図書案内 | セミナー案内 | オンデマンド版 | 食品産業戦略研究所 | お問い合せ | メールマガジン | 会社案内 | Home |
オンデマンド出版(POD)
●水のリスクマネジメント実務指針
■ 主要構成
最近の水道水源などの水域環境の汚染により、飲料水など水の安全性が問われている。 その対応策として、厚生省では35年ぶりに水道法を改正し、初めて毒性を考慮したリスクアセスメントを行い水質基準を設定した。 また、環境庁は水道水源保全のための特別措置法で、排水などの有機物質汚染をトリハロメタン生成能で評価しリスク管理をする手法を導入し対策に着手した。 さらに現在、WHOでは飲料水のガイドラインの見直しを実施しており、リスクアセスメントによる安全性評価手法とその成果は、今後他の水分野に確実に波及することが予測される。
安全な水への希求は時を追って高まるばかりであり、警鐘を鳴らす出版物は数多い。 しかし、上水、河川・湖沼水、プール・温泉水、下水・排水など水全般を網羅し、それぞれのリスクの実態、リスク評価の考え方と手法、対策技術を総合的かつ実務的な視点でまとめた図書は皆無に等しい。
上記の問題意識にもとづき、本書は水に関わる広範な産業界の実務担当者を主たる読者対象として、最新の国際動向と、現在まさに台頭しつつある安全性評価手法および新しい対策技術を柱に、今後この分野の専門家に必須となるリスク管理の最新知見と実務指針の提供を目指し企画・発刊するものである。 このため本書は、飲料水(上水、ボトルドウォーターなど)、生活用水(給湯水、浴用水)、地下水、河川・湖沼水・下水・排水ごとに、(1)リスクの実態、(2)リスク評価の考え方と手法、(3)リスク対策技術の3点を共通項目として、統一的な編集形態をとっている。 リスクの対象は有機化学物質、無機化学物質、トキシン、微生物、原虫およびウイルスである。 まず「リスクの実態」では、水ごとにリスクの恐れのある物質の最新の汚染状況をデータを含め詳細に明らかにする。 次に「リスク評価の考え方と手法」は、対象物質の毒性データをもとに、安全性を考慮した現行のリスクの評価手法を整理し解説するとともに、今後のリスク評価法のあり方について記述する。 最後に「リスク対策技術」については、水ごとにリスク低減化のための最新の処理技術および管理手法に関し、具体的な事例を数多く示しながら紹介する。 これらを通して、本書はあらゆる水の安全性についてのリスクマネジメントの実務ハンドブックを目指すものである。
第1章 水道水のリスクの実態
第1節 有機物質
第3節 生物
第2章 水道水のリスク評価の考え方とその手法
第3章 水道水のリスク対策技術
第1章 地下水のリスクの実態
第2章 地下水のリスク評価の考え方と手法
第1節 地下水のリスク評価と法規制
第3章 地下水のリスク対策技術
第1節 揮発性有機塩素化合物等の有機物質の処理技術
第2節 砒素等の重金属、硝酸イオン等の無機物質の処理
第1章 河川・湖沼のリスクの実態
第1節 有機物質
第2節 無機物質
第3節 生 物
第2章 河川・湖沼のリスク評価の考え方と手法
第2節 有機物質
第3章 河川・湖沼のリスク対策技術
第1節 河川の直接浄化
第2節 湖沼の直接浄化
第3章 プール水・温泉水のリスク対策技術
第1章 下水・排水のリスクの実態
第2章 下水・排水のリスク評価の考え方と手法
第3章 下水・排水のリスク対策技術
附属資料
水関連衛生基準一覧<土屋 悦輝>■ 編集委員 | |
土屋 悦輝 | 東京都立衛生研究所 参事研究員 |
中室 克彦 | 摂南大学 薬学部環境衛生学研究室 教授 |
酒井 康行 | 東京大学 生産技術研究所 助手 |
■ 執筆者 | |
眞柄 泰基 | 北海道大学大学院 工学研究科都市環境工学専攻 教授 |
安藤 正典 | 厚生省 国立医薬品食品衛生研究所 環境衛生化学部
部長 |
金子 光美 | 摂南大学 工学部経営工学科 教授 |
土屋 悦輝 | 東京都立衛生研究所 参事研究員 |
中室 克彦 | 摂南大学 薬学部環境衛生学研究室 教授 |
森 康明 | 神奈川県衛生研究所 生活環境部環境化学科 専門研究員 |
中川 順一 | 東京都立衛生研究所 環境保健部水質研究科
主任研究員 |
保坂 三継 | 東京都立衛生研究所 環境保健部水質研究科
主任研究員 |
平田 強 | 麻布大学 環境保健学部 学部長 |
矢野 一好 | 東京都立衛生研究所 環境保健部水質研究科
主任研究員 |
西村 哲治 | 厚生省 国立医薬品食品衛生研究所 環境衛生化学部
室長 |
神野 透人 | 厚生省 国立医薬品食品衛生研究所 環境衛生化学部
主任研究官 |
田中 宏明 | 建設省 土木研究所 下水道部水質研究室 室長 |
馬場 研二 | (株)日立製作所 研究開発推進本部 主任技師 |
梶野 勝司 | 大阪市水道局 技術開発担当部長 |
服部 和夫 | 大阪府水道部 水質管理センター 主幹 |
国包 章一 | 厚生省 国立公衆衛生院 水道工学部 部長 |
神子 直之 | 茨城大学 工学部都市システム工学科 助教授 |
佐々木 隆 | 阪神水道企業団 建設部 設計課長 |
大橋 則雄 | 東京都立衛生研究所 多摩支所 理化学研究科 |
古畑 勝則 | 麻布大学 環境保健学部微生物学研究室 講師 |
田瀬 則雄 | 筑波大学 地球科学系 教授 |
平田 健正 | 和歌山大学 システム工学部 環境システム学科 教授 |
中島 宣雅 | 環境庁 水道保全局 企画課地下水地盤環境室
地下水質保全係長 |
稲森 悠平 | 環境庁 国立環境研究所 地域環境研究グループ
総合研究官 |
藤本 尚志 | 東京農業大学 応用生物科学部 醸造科学科 助手 |
細見 正明 | 東京農工大学 工学部 教授 |
西村 実 | (株)日本総合研究所
事業企画部産業イレキュベーションセンター 主任研究員 |
福島 実 | 大阪市立環境科学研究所 生活衛生課 研究主任 |
剣持 堅志 | 岡山県環境保健センター 環境科学部水質科学科
専門研究員 |
彼谷 邦光 | 環境庁 国立環境研究所 化学毒性研究室 室長 |
及川 紀久雄 |
新潟薬科大学 環境化学教室 助教授 |
富坂 隆史 | 環境庁 水質保全局 水質管理課 環境基準係長 |
森田 昌敏 | 環境庁 国立環境研究所 地域環境研究グループ
統括研究官 |
畠山 成久 | 環境庁 国立環境研究所 地域環境研究グループ
総合研究官 |
福嶋 悟 | 横浜市環境科学研究所 水質部門 主任研究員 |
川本 克也 | 関東学院大学 工学部建設設備工学科 教授 |
崎村 誠三 | ティビーアール(株)取締役 環境事業部長 |
橋本 敦 | ティビーアール(株)環境事業部 研究開発員 |
酒井 信行 | 建設省 近畿地方建設局大 和川工事事務所
河川環境課長 |
南後 和寛 | 建設省 近畿地方建設局 河川部河川管理課
維持修繕係長 |
高村 弘人 | 建設省 近畿地方建設局 河川部河川計画課 |
都築 浩一 | (株)日立製作所 機械研究所
環境機器開発プロジェクト 主任研究員 |
中里 広幸 | (株)トップエコロジー 取締役 研究開発担当 |
津野 洋 | 京都大学 工学部 附属環境質制御研究センター 教授 |
甘露寺 泰雄 | (財)中央温泉研究所 理事・所長 |
相沢 貴子 | 厚生省 国立公衆衛生院 水道工学部 水質管理室長 |
山西 健之 | セン特殊光源(株)営業技術 |
岡田 実 | 三菱レイヨン・エンジニアリング(株)技術部 担当部長 |
市川 龍 | 雨水利用を進める全国市民の会 幹事 |
田中 和博 | 日本大学 理工学部土木工学科 教授 |
河村 清史 | 厚生省 国立公衆衛生院 廃棄物工学部
廃棄物計画室長 |
高松 良江 | 筑波大学大学院 農学研究科 |
中杉 修身 | 環境庁 国立環境研究所 化学環境部 部長 |
桜井 健郎 | 環境庁 国立環境研究所 地域環境研究グループ |
尾崎 正明 | 建設省 土木研究所 下水道部汚泥研究室 室長 |
山本 泰弘 | 筑波大学大学院 バイオシステム研究科 |
山海 敏弘 | 建設省 建築研究所 主任研究員 |
鈴木 穣 | 建設省 土木研究所 下水道部三次処理研究室 室長 |
藤江 幸一 | 豊橋技術科学大学 エコロジー工学系 教授 |
胡 洪営 | 豊橋技術科学大学 エコロジー工学系 助教 |
図書案内 | セミナー案内 | 食品産業戦略研究所 | オンデマンド版 | メールマガジン | お問い合わせ | 会社案内 | Home |