)
土戸 哲明
関西大学 化学生命工学部 教授
渡部 一仁
摂南大学 薬学部 教授
高松 宏治
摂南大学 薬学部 微生物学研究室 准教授
森山 龍一
中部大学 応用生物学部 食品栄養科学科 教授
坂元 仁
関西大学 化学生命工学部 特任教授
駒木 勝
(社)日本缶詰協会 常務理事 研究所長
高麗 寛紀
徳島大学 名誉教授/徳島大学 産学官連携推進部チーフコーディネーター
古田 雅一
大阪府立大学 地域連携推進機構 放射線研究センター 教授
古川 壮一
日本大学 生物資源科学部 食品生命学科 専任講師
渡邉 泰祐
琉球大学 農学部 亜熱帯生物資源学科 助教
藤川 浩
東京農工大学 農学部 教授
河合 高生
大阪府立公衆衛生研究所 感染症部細菌課 主任研究員
櫻井 純
徳島文理大学 名誉教授/徳島大学 薬学部 客員教授
永浜 政博
徳島文理大学 薬学部 教授
小田 真隆
徳島文理大学 薬学部 講師
上田 成子
女子栄養大学 衛生学教室 教授
幸田 知子
大阪府立大学 生命環境科学研究科 助教
向本 雅郁
大阪府立大学大学院 生命環境科学研究科 准教授
高鳥 浩介
NPO法人カビ相談センター 理事長
矢口 貴志
千葉大学 真菌医学研究センター 准教授
杉浦 義紹
神戸市環境保健研究所 食品化学部 副部長
小西 良子
国立医薬品食品衛生研究所 衛生微生物部 部長
久城 真代
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所 食品安全研究領域 主任研究員
杉田 隆
明治薬科大学 微生物学研究室 准教授
下田 親
大阪市立大学 名誉教授/大阪市立大学大学院 理学研究科 特任教授
八重島 高司
日本製乳(株)代表取締役社長
岩附 慧二
森永乳業(株)取締役常務執行役員 食品基盤研究所 所長
中西 弘一
キリンビバレッジ(株)コア技術研究所 ナノサーチ研究G代表
後藤 慶一
三井農林(株)食品総合研究所 品質技術研究室 室長
小林 昌生
カゴメ(株)品質環境部 品質保証グループ課長
岩井 和也
UCC上島珈琲(株)R&Dセンター 係長
今井 廣敬
キッコーマン(株)研究開発本部 環境・安全分析センター
竹下 和子
プリマハム(株)基礎研究所 第2課長
草刈 眞一
大阪府環境農林水産総合研究所 企画調整部 主任研究員
枳穀 豊
アヲハタ(株)技術本部 フルーツ加工研究センター長
石井 哲
雪印メグミルク(株)品質保証部 食品衛生研究所 主席研究員
尾家 重治
山口大学 医学部附属病院 薬剤部 准教授
中本 尚賛
ジャパンガス(株)生産技術部 生産技術課 部長代行
内藤 茂三
食品・微生物研究所 所長
坂上 吉一
近畿大学 農学部 環境管理学科 教授
濱田 信夫
大阪市立環境科学研究所 研究副主幹
柳 宇
工学院大学 建築学部 教授
木川 りか
(独)国立文化財機構 東京文化財研究所 保存修復科学センター 生物科学研究室長
瀬戸 康雄
警察庁 科学警察研究所 法科学第3部 部付主任研究官

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